2018年7月に、20年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型ジムニー(JB64/JB74)が発売されました。新車の納車は1年待ちなど、いま最も人気を集めている1台です。もしあなたが新型ジムニーを手に入れたら、いったいどんなカスタムを施しますか?リフトアップやアンダーガードなど、本格的にオフロードを楽しみたい方は、足回りに手を入れたいところだと思います。今回は腕自慢のショップやメーカーがオンロード/オフロード問わず、走りを磨き上げた新型ジムニーのデモカーをご紹介!是非カスタムの参考にしてみて下さいね。

 

出典:https://www.enonwheels.com/

 

まずは動画でご紹介!

 

ジムニーと言えばやっぱりリフトアップ!

ジムニーをカスタムする上で定番とも言えるのが、リフトアップ(ハイリフト)です。

リフトアップ用のスプリング交換で純正車高より1インチほど、車高調に変更することで2インチほど車高をあげることができ、走破性の向上と迫力あるルックスを実現します。

それではリフトアップする上で、よりカッコよく見せるパーツはどんなパーツがあって、どんなイメージに仕上がるのでしょうか。

各ショップ渾身のデモカーを参考に、みていきましょう!

こんな人にオススメ!

・とりあえず車高を上げたい人

・力強さをアピールしたい人

 

JAOS JB64Wジムニー

出典:https://www.jaos.co.jp/

出典:https://www.jaos.co.jp/

 

ジャオスが作り出すクロスオーバーやSUVのカスタムカーには、どの車種もリフトアップやスキッドバンパーといった統一感あるカスタムが施されています。

中でもジャオスらしさ、クロカンらしさをアピールできるのがJAOSの代名詞とも言えるマッドフラップで、汎用のパーツもありますが、JB64ジムニー/JB74ジムニーシエラ用に専用のマッドフラップを発売。

手軽にドレスアップができる上に、泥除け効果があることで人気のカスタマイズアイテムとなっています!

 

CAR STYLE JB64Wジムニー

©️Motorz

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カースタイルのJB64ジムニーは、クロカンらしいリフトアップに加え、アプローチアングルとデパーチャーアングルを稼ぐために装着されている鉄製バンパーが特徴です。

リアはバンパー形状に合わせ、テールレンズも専用のLEDランプに交換されており、ドレスアップ効果も抜群!

足元にはRAYSのオフロード車向けホイール『DAYTONA STX-J』が装着されており、ダイヤモンドカット加工が施された加工面は浮かび上がって見える立体感ある装い。

スポーティさと力強さを演出しています。

 

SUZY SPORT JB64Wジムニー

©️Motorz

©️Motorz

 

スージースポーツのJB64ジムニーは、マッドテレーンタイヤとオリジナルの前後バンパーを装着した、オフロード走行向けのカスタムが施されています。

フロントにはスキッドバンパーを装着することで、ラジエーターやウインチに障害物が当たることを極力避けられる仕様に。

さらに鉄製のパイプ形状バンパーとすることで足元をスッキリと見せるなど、ジムニーでクルマ遊びをする上で理想的なカスタムが施されています。

 

PISTON JB64Wジムニー

出典:http://www.witz.co.jp/piston/

出典:http://www.witz.co.jp/piston/

 

リフトアップの必需品と言えば、やはりリフトアップスプリングです。

通常、リフトアップスプリングと言うとスプリングのみの交換で1インチ(約2.5cm)アップと言うのが通例ですが、ピストンのJB64ジムニーにはビルシュタイン製ショックアブソーバーと、オリジナルスプリングで2インチ(約5cm)アップを実現!

2インチのリフトアップとなると、サスペンション交換だけでなくブレーキホースとラテラルロッドの交換も必要となるため、人より車高をあげたい方は参考にすべきカスタムと言えます。

ピストン ビルシュタイン 2インチアップキットの詳しい情報を見る

 

オフロードこそジムニーの真骨頂!

ジムニーに乗ってる方であれば、一度は体験してみたいオフロード走行。

純正でも十分にオフロード走行を考慮された設計が施されているJB64/JB74ですが、より走破性をあげるためにはリフトアップのカスタムにプラスして、LSDなどのカスタムも必要になってきます。

こんな人にオススメ!

・オフロードの走破性をとにかく良くしたい人

・オフロードで速く走りたい人

 

ハイブリッジファースト JB64Wジムニー

出典:https://www.enonwheels.com/

©️High Bridge First

ハイブリッジファーストでは、リフトアップやオフロード走行向けにサスペンションやアーム類など様々なパーツが発売されていますが、今回ご紹介するのはJB64ジムニー向けのスロットルコントローラーです。

電子制御スロットルによりレスポンスが悪いと感じる事もある新型ジムニーですが、ハイブリッジファーストオリジナルのスロコンにより、アクセル開度に対して積極的にスロットルが開くので、純正状態よりもペダルを踏む量が少なくなるため、より快適なドライブを実現します。

街乗りユーザーはもちろん、スロットルが素早く反応することでオフロード走行やロッククローリングなど、様々なシーンで活躍すること間違いなしです!

ハイブリッジファースト スロットルコントローラーの詳しい情報を見る

 

©️High Bridge First

またハイブリッジファーストの注目アイテムとして挙げられるのが、JB64/JB74用のステアリングボスです。

走りを楽しむ上でドライビングポジションは重要ですが、純正ステアリングは上下に調整するチルト機能のみで、前後に調整するテレスコピック機能は付いていません。

そこでステアリングの前後位置を調整するためにはステアリング交換を行い、ボススペーサーなどでドライビングポジションを合わせるのですが、社外ステアリングに交換する際必ず必要になるのがステアリングボスです。

ハイブリッジファーストからはどこよりも早くJB64/JB74用ステアリングボスを用意しており、適合が取れているのはハイブリッジファーストだけ!

