1953年2月から2001年まで販売されていた、三菱ジープ。1996年までは防衛庁(現・防衛省)の要請で、自衛隊に配備されていたことでも有名ですが、この三菱ジープにV8エンジンを搭載したすごいクルマが存在するんです!

掲載日:2020/03/24

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V8エンジン搭載の昭和58年式の三菱ジープ

J’s MotoringさんのV8搭載三菱ジープ/©Motorz

三菱ジープといえば、無骨なデザインと悪路走破に適した車高、そして丸目のヘッドライトなど、カッコよさにあふれたデザインが特徴です。

直列4気筒のガソリンエンジンやディーゼルエンジンが搭載され、馬力は前者が95~120ps、後者が61~100psほど。

このジープをベースとしたJ’s Motoringのデモカーは、猫のマークでおなじみ『マーシャル』のヘッドライトと、フロントのボディサイドに輝くゴールドの「J’s Motoring」ロゴが印象的な1台です。

こだわりが感じられるヘッドライト。猫の顔が特徴的。/©Motorz

足回りはリーフで通常よりも3インチ上げられ、これを逆付けしたホーシングの上に配置したことにより、合計で7インチアップされています。

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またショックアブソーバーはKING製、タイヤはマキシスの35インチが装着されており、ホイールは15インチのミッキートンプソンなど、オーナーである寺西さんの徹底したこだわりが感じられる仕様です。

またブレーキには、「ドラム式だと止まりにくいから」という理由で、なんとRX-7(FD3S)のディスクブレーキを採用。

ミッキートンプソンの15インチホイールとRX-7のディスクブレーキ/©Motorz

マフラーもオーナー手作りの可変バルブ付きマフラーへと交換されており、車体の側面から突き出した個性的なデザインとなっています。

ギラギラのマフラーは車体側面から突出。/©Motorz

運転席にもこだわりが

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運転席からもオーナーのこだわりが隅々に感じられ、メーターは全てオートメーターへと交換されています。

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Mac Toolsのマーブルで統一されたノブ類/©Motorz

シフトノブなどは全てMac Toolsのマーブル(限定品)に統一されて、オシャレです。

ロカロ製シートからノーマルシートへ交換。子供さんが乗ることを考えて4点式シートベルトも採用しています。/©Motorz

子供が乗ることも考え、シートも4点式シートベルトとクラシカルなカバーに張り替えたノーマルシートが採用されています。

エンジンルームにアメ車のV8が!

J’s Motoringのゴールドロゴがフロントサイドで輝く。エンジンルームにはシボレーのV8 350が。©Motorz

エンジンルームを覗くと、そこにはアメ車に載っていた5.7リッターのV8 350が!

排気量は5,700ccのこのV8エンジンは、昔のシボレー アストロなどに採用されたエンジンで、ハイカムが組み込まれ、ポート研磨もされています。

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馬力は280ps~300psほどだそうです。

また、ポート研磨やハイカム装着だけではなく、エンジンルーム内の配線も全てオーナーの手でイチからおこなわれており、並々ならぬこだわりが感じられます。

巨大なタイヤとV8エンジン搭載というパワフルな仕様のため、乗りやすさを重視すべく、パワーステアリングもランドクルーザーのものに交換されており快適に走りを楽しむことが可能です。

しかしなぜ、寺西さんはジープにV8エンジンを積もうと思ったのでしょうか。

それは三菱のエンジンの部品が既に手に入らない状態のため、オーバーホールができないことがきっかけでした。

V8エンジンはアフターパーツの数が豊富なので、知り合いのジープ屋さんと共同で、この三菱ジープのエンジンをV8 350へと換装したそうです。

このデモカーの仕様には、ジープと長く付き合っていきたいという、寺西さんの強い思いが感じられました。

まとめ

今回はシボレーのV8エンジンを搭載した、三菱ジープを紹介しました。

寺西さんの徹底したこだわりと情熱が感じられるこのジープ同様、J’s Motoringは4WDのであれば、どんなことでも対応可能!

まずは動画をチェックして、J’s Motoringへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

J’s MOTORING(ジェイズモータリング)
住所:〒649-6333 和歌山県和歌山市永穂字河田63番24
電話番号:073-461-5507
FAX:073-462-6530
URL:https://js-motoring.jp/

 

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