愛知県名古屋市東区にある『4×4(フォーバイフォー)エンジニアリングサービス』のショールームに伺ったMotorz編集部の森。今回は、純正車高でもリフトアップしても乗り心地が良くなる!?という同社オリジナルの「ビッグカントリーショックアブソーバー」について取材してきました!
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ショックアブソーバー(ダンパー)とは何か
ビッグカントリーショックアブソーバーをご紹介する前に、ショックアブソーバー(ダンパー)とはどのような役割を持ったものなのかを簡単に説明します。
車は路面からの衝撃をスプリングを縮める事によって吸収しますが、スプリングは力が加わると反発する性質があり、スプリングだけでは「縮む⇔伸びる」動作が収まるのに時間を要してしまい、結果余分な揺れを誘発してしまいます。
スプリングの余分な揺れを適度に押さえて、車両全体を安定させる役割として存在し、結果として快適な乗り心地と走行安定性に影響を及ぼすのが、ショックアブソーバーなのです。
しかし、ほとんどの純正ショックアブソーバーは、減衰力を調整する機構を持っておらず、例えドライバーが乗り心地が悪いと感じても純正状態から改善することができません。
そこで社外の減衰力調整ダイヤルを備えたショックアブソーバーに交換することで、よりドライバー好みの乗り心地を手に入れることができるのです。
ビッグカントリーショックアブソーバーの特徴とは?
4×4エンジニアリングサービスがオリジナルで開発/販売しているダンパーである「ビッグカントリーショックアブソーバー」の特徴は、なんと言っても減衰力が14段階で調整ができること。
高速道路や峠道のワインディングといったようなステージ、ユーザーの好みによって、適宜最適な減衰力に調整する事が可能です。
また、ビッグカントリーショックアブソーバーは30ミリまでのリフトアップサスペンションコイルはもちろん、純正のサスペンションコイルにも対応しているので、純正の車高を変化させずにダンパー交換の乗り味を楽しめるとの事。これなら、奥様にもバレずにカスタムを楽しめる…ハズ。
街乗りメインの車でもショックアブソーバーを交換するメリットとは
ビッグカントリーショックアブソーバーと純正のショックアブソーバーを手で縮めて、その伸びる速度を比較してみると、明らかにビッグカントリーショックアブソーバーのほうが動きがゆっくりなのが確認できます。
これは、減衰が効いている証拠で、減衰力を適正化する事によってロールスピードを抑える事ができるという事。
その結果、しっかりとした乗り味となり、純正のフワフワとした乗り味が改善され乗り心地が向上するとの事。
街乗りがメインなユーザーでも、ビッグカントリーショックアブソーバーに変更するメリットは大いにあります。
絶大な変化が数値にも現れた!
路面粘着率とは、上下振動の回数にタイヤがどれだけ追従できたかを数値化したもの。
数値を見ると、フロントは純正と大差無いのに対し、リアは路面粘着率が格段に向上している事が確認できます。
「乗り心地が良くなった」という体感だけでなく、数値でも証明されているのです。
ジムニーでは世界初!?ハーモフレック機能とは?
ハーモフレックとは、道路の継ぎ目やマンホールといった小さな段差に対して、微振動を拾って軽減する機能。
ハーモフレック機能を備えているため、純正と比較してダンパーの太さは太くなります。
フロント用のビッグカントリーショックアブソーバーを純正ショックアブソーバーと比較すると、その太さの違いが一目瞭然。※リア用はスペースの問題からハーモフレック機能は未搭載。
ハーモフレック機能+減衰力ダイヤルを搭載したジムニー専用のダンパーは、ビッグカントリーショックアブソーバー唯一との事。
まとめ
今回は、JB74ジムニーシエラ用のビッグカントリーショックアブソーバーをご紹介しました。価格はJB64ジムニー用ともに88,000円(税込)となっているので、購入をご希望の場合は4×4エンジニアリングサービスもしくは、全国の取扱店舗さんへお問い合わせください。
『ここをこうしたらもっといいのに…』というユーザーの目線を第一に商品開発をおこなっている4×4エンジニアリングサービス。まさに”痒いところに手が届く”ユーザーと距離が近いメーカーでした!