なにげなく普段乗っている自動車ですが、日常点検は行っていますか?簡単な点検をすることで、車への愛着心だけでなく、故障や事故のリスクを少しでも下げることができます。では、いったいどのような点検をすればいいのでしょうか?詳しくご紹介します。

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日常点検の重要性

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なぜ、自動車は日常点検をしなければ、ならないのでしょうか?

自動車は小さなネジを含めた各部品、約3万個から構成されています。

全てを日常的に点検するのは難しく、専門性の高い知識が必要ですが、「走る曲がる止まる」など、車としての基本的な部分に関しては、簡単にチェックができるように作られています。

その基本性能を維持することや、安全意識を高める意味での日常点検は、非常に大切。

毎日、運転する前に点検するのが一番ですが、なかなかそのよういう訳にもいかないと思うので、週1回や、洗車をする際といったタイミングを、決めておくといいでしょう。

高速道路や長距離運転をする際は、走行前に毎回チェックすることをお勧めします。

チェック項目

では、どこをどのようにチェックをすればいいのでしょうか?

日常点検の方法を、部位ごとにご紹介します。

タイヤ

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車の基本性能「走る曲がる止まる」全てにおいて、重要になってくるのがタイヤです。

チェック項目は

・残り溝

スリップサインが出るまでは大丈夫だと思っている方も多いと思いますが、スリップサインは車検に合格できる最低限の深さとなる1.6mm近くになると出てきます。

しかし、タイヤの種類にもよりますが、基本的には溝の深さが4mmを下回ると性能が大きく低下すると言われているため、スリップサインが出る前でも、溝の深さが4mm近くになった時点で、交換することをお勧めします。

・空気圧

純正サイズのタイヤを履いている場合は、ドアの内側などに適正空気圧が記載されています。

空気圧が低い状態で走行すると、パンクをする危険性が高まるだけでなく、タイヤ自体の性能を十分に発揮することができません。

また、転がり抵抗も増えるなど、燃費も悪くなるので、定期的なチェックが必要です。

なお、空気圧はガソリンスタンドで、点検することが可能です。

・劣化状態

製造から年数が経っているタイヤは、ゴムが経年劣化し、ひび割れたり、極端に硬くなったりすることがあるため、要注意です。

エンジンルーム

エンジンフードを開けて、点検を行います。

・エンジンオイル

黄色のオイルレベルゲージを使用して、オイル量を点検します。

一度ゲージを引き抜いて、綺麗に拭いてからもう一度刺して抜き、オイル量が適正に入っているか確認しましょう。

・各種液量

ブレーキフルード、冷却水、ウォッシャー液量が適正量、入っているか確認しましょう。

運転席周り

最後に、運転席に座ってチェックをします。

・エンジンの掛かり具合

エンジンをスタートさせ、異音がしないか、スムーズにアイドリングするかを確認します。

・ブレーキペダル

エンジンをかけた状態でブレーキを踏み込み、床との隙間や、踏みごたえが適正かを確認します。

踏んだ時に、フワフワした感じがしたり、床までペダルがくっついてしまう場合は、ブレーキフルード内にエアーが入っていたり、量が不適切、劣化している場合があるので、整備工場で点検してもらいましょう。

・サイドブレーキ(パーキングブレーキ)

レバー式の場合は引きしろ、ペダル式のは場合は、踏みしろが適正かを確認します。

・ウォッシャー液の噴射、ワイパーの点検

実際にウォッシャー液を出し、きちんと出るかを確認し、ワイパーできれいに拭き取れるかも合わせて確認します。

ハイブリット車に関する注意事項

近年増えてきているハイブリット車は、非常に電圧が高い部分があります。

エンジンルーム内や、ハイブリットバッテリー付近には、一般ユーザーが触れてはいけません。

オレンジ色をした部分や、注意喚起シールが貼り付けられいる部分には、絶対に触れないようにしましょう。

日常点検を行う際には、注意事項を必ず守らないと、大怪我や、逆に車を壊してしまう可能性が高まります。

まとめ

普段車に乗る前の5分ぐらいで、すべて完了する簡易な日常点検。

めんどくさいからヤラナイでは、事故や故障のリスクが上がってしまいます。

日々点検をおこなうことで、車への愛着心が増し、より安全な運転にもつながると思います。

簡易な点検チェックリストがインターネット上にも出ているので、うまく利用して、日常点検を慣習化することをおすすめします。