大阪府松原市にあるキャラバン専門店の「Body Line」。先日マイナーチェンジが行われたばかりの新型キャラバンでカスタムカーを製作したとの噂を聞きつけ、早速取材に来たMotorz編集部。今回のマイナーチェンジではどんな改良が行われ、Body Lineのデモカーにはどの様なカスタムが施されているのでしょうか？
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新型キャラバンの変更点は？
2021年10月に行われたマイナーチェンジにより「NV350キャラバン」から「キャラバン」へと車名が改められました。
もちろん、変更点は車名だけではありません。
外装における新旧モデル最大の違いは、フロントグリルとフロントバンパー。
グリルに取り付けられたNISSANエンブレムは新デザインへと刷新されています。
内装では、全グレードで旧型の「ブラックギア」と同様の黒系のカラーを基調としたインテリアへと変更されました。
他には、ハンドル形状の変更やインテリジェントルームミラーの採用、ホールド性に優れるシート形状の変更など、様々な箇所に改良が行われています。
そしてBody Line大久保社長が、今回のマイナーチェンジで最も魅力的な変更と語るのは、トランスミッションの多段化で、従来の5速ATから7速ATへと改められ、ストレスフリーな加速感と動力性能の向上が実現しています。
ローダウン仕様の新型キャラバンをご紹介！
まずご紹介するデモカーは、新型キャラバンのローダウン仕様。今回のマイナーチェンジによって新たに追加された最上級グレード「GRANDプレミアムGX」をベースに製作されています。
フロント部で特に目立つカスタムポイントはフロントグリル。
純正ではクロームメッキ塗装となる箇所をボディ同色塗装とすることで、フロントフェイスの引き締めを図っています。
また、ディーラーオプションのLEDグリルライトと併用することで、一体感のあるフロントフェイスを醸し出しています。
ヘッドライトのインナー部は、純正のクロームメッキをブラックアウト。
白と黒というシンプルなカスタムにすることで、より引き締まったフロントフェイスを演出します。
フロントバンパー下部には「タイプⅢフロントリップ」を装備。
マイナーチェンジによりフロントバンパーの形状は変更されたものの、マイナーチェンジ前のモデルと共通で装着が可能です。
他にはオーバーフェンダーや塗り分け塗装のドアミラー、サイドスポイラー、オリジナルリアバンパー、LEDテールランプ、オリジナルマフラー等を装備しています。
サイドからリアにかけてはマイナーチェンジによる変更が無く、マイナーチェンジ前のパーツは概ね流用することができます。
足回りでは3インチのローダウンが行われています。
レッドカラーのオリジナルブレーキキャリパーカバーと相まって、足元をスタイリッシュに演出。
また、フロントのショックアブソーバーは40段の減衰力調整機能付きの物が装着されており、ローダウン仕様ながら快適な乗り心地も損なわれていません。
ローダウン仕様の内装は？
車内のカスタムにも抜かりはありません。
フットレスト・ブレーキペダル・アクセルべダル・パーキングブレーキペダルにはBodyLineオリジナルのペダルカバーを装着し、足元を引き締め、操作性向上を狙っています。
また、シフトレバーにはオリジナルのシフトブーツを装着。
純正状態ではシャフトが丸見えになってしまうキャラバンの質感向上に一役買うアイテムです。
他にも、黒を基調とした天張やシートカバーを装着しており、全体的にシックなインテリアに仕上がっています。
ラゲッジスペースには「タイプⅡベッドキット」を装着しています。
今回、新たにベッドキット下部のスペースを隠すカバーを設定。
カバーはリバーシブルで使用することが可能で、鮮やかな赤と落ち着きのある黒の2色をお好みに応じてご使用できます。
テールゲートの車内側には、小物を収納できる「テールゲートポケット」を装着。
純正の内装パネルと共締めするだけでお手軽に取り付けることができる点がポイントです。
チャックはポケット内側に収納することができ、走行中に発生する耳障りなカチャカチャ音を防ぐ設計となっており、ちょっとした不満を解決する細かな気遣いがなされています。
続いてリフトアップ仕様をご紹介！
続いてご紹介するのは、リフトアップ仕様のカスタムカー。
上げ幅の大きいリフトアップが行われていると思いきや、リフトアップ量はごく小さめ。
キャラバンは、リアの車高がフロントよりやや高い前下がりなフォルムですが、フロントの車高をリアと同じ199cm(車検証記載)へと上げることによって、このフォルムを実現しています。
なお、フロントのリフトアップは「フロント薄型バンプストップ」の装着のみで完結。
リアに至っては、一切リフトアップが行われておらず、リフトアップが行われているように見える秘密は「薄型オーバーフェンダー」の恩恵によるもので、黒い本体色によって視覚的に作用し、リフトアップスタイルが実現されています。
フロントフェイスで特徴的なのは、ワイルドな雰囲気を醸し出すバンパーガード。
従来モデル用と共通で使用できるかと思いきや、フロント周りにレーダーやセンサーが埋め込まれたため、今回新たに新設計されました。
従来モデル用はグリル周辺までガードが伸びていましたが、センサーとの干渉を防ぐために比較的小ぶりな形状へと変更が行われています。
足元にはTOYO製の「
ホイールはBodyLineで、独自に純正色と同じステルスグレーに塗装が施されており、車両との相性は抜群です。
新型のベッドキットをご紹介！
インテリアには新型のベッドキットを装着。
従来品のベッドキットでは横方向に分割されていたものの、新型には縦方向に分割するタイプへ変更されました。
マットは跳ね上げて格納することが可能で、収納もお手軽です。
分割方法は5:5で分割するタイプと6:4で分割するタイプの2種類設定があり、ユーザーの好みに応じて選ぶことができます。
片側のみ格納して大荷物を収納しつつ、もう片側はベッドとしての機能を生かしたい時など、シーンに応じてアレンジが可能です。
また、ベッドを支える足は5段階の高さ調整機能付き。
片側を高くしつつ、もう片側は低くなるよう調整すれば、イスとテーブルのセットとして使用することも可能です。
なお、こちらのベッドキットはマイナーチェンジ前後共通で装着できます。
2台のカスタムカー。気になるお値段は？
新型キャラバンのカスタムカーは、Body Lineにて製作をご依頼いただくことが可能です。
今回ご紹介した車両2台のうち、ローダウン仕様の車両本体価格は約450万円、リフトアップ仕様は約350万円となります。
もちろん今回ご紹介した仕様のみならず、Body Lineではユーザーのニーズに応じて、さまざまな仕様を選ぶことができます。
Body Lineのショールームにて実車の展示も行われておりますので、気になる方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか？
詳しい内容は動画でチェック！
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