数あるクルマのカスタムパーツの中でも、ビジュアル的最も効果があるのがホイール交換です。「オシャレは足元から」という言葉があるように、ホイールを変えるだけで愛車の印象はがらっと変わることは、間違いありません。そこで、定番ホイールとして人気の高いいくつかのモデルを紹介したいと思います。
RAYS・TE37
日本の大阪に本社を置くアルミホイールメーカー、RAYS。
長年のレース活動で培ったノウハウがフィードバックされたホイールはスポーツカー乗りから絶大な信頼を得ており、国産アルミホイールメーカーの中では1,2を争う人気度の高さです。
そんなRAYSのサブブランド、VOLK RACINGが誇る定番モデルが「TE37」で、シンプルで潔い6本スポークは、どんなスポーツカーにも似合うデザインとして重宝されています。
アルミ材を叩いて成形する鍛造方式は当時としては画期的で、その後多くのホイールメーカーが採用することとなったパイオニア的な定番アルミホイールです。
BBS・LM
BBSはドイツにルーツを持つブランドで、現在は日本の富山県で製造されています。
RAYSと同様にモータースポーツ色が濃く、かつてはメルセデスやロータス等のF1参戦メーカーにホイールを提供しており、現在はSUPER GTでNISMO、SARD、NAKAJIMA RACINGらが採用。
日本のモータースポーツシーンにおけるシェアの広いメーカーです。
そんなBBSの定番ホイールが、「LM」と呼ばれるモデルです。
LMは「Le Mans」を意味し、ル・マン24時間レースに参戦するマシンが装着していたモデルをベースに開発されました。
1994年の誕生から現在に至るまで定番ホイールとして高い支持を得ており、独特なメッシュタイプのデザインは遠目から見てもBBSのホイールだと分かるほどのアイデンティティとなっています。
O.Z RALLY RACING
O.Zはイタリアに本拠地を置く自動車部品メーカーで、レース部門である「O.Z RACING」を立ち上げたことを発端に、スポーツ性能を重視したアルミホイールの製造をスタートしました。
特にWRCへのホイール提供を積極的に行っており、1990年のWRCにおいてはカルロス・サインツが駆るトヨタ・セリカが総合優勝。
その時に履いていたのが、かの有名な「O.Z RALLY RACING」です。
ラリー等、未舗装路を走る際の飛び石や砂ぼこりがブレーキ内に侵入するのを防ぐために表面積を広く取られた独特のデザインは、1度見たら忘れられないインパクトです。
RSワタナベ・エイトスポーク
RSワタナベは、過去にはフォーミュラマシンの製造なども行っていた、レース用アルミ/マグネシウムホイールの製造販売を行うメーカーです。
一貫して1ピースの鍛造製法にこだわっており、中でも特に有名なのが無骨に膨らんだ8本のスポークが特徴的な「エイトホイール」と呼ばれるモデルです。
シンプルで力強く、どこか懐かしさも感じさせるスタイリングは、特に国産旧車との相性抜群。
ハチロクやハコスカ、ロードスターといった定番スポーツカーとの相性もピッタリで、世代を超えて愛されるデザインのホイールです。
まとめ
今回紹介したホイールは、定番中の定番であるだけに、長い間高い人気を保ち続けているものがほとんどです。
ホイール交換は、どれが自分の愛車に似合うのか、想像しながら探しているだけでも楽しいもの。
この他にもホイールメーカーは沢山あるので、ぜひ自分の愛車にピッタリなホイールを探してみてください。
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