
ジムニーノマドをベースに、アルパインスタイルが提案するコンプリートモデル「Beas+L(ベアスプラスエル)」が登場。“西海岸レトロ”の世界観で仕立てられたクラシックなデザインの裏には、日常の使い勝手まで計算され尽くしたこだわりがあります。
今回はアルパインスタイル大阪171店の店長 佐藤さんに、コンセプトから外装、カーエレ、購入方法まで詳しくお話をうかがいました。
目次
Cal’s motorが描く“西海岸レトロ”の世界

Beas+Lは、アルパインスタイルが展開するオリジナルブランド「Cal’s Motor(キャルズモーター)」から生まれた一台。ブランド名の“Cal”はカリフォルニアを意味し、青く澄んだ空と海に似合う―そんな西海岸の空気感を、60〜70年代のテイストで現代に蘇らせています。
Beas+Lはジムニーノマドの伸びやかな5ドアボディに、角目フェイスと輝くメッキアクセントを組み合わせた、まるで往年のアメリカンSUVが現代にタイムスリップしてきたかのような佇まい。佐藤さんは「まずはその見た目に惹かれてご来店されるお客様が多いですね」と話します。
顔つき一新、でも“純正の安心感”はそのままに

Beas+Lの印象を決めるのは、やはりフロントマスク。純正の逆台形モチーフから一歩踏み出し、横長の長方形を基調にしたグリルでクラシカルな表情を作っています。「フェンダー領域まで“被せる”一体構成にして、造形の自由度を持たせました」と佐藤さん。角目ヘッドライトを違和感なく採用し、デイライトからシーケンシャルウインカーへの自然な切り替えも実現しています。

フロントバンパーは専用設計で、上質感のあるメッキと下部樹脂パーツを含めて“丸ごと交換”の考え方を徹底しています。注目は、純正オーバーフェンダーとの取り合い。アーチ形状の“合い”はもちろん、樹脂のシボ感まで丁寧にそろえており、近くで見ても後付け感のない精密な仕上がりです。

足元にはTOYO TIRESのオープンカントリーを採用し、ホイールにもメッキをふんだんにあしらいクラシックさと無骨さをプラス。過度な装飾を避けることで、グリルの存在感とバランスが取りやすく、全体として“やりすぎない”上品さに落ち着いています。
リアは“純正ベース+レトロ足し”の巧みな仕立て

リアまわりは、純正バンパーをベースにしながらも、ひと目で印象が変わる仕立てが施されています。もとのテールランプを外し、専用メッキパーツを被せることでグッとレトロな雰囲気を演出。見た目は大きく変化しますが、純正の機能や安心感はそのままです。

「純正をベースにしているのがミソなんです」と佐藤さん。純正駐車センサーの位置に合わせてメッキパーツ側をくり抜くことで、統一感のあるデザインと純正の機能性を両立しています。

バックカメラの取り付け位置も純正基準に準拠。アルパイン製ナビと連動させた際、ステアリング操作に合わせてガイド線が正確に曲がるよう配慮されています。「運転に不安がある方にもおすすめできます」という佐藤さんの言葉通り、見た目の演出に偏らず、日常での使い勝手を犠牲にしない姿勢が随所に光ります。
背面タイヤは、純正タイヤにロゴ入りハードカバーを合わせたスマートな仕様を基本としつつ、四輪と同じ銘柄のタイヤを背負って統一感を出す選択肢も用意。用途や目指すスタイルに合わせた柔軟な提案が可能です。
Beas+Lの世界観を完成させる、アルパインの“カーエレ”をチェック

Beas+Lを一層楽しむなら、アルパインのカーエレクトロニクスも合わせて使いたいもの。ジムニー専用設計の10インチ大画面ナビ「BIG X」は、専用パネルを用いることでインテリアに美しく調和。ボルト意匠で世界観を統一しつつ、視認性・操作性を格段に引き上げます。

視界確保という点では、前後ドライブレコーダー一体型のデジタルミラーも心強い存在です。荷物を多く積むときや、多人数で出かけるときでも後方視界を確保でき、万が一の際には強力な証拠を残せます。

音の体験を底上げするのが、メティオサウンドのスピーカーシステム。まるで「上から音が降りてくる」ような立体感のある音響を堪能できます。「一度体感いただくと、戻れないとおっしゃる方が多いですね」と佐藤さん。店頭でぜひ試してみてはいかがでしょうか。
コンプリートはもちろん、現愛車の“アップデート”にも対応

Beas+Lの価格は、MT車で374万円〜、AT車で384万円〜が目安。ベース車となるジムニーノマドFCグレードに、外装一式とタイヤ・ホイール4本、さらに標準装備の7インチディスプレイオーディオ、バックカメラ、ETCが含まれます。(※2025年8月現在、車両価格によって変動します)
佐藤さんによると「諸費用は別途必要になりますが、乗り出しで400万円前後からご案内できます」とのこと。ここまでこだわって仕上げられた一台と考えると、とても魅力的な選択肢ではないでしょうか。
「もっと早く知りたかった」という方も心配ご無用。Beas+Lは、今乗っている愛車や納車待ちの車を同じスタイルに変身させられるボディキット単体も販売しています。「持ち込みでの施工や塗装まで含めて、店舗でしっかり対応します」と心強い言葉もいただきました。(※ボディキットはボディキット取扱店でも販売しています。)
Beas+Lの世界観を、アルパインスタイルで体感してください

Beas+Lの真価は、その絶妙なバランス感にあります。クラシカルな角目フェイスが、ジムニーノマドの伸びやかな5ドアボディと自然に調和。往年のアメリカンSUVが纏う、ゆったりとした空気感を現代に蘇らせています。
また、細部にまで宿る緻密な作り込みと、その背後にある確かな設計思想はさすがアルパイン。魅せるデザインと、守るための機能、その両方を真摯に追い求める作り手の姿勢が、パーツの一つひとつから伝わってきます。
購入の相談は、全国10店舗(オープン予定を含めると11店舗)のアルパインスタイルで受け付けています。ボディキットの適合や見積もりの相談、カーエレの体感だけでも大歓迎。「気になったら、まずはお気軽に」のスタンスがうれしいところです。ぜひ、お近くの店舗に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
また、ボディキットはアルパインスタイル店舗以外のボディキット取扱店でも購入が可能。取り扱い店舗は順次増加中ですので、今後の展開も楽しみです。