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2010:ウイダー HSV-010

出典:http://www.honda.co.jp/
2010年!勝者はウィダーHSV-010!
ホンダがこの年NSXに変わって投入したマシンで、見事勝利を飾っています。
ドライバーは小暮卓史選手・ロイック・デュバル選手のコンビで、シーズン表彰台は1位が1回、2位が2回、3位が1回でした。

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最終戦では、ペトロナストムスSC430と熾烈なトップ争いを展開。
特に第2スティントの脇阪寿一選手vs小暮卓史選手の20周を超えるバトルに観客は釘付けになりました。
2位を守り抜いてもシリーズチャンピオンを獲得できるウィダーHSVでしたが、守りには入らず、攻めに攻め続けて獲得した2位とシリーズチャンピオンは、後に語られる伝説的なレースとなりました。
2011:S Road MOLA GT-R

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
2011年!Sロード モーラGT-R!
柳田真孝選手とロニー・クインタレッリ選手のペアで、シーズン表彰台は優勝が1回と2位がなんと4回!
全8戦中5回は表彰台に上っているという、驚異の安定感でシーズン制覇しています。

出典:http://supergt.net/
ロニー選手にとっては、この年がスーパーGTでのシリーズ初制覇。
GTファンの皆様ならご存知だと思いますが、この年からロニー選手とGT-Rの速さが勢いを増します。
ちなみに、この年からテレビ番組「SUPER GT+」が放映を開始しています。
2012:S Road REITO MOLA GT-R

出典:http://www.nissan-motorsports.com/
2012年!2連覇のSロード レイト モーラGT-R!
ドライバーは前年に引き続き柳田真孝選手とロニー・クインタレッリ選手のペア。
シリーズ表彰台は優勝が2回。2位が2回。3位が1回と、前年に引き続きシーズンの半分以上は表彰台に上っています。

出典:http://www.nissan-motorsports.com/
全戦を終えた時点で、シーズン2位のZENT CERUMO SC430、立川祐路選手・平手晃平選手と19ポイント差。
最終戦を待たずして2連覇確定という、圧倒的な差をつけて優勝したGT-Rの強さが光った1年でした。
2013:ZENT CERUMO SC430

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2013年はゼントセルモSC430!ドライバーは前年ランキング2位だった立川祐路選手・平手晃平選手ペア。
シーズン表彰台は優勝1回、2位が2回、3位が1回。
第2戦、3戦、4戦とノーポイントが続きましたが、終盤の3戦は全て表彰台を獲得して勝利を獲得しました。

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この年の最終戦は史上初となる8台のマシンにシリーズ制覇の可能性がある大混戦。
終盤にはKEIHIN HSV-010が2位につけ、優勝をすればシリーズタイトルも獲得可能。ZENT SC430は、HSVが2位にいる場合は3位がシリーズタイトルの条件。
ZENTはペースが上がらず、徐々に4位、5位に追い付かれ始めるも、なんとかポジションをキープし、KEIHINも優勝には届かなかったため、ZENTのシリーズタイトルが決定。昨年2位の雪辱を果たしました。
2014:MOTUL AUTECH GT-R

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
2014年!モチュールオーテックGT-R!
松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手のペアで、シーズン表彰台は優勝が2回と2位が2回。
2011年、12年と同じように安定感と速さが見られる1年でした。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
最終戦はポールポジションスタートで、そのまま独走。
2位以下は目まぐるしく順位が変わる展開になるも、目立ったトラブルはなくそのままシリーズを制覇しました。
なお、この年がHONDA NSX CONCEPT-GTとLEXUS RC Fのデビューイヤー。
ドライバーランキングは、NSXはウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTの山本尚貴選手の4位が最高位。
RCFは、KeePer TOM’S RC Fの伊藤大輔選手とアンドレア・カルダレッリ選手の2位が最高位でした。
2015:MOTUL AUTECH GT-R

出典:http://www.nissan-motorsports.com/
2015年!2連覇!モチュールオーテックGT-R!
ドライバーは、昨年に引き続き松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手のペア。
表彰台は優勝が2回、2位が1回。ノーポイントも1回とギリギリながら優勝争いに勝利しました。

出典:http://supergt.net/
最終戦では、予選Q1で敗退し、12位スタートだったモチュールGT-Rですが、決勝では驚異の追い上げを披露。
一時はトップまで登り詰めるも、残り11周のところでKeePer TOM’S RC F(平川亮選手、アンドレア・カルダレッリ選手コンビ)にオーバーテイクされ、2位へポジションダウン。
そのまま2位フィニッシュし、シリーズ2連覇となりました。
ロニー選手に関しては、自身4度目のドライバーズタイトル。これは本山哲選手、脇阪寿一選手、立川祐路選手の3回を抜いて、GT史上最多勝利数となっています。
2016:DENSO KOBELCO SARD RC F

出典:http://supergt.net/
2016年は、デンソーコベルコサードRCFがチャンピオン!
元F1ドライバーのヘイキ・コバライネン選手と、平手晃平選手のタッグで、見事チャンピオンを獲得しました。
最終戦に向けて、常に安定してポイントを取り、常にランキングトップ争いを繰り広げていたMOTUL GT-RやWAKO’S RC Fの影から第3戦(※)で一気に浮上!
※2016年は、第3戦が熊本地震により延期となり、最終戦もてぎラウンドの土曜日に決勝が開催されました。

出典:http://www.sard.co.jp/
そして迎えた最終戦、危なげない走りで見事に優勝。
最終戦を勝ってシリーズチャンピオンを決めるというドラマチックな勝利を手にします。
これは、GT開催初年度の1994年から参戦し続けたSARDとして、参戦23年目の悲願の初優勝でした。
まとめ

出典:https://gazoo.com/
11台まとめてご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?
まとめている最中に気になった共通点は、新車投入の年はシリーズを制覇しているということ。
しかし2014年のNSXとRCFで、その流れは絶たれました。
それ以外に見つかった驚きの点は、2009年のペトロナストムスSC430を除いて、全て「赤い」ということ。
ウィダーHSVとSロードGT-R、デンソーサードRCFに関しては少々こじつけ感もありますが、ワンポイントの赤はかなり主張していますし、この頃のARTAもかなり赤いです。
ということは…2017年の優勝争いは「ARTA NSX-GT」「DENSO KOBELCO SARD LC500」「ZENT CERUMO LC500」「 S Road CRAFTSPORTS GT-R」「MOTUL MUGEN NSX-GT」「 MOTUL AUTECH GT-R」の6台!?
2017年のスーパーGTで「赤」の活躍はあるのか?期待してしまいます!
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