スポーツカーを中心に、数々のエアロパーツを開発してきたチャージスピードから、WRXの魅力を大幅に高めるワイドボディキットがリリースされています。WRXといえばラリーやスーパーGTなどのレースシーンで活躍する車両なだけに、スポーティなカスタムが人気の主流。特にWRCマシンへの憧れが強いスバルフリークにとって、ホモロゲーションモデルを彷彿させるワイドフェンダー仕様には特別な思い入れがあるもの!そんなボディキットをご紹介します。
Photo&Text:Hidetoshi Kawashima
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ヤリ過ぎ感を与えない大人のワイドボディWRX
フロントバンパーはTYPE-1からTYPE-3まで3種類あり、装備可能なフォグランプの数が異なります。
バンパーの基本形状は各タイプ共通となっており、別体式のアンダー部分はカーボン製とFRP製を設定。
アンダー部分の形状は2種類あり、両サイドがフラットなのがAモデル。Bモデルは、両サイドが立ち上がった形状となっています。
今回取材させて頂いたデモカーに装着されているバンパーはTYPE-1Aで、ツインフォグ装備のリップ両端がフラットという仕様。
STIマークを固定する専用アダプターも用意されています。
スポーティなディフューザー形状を取り入れたリアバンパー。
こちらもTYPE-1からTYPE-3までの3種類が設定されており、ディテールの分割やダクトの有無でデザインが異なります。
ちなみに、取材車両に装着されていたのはTYPE-1。
フロント/リアのブリスターフェンダーは、チャージスピードの前後バンパーに追加するオプション的なエアロパーツ。
フロントフェンダー以外はリベット留めですが、デモカーはスムージング加工によって自然なボディラインに仕上がっています。
前後フェンダーの張り出し量は、片側で+30mm。デモカーはさらに+30mmのオーバーフェンダーも装備し、トータルで片側+60mmのワイド化を実現しています。
フロントワイドブリスターフェンダーは、純正のフェンダーと交換して装着するタイプ。バンパーとのボディラインは、専用のサイド部パーツを追加することで違和感のない仕上がりとなります。
後端側には排熱ダクトが設置されており、エンジンルームの熱を抜くことが可能なため、熱対策用のチューニングパーツとしても注目です。
専用オーバーフェンダーは、カーボン製とFRP製の2種類がラインナップされています。
サイドステップはTYPE-1からTYPE-3まで共通の設定。
ワイドボディキット専用で前後フェンダーアーチが張り出すディテールになっており、立体感のあるボトムラインをつくり出します。
ナローボディのエアロからステップアップする際は、前後ブリスターフェンダーとセットで取り付けてください。
リアワイドブリスターフェンダーは、純正リアドア&リアフェンダーに被せるタイプ。
リアバンパーとの合わせ面には、専用のサイド部パーツが追加されます。
取り付けは通常リベット留めですが、デモカーではスムージング処理をして一体感を演出。
専用のオーバーフェンダーをプラスし、さらなる迫力を獲得しています。
スパルタンなイメージを高める+αのカーボンパーツ
大きなダクトが目を引くカーボン製のボンネットは、スパルタンなイメージを印象付ける注目のアイテム。
インタークーラーへの吸気、左右からの排熱効率を高めるチューニングパーツとして、スポーツ走行を楽しむユーザーにオススメです。
オプションで裏側に装着するレインカバーが用意されているので、普段は左右のダクトから侵入する雨水をシャットアウト可能。
機能のみを追求したい人には、カーボン仕様の半額で購入できるFRP製も用意されています。
リア周りの軽量化に貢献するエアロトランクは、スポイラー形状を盛り込んだダックテール風のスタイルが魅力です。
カーボン製とFRP製が用意されていますが、見た目の迫力は断然カーボン製!
ガーニッシュ部分のリアフィニッシャーは、カーボン製のみがラインアップされます。
純正ドアミラーに被せるだけのドアミラーカウル(STD)は、ドライカーボン製の薄く一体感のあるフィッティングを実現!
LEDドアミラーウインカーはシーケンシャル仕様で、流れる点灯によって最新トレンドをアピールすることができます。
空力パーツのルーフフィンは、カーボン製をチョイスすることで地味なルーフ周りにアクセントをプラスで。
ボディと同色にしたり、塗り分けをおこなう場合は、割安なFRP製を選ぶこともできます。
可変排気バルブ付きマフラーで2種類のサウンドを堪能
オリジナルマフラーとして、CS.POWERエキゾーストシステムがラインナップされています。
可変排気コントロールバルブを装備し、車内のボタンを操作することで、純正同等の静音サウンドと甲高いレーシングサウンドを使い分けることが可能。
素材は高品質なSUS304ステンレス製で、マフラーエンドは焼き目の美しいブルーバーンチタンを採用。
さらに性能を追求したい方には、フロントパイプも用意されています。
冷却性能をアップさせる機能系エアガイドパーツ
スポーツ走行を楽しむWRXユーザーにとって、エンジンルームの熱対策は重要な課題です。
フロントフェンダーのインナー側にセットするエアアウトレットダクトは、左右のセット販売。
カーボン製とFRP製の2種類がありますが、エンジンルームのドレスアップ効果を狙うなら断然カーボン製がオススメです。
ワイドブリスターフェンダーと組み合わせることで、走行時の風圧を利用した大量の排熱効果が期待できます。
エアクリーナーにフレッシュな外気を導くダイレクトエアインテークダクト&カバー、ラジエターに効率良く走行風を導くクーリングエアプレートも機能性パーツとして見逃せない存在!
ダイレクトエアインテークカバーとクーリングエアプレートにはカーボン製がラインナップされているので、エンジンルームのドレスアップを兼ねて装着可能です。
まとめ
チャージスピードのWRX用ワイドボディキットは、ラリーカーを彷彿させる迫力のワイドフェンダーでありながら、スムージングなどの仕上げでスマートに仕上がることが特徴です。
似た仕様になりがちなWRXのカスタムシーンにおいて、個性をアピールするには最高のマテリアルといえるでしょう。
とことん派手に仕上げるも良し、さり気なく純正ホモロゲモデルを気取るのも良し。
この圧倒的な存在感は、ライバルに対して大きなアドバンテージになることは間違いありません。
ショップ情報
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