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千葉県にある茂原ツインサーキットで開催された、ジムニースーパーラップの様子をお届け! 今回は、ジムニー専門店”Reverse Gear (リバースギア)”のデモカーであるLJ20をご紹介します!大人気JB64型のご先祖様に当たるLJ20は、現在の視点から見るとどのようなクルマに映るのでしょうか。

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LJ20ってどんなジムニー?
ジムニーの、初代・2代目といった区別の中には「第1期/第2期」といった細かい区別が存在する、バリエーション豊かなクルマです。
今回紹介するLJ20は初代の第2期にあたり、エンジンを空冷から水冷に変更されている点が第1期であるLJ10との大きな違いとなります。
デザイン上の特徴は、フロントグリルの穴の形状が、LJ10系の横スリット型から、現在のジムニーのアイデンティティともいえる縦スリット型に変更されたこと。
水冷となって快適な温水式ヒーターを得たこととや、耐候性・安全性に優れるバンモデルLJ20V が追加されたことも相まって、雪国や寒冷地を中心に販売台数を伸ばしました。
エンジンが水冷化されたことで中低速時のトルクがアップし、35°という驚きの登坂性能を獲得。
過酷なオフロードレース「メキシカン1000」で、並み居る海外勢を相手に、34時間を無事故で完全走破し、そのタフさを世界に知らしめました。
2スト2発!シンプル&タフなジムニーの原点・LJ20

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今回紹介するLJ20は、千葉県柏市の柏ICよりクルマで1分の所にお店を構えるジムニー専門店、Reverse Gearのデモカーです。
ジムニー専門店ならではの豊富な知識を活かし、新車や中古車の販売からカスタム、整備まで、幅広く手がけるショップです。
取材協力:Reverse Gear (リバースギア)
https://www.reversegear2014.com/

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マットブラックのボディは全てチッピング塗装によるもので、道具感あふれる引き締まった印象となっています。
錆を防ぐだけでなく、強度に優れた塗装方法であるチッピング塗装のオールペンが、ここまで似合うのもジムニーならではといったところ。

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特徴的な補強用のリブは初代のオリジナル感あふれるデザインで、タフ&ラギッドな印象です。
現行モデルに受け継がれるディテールの数々
エクステリアの細部を見ていくと、現行のJB64型をオマージュしている点がいくつか見受けられました。
ジムニー好きにはたまらない、デザインディテールとなっています。

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ボンネット脇のスリットは、現在のJB64にもアイコンとして引き継がれています。

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JB64のスリットはダミーですが、初代を思わせるディテールが継承されているのは嬉しい点ではないでしょうか。

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Aピラーからルーフまでの、パネルの向きだし感も初代特有のディテールです。

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ギア感あふれるインテリア

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LJ20には一応「後部座席」が存在するのですが、それがこちら(笑)
大人が座って移動するには、少々無理のあるスペースです。

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ちなみに、向かい側はスペアタイヤ用のスペースとなっています。

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いかにもオフロード車といった雰囲気の運転席には、大径のステアリングや武骨なスイッチ類が並びます。

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また、速度計は120km/hまで刻まれていますが、実際の最高速度は90km/h程とのことでした。
水冷エンジンになったことでヒーターが使えるようになったのもLJ20からで、50年近く経過した今でも正常に動作するとの事です。
超コンパクトなエンジンルーム!

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今では考えられない程小さなエンジンルーム内には、L50型と呼ばれる360cc水冷2サイクル直列2気筒エンジンが収まっています。
リバースギアの高井さんによると、手で持ち上げられるほどの軽さというのだから驚きです!
その軽さも相まって回頭性は非常によく、パワステ無しでも快適に操作可能!

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こちらもコンパクトなサイズのキャブレターですが、意外にもSJ30当たりの年代から、ほとんど変わっていないとの事。

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LJ20になって、初めて取り付けられた薄型のラジエター。
ホースも、現代の視点で見るとかなり細く感じます。

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高井さんは「スターターモーターが無いところがかっこいい!」と一言!プロならではの視点です。
かなり大きなダイナモが、ひときわ目を引きます。

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今のジムニーと比べると、考えられない程細いプロペラシャフトです!

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当時のステッカーがしっかり残っているあたりにも、状態の良さが表れていて、2ストゆえに、アイドル回転数は1000と高めです。

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エアクリーナーの、「ろ紙式」の文字も印象的です。
まとめ

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プリミティブな魅力が、ぎっしりと詰まったLJ20型ジムニー。
決してパワーがある訳ではない2スト360ccエンジンですが、構造がシンプルなのでボンネットを開けるとすぐに動いている様子を確認できるのは、クルマ好きには嬉しいポイントです。
今回の動画はこちら!2ストエンジンの懐かしい音をお楽しみください。
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