海外のレース中継などで、コース脇でテントを張っている光景、見たことありませんか?実は、日本でもこういった体験をできる場所や機会が提供されていることをご存知ですか?今回は、走るだけじゃない!キャンプも楽しめるサーキットと、初キャンプで最低限必要なアイテムの揃え方をご紹介します。

出典:GAZOO Racing ニュルブルクリンクへの挑戦 2011 より http://gazooracing.com/detail/1236377

出典:http://gazooracing.com/

キャンプのできるサーキットはこちら!

ヨーロッパのレースなどでは当たり前のように見られる、サーキットでのキャンプ。

特に、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなどでは、コースサイドにテントが多く立ち並び、バーベキューしたり、観戦したりと、思い思いの形でサーキットを楽しんでいる姿が多くみられます。

日本ではあまりそのイメージは無いかもしれませんが、近年は国内のサーキットもキャンプを多く推奨しているんです。

その中でも代表的なサーキットを3つほどご紹介します。

 

日本が世界に誇る”鈴鹿サーキット”

出典:鈴鹿サーキット キャンプ よりhttp://www.suzukacircuit.jp/camp_s/

出典:http://www.suzukacircuit.jp/camp_s/

F1をはじめとした国際格式レースが開催される鈴鹿サーキットは、場内にホテルがあるだけではなく、オートキャンプ場も併設されているのが特徴です。

62,000㎡もの広大な敷地に、100サイトを超えるテント設営エリアを持ち、観戦するスタイルに幅を持たせています。それでもレースウィークは大人気で、特にF1日本GPでは数ヶ月も前に予約でいっぱいになってしまうほど。

天然温泉や遊園地といった家族に嬉しい施設も充実しており、走る、観る、だけではない、丸ごと楽しめる環境があるのです。

鈴鹿サーキット内特設ページ:http://www.suzukacircuit.jp/camp_s/stay/

 

森と星空のキャンプヴィレッジ”ツインリンクもてぎ”

出典:ツインリンクもてぎ 森と星空のキャンプヴィレッジより http://www.twinring.jp/f-glamping/

出典:http://www.twinring.jp/f-glamping/

首都圏からクルマで2時間圏内のところにあるツインリンクもてぎ。

このサーキットでも、モータースポーツにおける数々の歴史が刻まれてきました。

自然豊かなもてぎでは、自分で用意するフリーキャンプサイトだけでなく、2016年春より、グランピングサイトがオープンしました。

グランピングとは、 グラマラスとキャンピングを掛け合わせた造語。

手ぶらでOK、高級ホテル並みのサービスと食事が楽しめることで話題になり、全国各地に作られ始めた施設です。

もてぎでもいち早く取り入れられたこの区画は、普通のキャンプより大きな満足を得られることでしょう。

ツインリンクもてぎ グランピング特設ページ:http://www.twinring.jp/f-glamping/glampingsite/

 

都内から行ける国際サーキット”富士スピードウェイ”

富士スピードウェイ ダンロップコーナーの外側( Photo by RYU-K)

富士スピードウェイ ダンロップコーナーの外側( Photo by RYU-K)

富士スピードウェイといえば、都内から1時間半で行けるサーキットとして多くのドライバーに親しまれていますが、ここでもキャンプを楽しむことが出来ます。

週末にかけてビッグイベント(スーパーGT、WEC等)が行われる時には、芝生エリアがキャンプOKな場所として開放されるのです。

白熱したレースが繰り広げられる中、のんびりコース脇でコーヒーを飲みながら…なんてことが出来るのは、車好きにとって、至福の瞬間…かも?

富士スピードウェイ公式HP:http://www.fsw.tv/

 

 

準備はどうすればいい?何を用意すればいい?

Photo By Zach Dischner http://free-photos.gatag.net/2014/08/04/220000.html

Photo By Zach Dischner

サーキットでのキャンプについて、魅力を感じていただいたところで、実際に行うにはどんなものが必要なのでしょうか?

