もっとクルマと『対話して欲しい』『楽しんで欲しい』『あなたの可能性を信じて欲しい』をコンセプトに、昨年スタートしたTHE TRACK DAY 。その第2回目が『THE TRACK DAY in FUJI』として、11月26日の富士スピードウェイで開催されました。より一層内容を充実させて帰ってきたこのイベントに、Motorz編集部も参加!愛車を楽しみ尽くせるこのイベントの全貌をご紹介します。

 

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

昨年よりさらにパワーアップ! THE TRACK DAY in FUJI

 

©ChikaSakikawa

 

もっとクルマと『対話して欲しい』『楽しんで欲しい』『あなたの可能性を信じて欲しい』をコンセプトに、初心者から上級者まで参加可能な新しいスタイルの走行イベントとして昨年スタートした『THE TRACK DAY』。

第2回目の開催となった今回は、『経験者は初心者のお手本』となれるように!『初心者は良き経験者から学ぶ』ことで、クルマの新しいジェントルな楽しみ方を探してほしい!という主催者の願いが込められ、さらに内容を充実させたプログラムとなりました。

参加費 : 128,000円(税別)  ※同行者1名につき別途2,000円/人(ランチ付)

参加可能車両 :  国産2.5リッター以上の排気量車両か欧州車(メンテナンスされている車両)

タイムスケジュール

 

今年も、もちろん参加してきました

 

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

第2回目となる今回も、参加可能車両のレギュレーションは『国産2.5リッター以上の排気量車両か欧州車』という事でしたが、そこは主催者に特別に許可をもらって、私(先川)の愛車であるTOYOTA 86で参加することに。

許可をもらったと言っても、去年はマクラーレンやフェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーが勢ぞろいでかなり浮いていたな~と、ちょっぴり苦い思い出を思い返しながら現地入りすると、ずらりと並んだ86の姿が私の視界に飛び込んできます。

 

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

「今年は仲間がいっぱい!!」

その光景に、テンションを上げる私の姿に、

「これは同じ86でも86レーサーズだから、レーシングカーだよ。」

と、関係者から一蹴されます。

THE TRACK DAYでは、オプションでレンタルレーシングカーも利用できるので、86レーサーズとAudi A1、そして主催のingコーポレーションが所有するMAZDA NB Roadsterが用意されていたのです。

また、今回は海外からの参加者も多く、英語対応スタッフも常駐。

昨年とはまた違った、グローバルな雰囲気のハイレベルなイベントになっていました。

 

今年も豪華なインストラクター陣!

©️Ryota Sato

 

そんなTHE TRACK DAYの目玉の1つであるインストラクター陣は、現役のGTドライバーなど今年もかなり豪華な顔ぶれ。

日本のトップドライバーと言っても過言ではない、この4人のプロから直接ドライビングのアドバイスをもらう事ができるのです。

 

片岡龍也 選手 

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

細川慎弥 選手

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

番場琢 選手

©️Ryota Sato

 

久保凛太郎 選手

©️Ryota Sato

 

スキルアップに特化した、考え抜かれたプログラム

 

©️Ryota Sato

 

THE TRACK DAYでこだわっているのは、インストラクター陣の豪華さだけではありません。

もちろんイベントの内容も、参加者のドライビングテクニック向上を目指して考え抜かれた充実度。

まずはドライバーズブリーフィングでサーキット走行の注意点や、1日を通したメニューの説明などを受け、走行の準備に入ります。

また、会場には世界で活躍する荒聖治選手がゲストとしても登場し、イベントを盛り上げていました。

 

まずは、ショートコースでトレーニング

ブリーフィングが終わると、まずは2グループに分かれてのフルブレーキ・コーナリングトレーニングがスタート。

©ChikaSakikawa

 

最終コーナー手前からスタートし、そのままストレート区間をフル加速。

ブレーキ開始地点を示すパイロンを目安にフルブレーキングを行い、アドバイスをもらいます。

 

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

もちろん私も参加させてもらったのですが、フル加速からのフルブレーキングという経験はほぼ皆無。

「ブレーキが弱い!」

「加速しながらクルマがフラフラしてるから、ステアリングを固定して!」

「さっきより良くなったけど、まだ行ける!!」

と、アドバイスを受けながら、周回を重ねるごとに加速とブレーキの感覚を掴んでいく事に精いっぱいでしたが、それでも「ここまで踏んでも平気なんだ!!」という感覚がどんどん深くなっていくのが感じられました。

