1980年代後半より続いていた高出力”ハイパワーモデル”たちが続々と生産終了に追い込まれ、新車で入手できるモデルが減少しています。今回は、今後価値上昇が予想される日本生まれのハイパワーモデルたちをご紹介。生産を終了し、高額な中古車価格に泣く前に、購入するのがおススメです。
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「CAFE」燃費規制&新車販売”電気自動車100%化”が”ハイパワー”に影響?
バブル期から21世紀に突入するまで、多くのクルマファンに楽しさと面白さを提供してきた”ハイパワーモデル”たち。
しかし、ハイパワーモデルたちの新車販売存亡に、大きな壁が立ちはだかっています。
「CAFE(企業別平均燃費基準)」と、経済産業省が進めている「2030年代半ば以降、新車販売をすべて電動車両に」という方針により、各自動車メーカーの環境性能への対応が厳しくなっています。
アメリカやヨーロッパでも、日本同様に燃費を始めとした環境基準を厳しくする動きが強まっており、ガソリンエンジン車の新車販売禁止および電気自動車の普及が推進されているのです。
電気自動車の普及が進むと同時に、ガソリンエンジン車が手に入りにくい世の中になるかもしれません。
多くの人が子どもの頃から憧れてきた高出力エンジンを搭載したスポーツカーたちが、新車どころか中古車での入手も難しくなる可能性が大いに高まっているのです。
今こそ、ハイパワーなエンジンを搭載したクルマを手に入れ、「馬力の優越感」を味わうタイミングではないでしょうか。
ハイパワーモデルたちを中古車で選ぶなら「年式新しめ」を
ハイパワーなモデルたちを中古車で選ぶなら、年式は新しめがオススメです。
【中古車で年式新しめのハイパワーモデルたちを選ぶメリット】
1.故障の心配が少ない
2.便利な機能が満載
3.交換パーツが豊富
年式が新しいモデルは、故障の心配も少なく純正だけでなく社外製パーツが豊富であるメリットを持っています。
万が一の事故やトラブルがおこった際も、交換用パーツが豊富に存在するので安心です。
オススメの国産ハイパワーモデルたち
それでは、オススメのモデルたちを、ご紹介していきましょう。
トヨタ・GRヤリス
トヨタが満を持して世に送り出した「GRヤリス」。
モータースポーツで活躍できるレベルのクルマが、市販化されたモデルです。
搭載される1.6リッタ―(1600cc)直列3気筒ターボエンジンは、272馬力を絞り出す驚異のパワーを発揮。WRC(世界ラリー選手権)での活躍や、サーキット、ジムカーナ、ダートトライアルでも戦えるよう、軽快感あるボディに普段使いでも余裕を感じられる四輪駆動システムが採用されました。
新車本体価格で450万円と、余裕のあるパフォーマンスを披露するハイパワーモデルとしては、お買い得プライスです。
トヨタ・GRスープラ
2002年にA80型の生産終了以降、17年ぶりに復活したスープラ。
2019年に登場した当時のモデルでは340馬力、のちの年次改良で387馬力までチューニングされた3リッター(3000cc)直列6気筒ターボエンジンを搭載しています。
8速オートマチックに、前後重量配分を50:50とした車体は、軽快感バツグンの走りを披露してくれる1台です。
新車本体価格はRZグレードで700万円オーバー。
今後、400馬力近い出力を発揮するハイパワーモデルが生まれるかどうかの瀬戸際の世の中で、700万円は絶好の購入プライスではないでしょうか。
スバル・WRX S4
2021年1月まで受注販売がおこなわれた、スバル WRX S4。
搭載される2リッター(2000cc)水平対向ターボエンジン「FA20」は、最高出力300馬力のハイパワーを発揮します。
リニアトロニックと呼ばれる無段変速トランスミッションと、スバルお得意の四輪駆動システムが組み合わせられ、空力性能に優れたセダンタイプボディで、高速走行も安定感抜群かつ快適に走れるクルマです。
中古車市場でも、現在は平均で200万円程度から入手可能なモデルとなっています。
ホンダ・シビックタイプR(FK8)
2017年にデビューした、5代目シビックタイプRは歴代では屈指のパワーを誇るクルマに仕上げられました。
初のターボチャージャー搭載により、320馬力を発揮するVTECエンジンへ進化。
6速マニュアルトランスミッションと剛性感が高められたボディにより、直線とカーブのどちらでも高いパフォーマンスを発揮できるモデルとなっています。
既に、本体価格500万円で販売されていた新車の受注は終了しており、今後、入手困難になる可能性の高い1台です。
まとめ
徐々に、生産や販売の終了により消滅し始めていると言っても過言ではないハイパワーモデルのクルマたち。
上記に挙げた車種以外にも多くのモデルが存在しますが、新車販売の終了や中古車市場での価値上昇により、手が届きにくくなっています。
もし気になるクルマがあるなら、購入のチャンスは今かもしれません。
今しか味わえない”ハイパワー”を体感し、カーライフをより楽しいものにしてみてはいかがでしょうか。
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