走る上で重要となる理想的なドライビングポジションを実現する上で、必須と言えるアイテムです!

ハイブリッジファースト ステアリングボスの詳しい情報を見る

 

オフロードサービスタニグチ JB64Wジムニー

出典:http://www.ors-taniguchi.co.jp/

出典:http://www.ors-taniguchi.co.jp/

 

ジムニーカスタムの老舗メーカーと言えば、オフロードサービスタニグチです。

先代のJB23でもオフロード走行向けのあらゆるカスタムパーツが開発されていますが、新型JB64/JB74でもその姿勢は健在。

リフトアップやバンパー交換でデパーチャーアングルやアプローチアングルを稼ぐことはもちろんですが、オフロード走行の必需品と言えばLSD(リミテッドスリップデフ)。

社外の機械式LSDというとチャタリングが発生しやすいイメージがあるかもしれませんが、タニグチが開発したLSDはアクセル開度に対してリニアにトラクションを発生させるハイブリッドタイプで、街乗りでは不快とされるチャタリング音が発生しません。

さらにオフロード走行などではしっかりとロックすることで走破性を高めることができ、オンロードとオフロードの両立を図っています。

オフロードサービスタニグチ ファイナルLSD SP リア用の詳しい情報を見る

 

音やチューニングも大事!スポーティ路線

ジムニーとジムニーシエラのカスタムでは、パワー系チューニングにも注目です。

マフラーなどの吸排気系カスタムはもちろんですが、コンピューター系のチューニングを施すことで手軽にパワーの向上を図ることが可能となっています。

こんな人にオススメ!

・見た目よりも音が大事な人

・見た目よりも先にパワーを上げたい人

・もっと走りを楽しみたい人

 

ガレージ力 JB74Wジムニーシエラ

©️Motorz

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フェアレディZやR35GT-Rといったサーキット走行向けのチューニングを得意としているガレージ力が、JB74ジムニーシエラのカスタムに着手!

早速パワー系チューニングに取り掛かり、オリジナルのエキゾーストマニホールドを製作しました。

1.5リッターNAエンジンを搭載するシエラだからこそ、よりトルクフルかつ伸びのある加速を実現するエキマニの交換は視野に入れておきたいところ。

まだ開発段階だそうですが、リリースが待ち遠しい商品の1つです。

 

トラスト JB64Wジムニー

出典:https://www.trust-power.com/

出典:https://www.trust-power.com/

 

GT-Rやスープラといったハイパワーターボチューニングを得意としているトラストですが、近年はマフラー開発に注力しており、クロスオーバーやSUV系車種向けにも得意のパフォーマンスマフラーの開発を行なっています。

その製品はヒートグラデーションと2本出しが特徴で、中央にはスキッドプレートをイメージした『GReddy』の抜き文字のステンレスプレートが溶接されており、JB64ジムニーの車高も相まって後方車両へのマフラーの存在感をアピール。

新型ジムニーの定番マフラーとして各ショップのデモカーにも装着されており、ビジュアルの良さとパフォーマンスの両立が図られたパーツです。

 

HKS JB64Wジムニー

出典:https://www.hks-power.co.jp/

出典:https://www.hks-power.co.jp/

 

チューニングパーツの老舗であるHKSからも、JB64ジムニー向けのマフラーが発売されています。

こちらはHKSパワーエディターとセットで装着することで、よりパワーの向上を体感できるパーツ!!

今後はローダウン向けのスポーツサスペンションを発売していくとのことで、ジムニーカスタムでもHKSのパーツは必見です。

 

オンロードを快適に!サーキットにも行ける仕様!

ジムニーの醍醐味はオフロードだけではありません。

ストリートやサーキット走行向けのカスタムもあるのをご存知ですか?

ローダウンさせることで車体の重心が下がり、よりキビキビとした動きを手に入れることができ、より走りを楽しくすることができるのです。

ジムニーでサーキットというと、イメージし難いかもしれませんが、どんなカスタムが施されているのでしょうか?ご紹介していきます!

こんな人にオススメ!

・車高を下げたい人

・オンロードをより快適にしたい人

・もっと走りを楽しくしたい人

 

レインボーオート JB64Wジムニー

©️Motorz

©️Motorz

ジムニー界隈では、ある意味異色なショップと言えるのが、サーキット走行に向けたジムニーのカスタマイズを行なっている千葉県の『レインボーオート』です。

足回りはビルシュタイン製ダンパーをベースに、ローダウンを敢行。

ブレーキ周りはレインボーオートオリジナルのリアドラム用アルフィンドラムを装着し、ブレーキの軽量化を行なっています。

アルフィンドラムはサーキット走行でのブレーキ強化だけでなく、ビジュアルの向上や燃費の向上にもつながる一石三鳥の優れモノで、街乗りユーザーやオフロード走行向けのユーザーにとっても、よりジムニーの性能を引き出すためには必要と言えるパーツです。

レインボーオート アルフィンドラムの詳しい情報を見る

 

まとめ

 

©️Motorz

 

今回はショップやメーカーが走りやオフロード向けのカスタムを施した、デモカー10台とパーツをご紹介しました。

ジムニーの一番の魅力は、高い走破性をリーズナブルな価格で楽しむことができるところ!

車両価格もさることながらカスタムパーツも比較的安いものが多いため、手軽にカスタムを楽しむことが可能です。

モデルチェンジしたばかりで、この先20年はJB64ジムニー/JB74ジムニーシエラの販売が続くと予想されるので、今すぐではなくても今後ジムニーに乗ろうと考えているのであれば、是非カスタムを楽しんでみて下さいね!

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