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世界初挑戦!19歳の日本人ドライバーの素顔とは?初体験だらけのイタリアGTに迫る!

KCMGからFIA-F4参戦中のレーシングドライバー、根本悠生が10代最後の夏にイタリアで快挙を達成!オーディションに合格、急きょ参戦が決定した、イタリアのスーパーGT、イタリアングランツーリスモにてなんと優勝!ヴァレルンガサーキットを、誰よりも早く駆け抜けました!その詳細を、ご報告します!

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Photo by 安達皓平

Italian Grand Turismoとは

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イタリアのツーリングカーレース「イタリアングランツーリスモ」。

レースの歴史は10年以上前の2003年からはじまっており、主な参加車両はGT3マシン。

ランボルギーニ、フェラーリなどのイタリア車はもちろん、ポルシェやアウディ、BMWなど、ヨーロッパの車両が多数参戦しています。

ちなみに、前身のレースは1992年から開催。その内容や歴史を見ると、イタリアのスーパーGTのような立ち位置にあるレースかと思われます。

2016年、日本人の参戦は笠井崇志選手が「アントネッリモータースポーツ」から参戦しているのみでしたが、今回、急きょ根本選手がVSRより参戦することになりました。

 

イタリアングランツーリスモ公式HP(英語):http://www.acisportitalia.it/cigt/

 

なぜF4ドライバーが突然イタリアGTに参戦できたのか?

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Photo by 安達皓平

根本選手が参戦したチームは「VSR(ヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング)」。あの、F1ドライバー「ロバート・クビサ」を輩出したことでも有名な、イタリアの名門チームです。

2015年、根本選手はこのチームのトレーニングセッションに参加し、レギュラードライバーであるニコラス・コスタ選手を上回るタイムをたたき出しており、チームの評価も非常に高かったとのこと。

そして2016年、ニコラス・コスタ選手とペアを組むドライバーを探していたVSRは、昨年の根本選手の結果からドライバーオーディションに招待。

普段はフォーミュラに乗っている根本選手が、初のGTカー、初のサーキットで好タイムを連発し、チームは即決。

そして急きょ、週末にヴァレルンガ・サーキットで行われるイタリアGTに参戦を決定させたのです。

 

この経緯について、詳細に知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

レーシングドライバー根本悠生、イタリアのGTカーレース「Italian Gran Turismo」への挑戦!

 

9月10日(土):第一レース

 

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Photo by 安達皓平

予選と決勝がその日のうちに行われるイタリアンGT。

予選は根本選手が担当し、初のGT3マシンでの予選、初のサーキットでありながら、なんと2番手のタイムを記録。

日本からきた名前も知らない19歳のレーシングドライバーが、突然の2番手獲得で地元メディアからは取材の嵐になったとのこと。

実際、根本選手が記録したタイムは、ランボルギーニのファクトリードライバーであり、スーパーGT、GT300クラスに「LAMBORGHINI Team DIRECTION」から参戦しているエイドリアン・ザウグ選手よりも速く、周囲の注目は一気に日本から来た「ネモート」に集まりました。

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Photo by 安達皓平

そして迎えた決勝レース。スタート前に雨が降りだし、初めての耐久レース、初めてのGTカー、初めてのヴァレルンガの根本選手に「ランボルギーニで初めてのウェットコンディション」という更なる初体験も追加。

TCS(トラクションコントロールシステム)の説明もグリッド上で受けたというぐらい、想定していなかった展開の中、SC先導でレースがスタート。

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雨自体は得意という根本選手は、安定した走りで2番手をキープしていましたが、チームオーダーで順位をひとつ下げます。

その隙を突かれ、4位まで順位を落とすも、ドライバー交代まではこのポジションを死守。

4位でニコラス・コスタ選手にバトンを渡すことに成功。このまま追い上げ!というところでしたが、ニコラス・コスタ選手がスピン。そのまま10番手まで順位を落とします。

そのまま諦めることはなく、巻き返しを図るも最終的には5位チェッカー。

悔しい結果にはなってしまいましたが、根本選手のコメントは意外にもポジティブ。

結果として5位だったけど、ほかチームときちんと渡り合えることがわかった5位でした。

いきなりのスーパートロフェオで、初めてのウェット。

ABSもTCSも、レース中に使い方を習得しながらの走行でした(笑)

他ドライバーとのバトルやマシンなど、感触はとても良かったので、明日のレース、楽しみにしていてください。

結果を出しますよ。

 

と、力強いコメント。
現地のメディアも突然現れた10代の日本人がこれだけのパフォーマンスを見せたことから、翌日に向けて取材に余念がなかったようです。

9月11日(日):第二レース

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Photo by 安達皓平

前日と同じように2番手スタートのVSR106号車。この日のスタートドライバーはニコラス・コスタ選手。

順位変動はないものの、トップとの差をきっちりと詰めて0.4秒差でピットイン。

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Photo by 安達皓平

ニコラス・コスタ選手から根本選手にドライバー交代をし、ピット作業の差でコース復帰時には首位に。

奇しくも2番手は同じ日本人ドライバーの笠井崇志選手。

トラフィックをうまくかわしながら、2位とのマージンをキープするもクラッシュからのSC導入によりマージンはゼロに。

いつリスタートか読めない緊張感の中、レース運営が出した結論は残り5分というところで「赤旗終了」

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この瞬間、根本選手とニコラス・コスタ選手の優勝が決定。

山ほど初体験があった根本選手のイタリアは、見事に最後を優勝で締めくくり、10代最後の忘れられないレースのひとつとなったのです。

 

