『クールアート』は、コンソールをメインアイテムに、内装のカスタムを企画・製作する室内装飾のスペシャリティブランド。ユーザーそれぞれのニーズにしっかり耳を傾け、オンリーワンのインテリアをフルオーダーメイドで提供しています。そんな同社の最新デモカーは、明るくポップなアメリカンスタイルが、カスタマイズのメインテーマ。スポーツでもラグジュアリーでもなく、キャンピングとも違う。「これまでにはない路線で、しかも男女を問わない目線で企画してみました」と語るのは、同社代表の辰巳智一さん。ライトなカスタムを好むタウンユース派や、日常ユースを重視するファミリーユーザーにジャストフィットする新スタイルです。
Text : Isao Katsumori
Photo : Yukio Yoshimi
明るくポップ。アメリカンスタイルにデザインされたインテリア
シートやドアの内張り、センターコンソール、ベッドキットや天井を覆うマテリアルは、温かみのあるツイード生地。
荷室は、アメリカンなストリートアートでポップに演出。
明るいライトイエローのインテリアパネルやフロアは、ボディカラーと統一されたカスタムと言えます。
ハイエースカスタムの新しいスタイルを提案するために、とにかく女性に愛されるデザインにこだわったインテリア。
シートは、前列がS-GL用シートの背もたれを8㎝カットしたチョップドスタイルに仕上げる一方で、ノア純正のヘッドレストレス仕様となるリアシートは、回転ギミックを備えた凝った造りになっています。
また、ビレットスペシャリティを起用したステアリングは、グリップ部をツイードに張り替えて内装と調和させました。
車高は純正ハイト。日常ユースを重視したカスタム
クールアートのデモカーは、4.5型のDXがベース。
カラーはあえて不人気色のライトイエローを選択し、足回りもノーマルで車高も純正のまま。
低グレードで、しかも不人気色、その上ノーマル車高……。
それでもここまで魅力的なハイエースができるのは、カスタマイズそのものの味ではないでしょうか。
エアロはT-STYLE。
ホイールはデイトナユーロの20インチを、ボディと同色にペイントして装着。
ボディに描いたエアブラシによる幻想的なグラフィックや、クリアタイプとなるDXグレードのウインドガラスも、このポップなスタイリングにはジャストマッチな印象です。
ちなみに、あえてノーマルのままの車高には、日常ユースでの使い勝手や快適さをキープする狙いがあるそうです。
オーディオメイクも世界に1つのフルオーダーシステム
クールアートは、オーディオメイクにも定評があります。
もちろんこちらも、ユーザーの希望に完璧に応える、フルオーダーシステムを採用。
デモカーのオーディオは、Aピラーにツイーター&ミッドレンジ、フロントドアにミッドウーハーが装着されています。
そしてセンターコンソールの後方には、サブウーハーをレイアウト。
リアスピーカーはDピラーに移設され、3ウェイ化したことにより室内全域に音を届けます。
なおクールアートでは、オーディオメイクに特化した専用ブランド『サウンドウイングス』を展開しています。
ショップ情報&フォトギャラリー
Cool Art (クールアート)
住所:〒634-0812 奈良県橿原市今井町3-29-1(または今井町3-10)
HP:http://www.b-craft7.com/
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