スマホの充電ケーブルが邪魔。ホルダーを付けたくても、しっくりくる場所がない!

実際に200系ハイエースオーナーである筆者も、日々感じている悩みです。仕事でもプライベートでも愛用しているだけに、ちょっとした不便が積み重なるのは意外とストレスになります。そんなハイエースの“あるある”をスッキリ解消してくれるのが、アルパインの新商品「200系ハイエース専用コンソール取付型ワイヤレスW充電器(KTX-WLC2-HI-200)」(7月下旬発売予定)です。

今回は実際の質感や使い心地、さらに筆者のようにやや古い型の200系ハイエースにも使えるのかまで、徹底レポート。加えて、最近登場した最新のドライブレコーダー搭載デジタルミラーやアップデート情報も紹介していきます。

Photo : Takanori ARIMA Text : Shingo MASUDA

ハイエース専用Wワイヤレス充電器でスマホの“置き場問題”をスマートに解決

トヨタ ハイエース(200系)は、仕事での荷物運搬や週末のキャンプなど、様々な用途で使用されているまさに国民的な万能車です。しかし、23万Km超えのハイエースのオーナーである筆者が、長年苦労してきたのが「スマホの置き場」。プロユースを想定している200系ハイエースは、ダッシュボードやセンターコンソール周りに小物入れやトレー、操作スイッチなどが機能的に配置され、市販のスマホホルダーがとにかく付けづらいのです。

吸盤式やエアコンのルーバーに取り付けるクリップ式、両面テープのマグネットなど、これまでいくつも試しましたが、これは!という解決策を見いだせていません。さらに、助手席に乗る人用の充電ケーブルまで取り付けるとケーブルだらけ……。

そんなハイエースオーナー共通の悩みを解決してくれるのが、アルパインの新商品「200系ハイエース専用コンソール取付型ワイヤレスW充電器(KTX-WLC2-HI-200)」(7月下旬発売予定)です。

まるで純正!スマートに使えるWワイヤレス充電器

200系ハイエース専用コンソール取付型ワイヤレスW充電器(KTX-WLC2-HI-200)は、その名の通り200系ハイエース専用設計のコンソール取付型ワイヤレスW充電器。「専用設計」の言葉通り、デザインは純正状態とほぼ同じで、シボ加工まで再現されています。いわゆるセンターコンソールの“フタ”をマルっと交換しているため後付け感ゼロ、まるで純正オプションのように仕上がりです。

また、200系ハイエースのセンターコンソールには、小物を置ける“クボミ”がありますが、意外と小さいため、使い道に困っているユーザーさんも多いはず。、KTX-WLC2-HI-200は、iPhoneMaxのような大型スマホを2台置くことができるほど、大きくくぼんでいるため、単純な物置としても間違いなく使い勝手が向上します。

マグネット吸着でズレにくく、スマホ2台を“置くだけ”で同時に急速充電でき、iPhoneもAndroidもOK。人を乗せることが多い僕にとっては、とても助かるポイントです。

“スマホの居場所”がある安心感

車に乗るたび、スマホをどこに置こうか迷ってしまうのに比べ、KTX-WLC2-HI-200を導入すれば、「ここに置けばOK」という安心感があります。よく見ると前方が1段下がった設計になっていますが、そう、これはあの存在感満載のカメラを避けるための工夫。ほんの少しの事かもしれませんが、ビタッと置ける感覚が、安心感と満足感を高めてくれます。

何より、置いたままでも視界の邪魔にならず、走行中に落ちる心配もなし。これだけで、運転中のストレスが激減するのは間違いありません。「スマホの充電+定位置の確保」たったこれだけのことが、快適さに直結するポイントなのです。

車内を演出するイルミネーション

近年発売された高級車には、ドアを開けるとボワッと運転手を迎え入れてくれる「アンビエントライト」が搭載されていることがあります。そもそもバンであるハイエースに求めるものではないかもしれませんが、オーナーとしてはちょっと羨ましいポイントです。