レースハイライト動画

第1レース

 

第2レース

 

チーム代表・ビンチェンツォ・ソスピリのコメント

ユウキは昨年、彼がイタリアF4をテストした時から気になっていたドライバーではありましたが、初めてのGTで、ここまでのパフォーマンスを見せてくれたのには驚かされました。

来年はVSRファミリーの一員として彼を是非迎えたいですし、1日も早くヨーロッパに住まわせて、来年への準備をスタートさせたいと思っています。

磨いていけば、すぐにでもチャンピオンになれる逸材だと私は思います。

今日の結果は、本当に最高でした

 

ニコラス・コスタ選手のコメント

今回ペアを組むことになったユウキの速さはわかっていたけれど、彼にとってはすべてが初めての経験なので、一歩ずつ前に進めばいいと思っていました。

しかし彼は僕の想像以上に勝利に対して貪欲で、すごく頑張ってくれました。

第9戦では僕がミスをして迷惑をかけてしまったけれど、第10戦ではすべて作戦どおりに上手くいって、優勝することができました。

一緒に勝てて、本当に嬉しいです。

残り2大会もユウキがチームメイトになってくれることをビンチェンツォ監督にお願いするしかありません(笑)

 

根本選手のコメント

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イタリアGTという檜舞台のデビュー戦で優勝できて、本当に良かったです。

素晴らしいマシンとチームメイト、そしてエンジニアやメカニックの皆さんに心から感謝しています。

初めてのGTでもありましたし、僕自身のヨーロッパでのデビューレースを、こういった最高の形でスタートできました。

初めてづくしで不安も大きかったですが、レーシングドライバーとしての仕事は着実にこなせましたし、良い経験ができたと思います。

予選では新車ということもあり、ブレーキに問題を抱えていました。

ブレーキング時のリヤの唐突な挙動に悩まされましたが、ランボルギーニのファクトリードライバーより速かったのは自信につながりました。

土曜日はいきなりの雨で、グリッド上でトラクション・コントロール機能の説明を受けて慌ただしかったですが、いい仕事はできたと思います。

日曜日はエンジニアやビンチェンツォ・ソスピリ監督、ニコラス・コスタとのミーティングで作戦を立て、何も問題がなく、自分たちの全力を出し尽くせば勝てると信じていました。

決勝がスタートした時、それを第3者的に外で観ている感覚が初めてだったので、なんとも奇妙でした(笑)。

ドライバー交代の時に無線が接続されていなかったので少し焦りましたが、作業は時間内に間に合って作戦どおりピットアウトでき、トップで最後まで走り切ることができました。

赤旗が出た時は、優勝した実感がなかったですが、ピットに戻ってきた時にみんなの笑顔を見て、そして表彰台で君が代が流れたことに、心から感激しました。勝ちました!!

応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

まだFIA-F4の最終戦も残っていますし、これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。

突然のイタリア、突然のレース参戦。初めてのハコ車のレース。そして10代でランボルギーニという環境の中、勝ち取った勝利は、根本選手の中でもかなり大きかったようで、コメントも饒舌。

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Photo by 安達皓平

ちなみに、Motorzで「今回一番印象に残ったことは何?」と質問してみたところ、返ってきたのは以下の返答。

やっぱり初めての「耐久」ってところですかね。

タイヤをセーブしつつ、でも常に全力でプッシュしていないと勝てない難しいレースでした。

これはすでに言っているけど、自分が出ているはずのレースのスタートを外から客観的に見てるのは変な気分でしたね!

F4はスプリントだからグリッドにいるし。初めての体験なので(笑)

あと、ランボルギーニ・ファクトリー・ドライバーが2名いたけど、それに勝てたこと。スピナリとザウグですね。

予選でもトラフィックなければスピナリより上に行けましたし、決勝では彼らに勝てたので。

レベルが高いところで勝てたという自信にも繋がりました!

この調子で、日本に帰ってもF4頑張りますよ!期待しててくださいね!

 

まとめ

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Photo by 安達皓平

今回のレース、そしてイタリアでの1週間は彼の中でもかなり大きな経験になったようです。

10代最後の夏に、自分に向けて大きなプレゼントができたのではないでしょうか?

この自信と経験をもとに、今後どのような活躍をしてくれるのか、期待してしまいますね。

代表やチームメイトの言葉にもあるように、イタリアに移住でしょうか?

今後の根本選手の活躍、そして、Motorzで始まる新連載も、併せて楽しみにしていてください!

 

最後に、レースの最中や、言葉の節々にストイックなアスリートの顔を見せる根本選手ですが、突然「イタリア、ハムがスゴイ美味しいです!どこで食べてもハムがとにかく美味しいんです!」と、10代の少年まる出しのコメントをしていたのはココだけの話です。

Writer Introduction
ヤマト

音楽・クルマ・バイクを愛する自由人(2X歳)!好きなこと以外やりたくないからこそMotorzでライターになり、日々たくさんの資料と格闘しながら執筆しています。 スゴい!面白い!やってみたい!を合言葉に、楽しさが伝えられるような記事を書いていきますよ~!愛車はFC!愛機はGreco!野望はでっかく東京ドーム!を、バイクで走りたいです。https://www.facebook.com/yamato.suzuki.395

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