今回の愛車紹介は、『ワイルドスピードX3』に登場したR33スカイラインのレプリカ仕様。カラーリングは無彩色と紫で統一され、セリカのウイングをまるで純正風に装着するなど、オーナーのこだわりが至るところに反映されています。
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『ワイルドスピードX3』のR33スカイラインレプリカ
今回の愛車紹介は、『ワイルドスピードX3』に登場したR33スカイラインのレプリカ仕様。
オーナーがこのカラーリングに挑戦したのは、「実際にこのカラーリングにしている人がいなかったから」という理由でした。
一目見るだけで印象に残るパープルラインは、『ワイルドスピードX3』のオマージュで、劇中に登場するR33のスタイルをイメージしたものです。
コンセプトは、「ラグジュアリーかつスポーティー」。
R33独特のヘッドライトが映えるフロントには、ユーロの社外バンパーが装着されています。
ホイールは19インチのロクサーニ製(8J)で、履かせたタイヤのサイズは215/35R。
オーナー自らホイールを塗装しており、35mmのワイドトレッドスペーサーを噛ませて車高も落とされています。
また、奥に見えるブレーキキャリパーもオーナーの手によって青く塗られており、オシャレな仕上がりに。
リアホイールも同じくロクサーニ製の20インチ(9J)で、タイヤサイズも同様です。
しかし、リアのタイヤサイズをフロントと同様にしたことで、フェンダーに当たってしまい、それを回避するために現在は、少し車高を上げている状態だそうです。
とはいえ、それでもタイヤとフェンダーの間には、隙間がほとんどありません。
元々の車高ではホイールのリムとフェンダーの角が接するほど近かったそうで、オーナーが限界ギリギリまで車高を下げようとしていたことがうかがえます。
こちらのワイドトレッドスペーサーのサイズは25mmで、フロントよりも控えめな張り出しです。
この車高を実現するために用いられているのは、HKSの車高調で、リアに装着されたウイングは、一見すると純正品のようですが、実際は社外品(セリカの最終モデルの純正ウイング)となっています。
このウィングは、知り合いに譲ってもたったそうで「純正のスタイルを崩さずに、あえて違うウイングを付けようと思った」とのこと。
そのため、R33の純正ウイングと見紛うほど、純正のスタイルが維持されています。
また、細かいところではリアの日産ロゴが旧デザインのステッカーへと交換されており、バンパーも純正品を装着しているなど、オーナーのこだわりが細部まで反映されていました。
マフラーは大口径ですが、製造元は不明で中古で入手したものだそう。
そして、この車両最大の特徴は、なんといっても車体に走る紫色の流線です。
これはオーナー自らが貼ったステッカーで、一度型を取ってからカッティングシートに写して手切りで作成したそうです。
手間と労力を掛けて作成しただけあり、至近距離で見ても綺麗で、違和感はありません。
内装はブレーキキャリパー等と同じく青で統一され、ステアリングは純正。
センターコンソール回りもオーナーの手によって塗られており、非常に美しく仕上がっています。
使われている塗料はマツダ デミオにも使用されている車用の塗料(アクアティックブルーマイカ)で、「所々ムラがある」とオーナーは言っていましたが、完璧な仕上がりで、見つけることはできませんでした。
ドアのバックスキンもグレーから美しいブルーへと張り替えられており、オーナーのこだわりを感じさせます。
このR33の走行距離は既に19万kmに達しているのですが、そうとは思えないほどダッシュボードも綺麗な状態で、中古で買ったというGT-R33用シートも、ほとんど汚れていません。
クルマを細部まで見れば見るほど、オーナーがこのR33を大事に乗ってきたことが分かります。
また、リアシートの間に収められたサブウーファーのスピーカー上には、『アナと雪の女王』のオラフのぬいぐるみが置かれている点が印象的でした。
ボンネットを開けると、この車のグレード(タイプM SPEC2)を表すように、RB25エンジン(シングルターボ仕様)が姿を見せます。
カタログ値では250馬力を発揮するこのエンジンは、街乗りでも高速道路でも楽に走ることが可能だそうです。
NISMOのタワーバーやHKSの車高調などが装着されていますが、基本的にはノーマルのスタイルが保たれており、本来の持ち味が残されている点も印象的でした。
まとめ
オーナーがこのR33を購入したのは10年ほど前で、当時はまだ中古車としての価格が安く、75万円ほどで手に入れることができたそうです。
今や「欲があまりなければ楽しめる」と話すほど、このR33の性能を高く評価しており、RB25のエンジン音にいつも癒やされているそう。
オーナーが車好きになったきっかけは、小さい頃からテレビで見ていたレースで、今はカテゴリの壁もなく、どのジャンルのモータースポーツも大好きだそうです。
オーナーにとっての車の魅力は、「決まりがなく、方面を自分で決めて弄ることができる楽しさ」にあると言います。
街乗りも高速も、ワインディングロードも楽しめるこのR33は、オーナーにとって今後も欠かせない相棒として活躍していくでしょう。
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