KTX-WLC2-HI-200は、作動状態を知らせてくれるイルミネーションを搭載。ドアを開けると迎えてくれるのはホワイトのウェルカムライト。エンジンを始動(アクセサリーON)ではブルー。スマホを置き充電状態になるとグリーンが点灯します。

システムがOFFの状態では、イルミネーションが仕込まれているとは思えないほど自然な木目。この木目は特別仕様車DARK PRIMEⅡにマッチする加飾デザインになっており、その再現性は純正と見間違えるほどの仕上がりです。

カーナビとの連携で完成する理想のスマート空間

もし、フローティングBIG X11やフローティングビッグDA(DAF11Z)を使っているのなら、KTX-WLC2-HI-200との組み合わせることで控えめに言って最高の体験ができるかもしれません。

上記機種には、ケーブルの接続が不要なワイヤレスCarPlayが搭載されています。ということは、車に乗り込みスマホをセンターコンソールに置けば自動的にApple CarPlayに接続。ナビ操作、音楽、通話などすべてがケーブルレスで完結できて充電切れの心配もありません。まさに、「こういう車内が理想だった」と感じています。

ただし、筆者が自分のハイエースで使用しているフローティングビッグDA(DAF11V)は、ワイヤレスCarPlayには非対応(涙)。それでも、安定したスマホの居場所があるだけで安心感があり、後付け感満載のスマホホルダーが不要で、スッキリとした車内になるのなら十分導入する意味はあると感じています。

最新のハイエース専用装備も大注目

「ハイエースならアルパイン」というキャッチフレーズで、数々のハイエース専用カーエレ商品をラインナップしてきたアルパイン。今回紹介している200系ハイエース専用コンソール取付型ワイヤレスW充電器(KTX-WLC2-HI-200)以外にも、200系ハイエースオーナーに是非注目してもらいたいトピックがあります。

12型 ドライブレコーダー搭載デジタルミラー(DVR-DM1246A-IC)

既存ユーザーである僕が特に注目しているのが、このドライブレコーダー搭載デジタルミラー。12型の大画面で、映し出される映像がとにかく綺麗!後方の視界が大きく確保できるだけでなく、ドライブレコーダーも内蔵しているから、別でドライブレコーダーを取り付ける必要がなく、車内をスッキリ保つことができます。性格上荷物を満載することが多いプロユースのハイエースだからこそ、おすすめのアイテムです。

最新のオープニング画面と傾斜計

そして、“ハイエース専用オープニング画面”と“傾斜計”が追加されたのも個人的にグッときました。オープニング画面の演出は、車に乗るたびにちょっとした“気分の高まり”をくれますし、ハイエースのイラストが可愛い傾斜計は、経度と緯度、標高までわかるから、ちょっとした移動に楽しさを追加してくれます。筆者のハイエースは、平成18年式の1型。走行距離も24万kmに迫ろうかという20年選手ですが、最新のカーエレに心憎い演出が追加されることで、車への愛着がかなりマシマシになります!

自分の車だから納得できる快適さを

KTX-WLC2-HI-200は、200系ハイエースに乗る人の「ちょっとした不満」を丁寧に拾い上げ、見た目も機能も“ちょうどいい”答えをくれる存在です。これまで、アルパインさんとは多くのアルパイン商品を紹介してきましたが、今回は「そこに目を付けたのか!?」と正直驚かされました。

今や多くの人にとって、スマホは手放せない生活必需品です。そんなスマホをスマートに、しかも安全に置く場所があるのは、意外なほどの満足感を与えてくれるのではないでしょうか。愛着とこだわりをもっているハイエースオーナーの皆さんにこそ、200系ハイエース専用コンソール取付型ワイヤレスW充電器(KTX-WLC2-HI-200)(7月下旬発売予定)は自信を持っておすすめできるアイテムです。

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