 

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

ブレーキングの次は、コーナリング。

15R(3コーナー)辺りのランオフエリアからスタートし、30R、74R、14R(B3コーナー)と連続する登りコーナーを走行していきます。

 

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

そして、全体が見渡せるよう、コースの一番高い部分にステージを設置したイントラチェック位置から参加者1人1人の走りがチェックされ、無線でアドバイスをもらえる仕組み。

ここでもサーキット初心者の私は、自分がコースのどこを走っているのか把握できずに大苦戦。

「もっと、アウトインアウトを意識して!」

「1つ目は良くなった!次は2つ目も意識して!」

など、複合コーナーを走行する難しさを知りました。

 

ランチは参加者・イントラ・主催者みんなで懇親会

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

ショートコースでのトレーニング終了後は、クリスタルルームで円卓を囲んでの豪華ランチ!

 

©ChikaSakikawa

 

インストラクターや主催者、参加者などこのイベントに集まった全メンバーが集結し、和気あいあいと親睦を深めます。

ここでは同じ趣味を持つ新しい仲間が増えるなど、ゆったりとした憩いの時間が流れていました。

 

午後は、遂にメインコースへ

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

ランチ終了後は、再度ブリーフィングを経て富士の本コースである、国際レーシングコースへ。

 

©ChikaSakikawa

 

富士スピードウェイ本コースのピットの中に自分の愛車が停まっているこの光景に、なんだかテンションが上がります。

 

©️Ryota Sato

 

そして約2時間の本コース走行がスタート!

無理に連続して周回しなくても、走行時間がタップリ用意されているのも、THE TRACK DAYの魅力の1つ。

コースでは参加者の皆さんが、自分のペースで存分にスポーツ走行を楽しむ姿が見られました。

そんな本コース走行の感想は、「楽しいけど・・・やっぱり怖い!!!」

ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカーやレーシングカーが気持ちよく走るコース上に、ほとんどノーマルの86で初心者の私が走るには、少し勇気と技術が足りなかったようです。(笑)

 

絶対体験して欲しい!!プロドライバーによる同乗走行

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

ここまででも、かなり濃厚なコンテンツが盛りだくさんのTHE TRACK DAYですが、参加するなら絶対体験して欲しいのがプロドライバーによる同乗走行。

こちらは、インストラクターが運転する自分の愛車の助手席に同乗できるというスペシャルな内容で、第1回目も用意されていたのですが、前回は希望者のみの予約制。

しかし、今回は参加者全員に時間が振り分けられていました。

ちなみに私の同乗走行を担当してくれたのは、久保凛太郎選手。

SUPER GTやドリフトの大会などにも参戦する、注目の若手ドライバーです。

そんな久保選手の手にかかれば、ヨロヨロと走っていた私の普通の86がレーシングカーのような動きに一変。

「私のクルマ、こんな走りができる子じゃないから~!!」と、最初は恐怖に叫びまくるも、コースをゼブラの上まで使いきりスキール音をあげながらコーナリングしたかと思いきや、リミッターギリギリまでアクセルを開けていく。

その光景に「レーシングドライバーって本当にスゴイんだ!!」と、当たり前の事を身をもって体感し、再確認しただけではなく自分の愛車の秘められたポテンシャルを知る事ができました。

©️Motorz Yusuke Enjoji

初心者がサーキットを自分の愛車で走る時に、何が一番不安なのか。

それは、自分のクルマのポテンシャルが分からない事だと思います。

ポテンシャルが分からないと、どこまでの操作が可能なのかその範囲が分からないから、いいアドバイスをもらっても攻め切れない。

その部分を走りのプロに見せてもらう事で、ここまでの走りができるんだとクルマへの信頼感が生まれ、一歩前に踏み出せる。

同乗走行はドライビングテクニック向上のために、機会があれば是非体験して頂きたい私一押しのコンテンツです。

 

まとめ

©️Motorz Yusuke Enjoji

 

初開催された昨年からさらにパワーアップして帰ってきたTHE TRACK DAYは、ドライビングスキルの向上を目指し、考え抜かれたトレーニングだけでなく、懇親会や協賛ブースなども年々充実度を増しています。

第3回も開催予定なので、気になった方は是非サイトをチェックしてみてくださいね。

THE TRACK DAY公式サイト↓↓

http://www.the-track-day.com/

 

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