テントや寝袋、ランタンに椅子・テーブルなど…最低限必要なモノ、あったら便利なモノの2つに分けてまとめてみました。

 

<最低限必要なもの>
◎テント
◎シュラフ
◎テーブル
◎椅子
◎ランタン

 

<あったら便利なもの>
〇バーベキューコンロ(もしくはたき火台)
〇クーラーボックス
〇タープ
〇荷物を運ぶためのカート
etc…

 

正直、あったら便利なものには枚挙にいとまがありませんが、まず、最初に用意すべき大きなものといえば、ここに列挙したものになります。

上記には上げていませんが、食料や食器、水や洗面グッズなどの日用品ももちろん必要です。

 

まずはレンタルがお勧め!

出典:http://www.twinring.jp/

出典:http://www.twinring.jp/

キャンプ用品をすべて揃えようと思ったら、安く見積もっても10万円くらい…これから長く続く趣味であればそれもいいかもしれませんが、最初から買うには少々ハードルが高いです。

そんなキャンプデビューのアナタにオススメしたいのが、キャンプ用品のレンタルサービス!

キャンプブームの昨今、年に1回から数回、気軽にキャンプしたいライトなユーザーのためにキャンプグッズをレンタルしてくれるショップさんが増えているのです。

ここでは、レンタルショップさんをいくつか紹介させて戴きます。

 

キャンプデイズ

https://campdays.jp/

こちらでは、テント・タープ・テーブル・チェアー・ランタン・キッチン(キッチンテーブル&バーナー)の基本的なセットが一泊二日17,150円からと、数人で割り勘すれば手の出しやすい価格設定を用意してくれています。

その他、細かく必要なものをプラスしながら、オリジナルのキャンプを検討できるのが魅力的です。

 

そらのした

http://www.soranoshita.net/

こちらも色々なセットを用意してくれています。

富士周辺に実店舗を構えているので、富士スピードウェイでのキャンプには特にお勧めです。

こちらのキャンプセットは一泊二日なら12,480円とリーズナブルです。

 

ダーリング

http://www.darling.co.jp/

こちらは、色々なものをレンタルできる総合レンタルサイトですが、もちろんキャンプ用品もそろっています。

テーブルとイスはあるけどテントだけ無くて…というピンポイントな使い方に向いています。

色々なものがあるだけに、イベント用照明(一泊二日4,800円)などの、ちょっと変わったものも借りることが出来ます。

 

DMM.com

http://www.dmm.com/rental/iroiro/=/category=outdoor/

DMM.comも総合レンタルサイトを運営しており、キャンプ用品もそろっています。

というか、キャンプ用品以外に車、それも高級車を借りることもできますので、非日常のキャンプを演出したいなら、そのあたりから攻めてみるのも楽しいかもしれません。

ちなみに、ポルシェカイエンを2日間借りた場合、7万円…。クルマがメインイベントになってしまいますね。

他にもレンタルを行っているショップさんはいくつもありますので、自分に利用方法にあったレンタルショップを探してみてください。

 

細かいものは持ち寄ったり、自宅にあるもので!

出典:http://www.twinring.jp/

出典:http://www.twinring.jp/

キャンプをする上で必要な細かいアイテム、ガスコンロや皿、割りばしといった細かい食器や、 現地を汚さないためにゴミ袋や、あると便利な養生テープなどは、きっと参加するメンバーの家や、ご自宅に眠っているはずです。

ソロキャンプではない場合、行く前に参加者で認識合わせをして、それぞれが持ち寄ることで、意外にリーズナブルな形でキャンプを始めることが可能です。

また、事前準備している時が楽しかったりするものですので、是非、準備から盛り上がってみてください。

最後に、前日もしくは当日、美味しい食材を用意したら、楽しい一日の始まりです!

 

まとめ

富士スピードウェイでのキャンプ(Photo by RYU-K)

富士スピードウェイでのキャンプ(Photo by RYU-K)

筆者は、富士スピードウェイで開催されたキャンプイベントに参加したことがありますが、サーキットでのゆったりとしたキャンプは、普段体験する数々の車系イベントとは一線を画す、楽しいものでした。

普段、走るためやレース観戦のために訪れるサーキットで、沈む夕日を見ながらの仲間とのひと時。

寝静まったコース、冷えたアスファルトを見ながらの夕べ。そして朝。

タイヤの焼ける匂い、レーシングカーの排気音で目覚める休日。

普段の旅行では味わえない胸の高鳴りが味わえました。

是非、みなさんもサーキット×キャンプ、検討してみてください。

きっと、車がもっと好きになると思います。

 

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