中古車屋さんは街にあふれています。 そんな中古車を買うときにチェックすべきポイントを、ご紹介します。
修復歴の有無
中古車をネットで検索していると、「修復歴あり」の表示が付いていることがあります。
これは、車体のフレームやピラー、フロア等、クルマの骨格に当たる部分に損傷を受け、修復した履歴があることを示します。
この表示が付いている車両は価格がかなり下がっていることが多いのですが、中には修復歴なしの車と遜色無いくらいにしっかりと修理の手が行き届いた車両も存在します。
また、修復歴無しだからといって絶対安心という訳でもありません。
フェンダーやドア等の交換可能な部品に損傷を受けたとしても、交換してしまえば「修復歴あり」にはならない為、車体をしっかり確認する事が重要と言えるでしょう。
外装のコンディション
外装のコンディションについては、自分がどのくらい綺麗な外観の車を欲しいかによって変わってくるので、自分の基準でチェックするのが1番です。
例えばボディの傷や凹みは、サイト上の画像を見るだけでは分からないものも多いため、実際にショップへ出向き、太陽光の下で光の反射を確認することがおススメ。
映り込みに歪みがあったりすればボディが凹んでおり、白い線が見えれば傷が入っていることが一目瞭然です。
内装のコンディション
内装のコンディションについては、装備品に関する面で確認すべき点がいくつか存在します。
まず、エアコンは1番最初にチェックしたいポイント。
作動した際に変な音や匂いがしないか、きちんと効くかどうかは基本的な確認ポイントで、冷却ガスの抜けがないかどうか、漏水が無いかどうかなども、事前にショップに確認すべきでしょう。
次に、ルームランプ等の照明類の故障もよくあるトラブルです。
天井はもちろん、後部座席やラゲッジスペースなどにも照明がついている車は、全ての点灯パターンをチェックしておくようにしましょう。
ランプ切れでは無く、配線関係がダメになっている場合は、修理するのに手間がかかるので、購入前に確認しておくのが1番です。
その他、カーナビやオーディオ類、ETC等の装備がきちんと作動するかどうかのチェックも忘れずにしておきましょう。
また、エンジンをかけた状態で、可能であれば走行中に音が割れたりしないかどうかなども確認しておくべきです。
その他、シートの座り心地は快適か、生地に破れが無いかどうかについてもチェックしておきましょう。
社外パーツの有無
エアロパーツ等に社外品が組み込まれているかどうかはすぐに分かりますが、例えばサスペンション等の足回りに社外品が入っているかどうかは見ただけでは分からないこともあります。
例えば、走りにこだわる方にとって社外品サスがセットされた中古車は、お買い得かもしれませんが、そうではない人にとっては嬉しいパーツでは無い場合もあります。
中には、見た目はどノーマル、中身はガチガチにチューニングされた車両や、外装のみエアロでドレスアップされていても実際の走りはイマイチな車両等も存在するので、外観とのギャップにも気をつけるようにしましょう。
整備記録簿があるかどうか
整備記録簿は、24ヶ月点検や12ヶ月点検といった法定点検や、修理や整備を行った際の記録をおこなう書類です。
中古車を購入する際は記録簿を見ることにより、前オーナーがどんな整備を行っていたのかを知ることができ、安心材料となります。
オイルやタイヤ等の消耗品類を定期的に交換していたかどうかについても、この記録簿を見れば確認する事が可能です。
記録簿が存在しない場合は、法定整備を行っていない可能性や、国の認可を受けていない工場で整備が行われた可能性があるので、注意が必要です。
タイミングベルトの交換履歴があるか?
一般的にタイミングベルトの寿命は10万キロと言われているため、走行距離が10万㎞を超えているのにタイミングベルトの交換が行われていない車両は要注意です。
タイミングベルトが交換されている車両は走行距離が多い場合がほとんどなので、ウォーターポンプやファンベルト等、それ以外の部品も劣化していないかどうか確認しておきましょう。
まとめ
上記のようなポイントを確認することも大切ですが、やはり1番大事なのは実際に乗って体感してみることでしょう。
乗り心地やハンドリング、ブレーキのかかり具合などの基本的な走行性能の確認に加え、運転中の視界の良さや、サイドミラーやバックミラーが確認しやすいかどうか、ウィンカーやワイパーは正常に動作するか等々、自分で運転してみて初めて分かる点が沢山あるはずなので、購入前にはしっかりと試乗する事をオススメします。
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