2016年4月24日に開催された、「モーターファンフェスタin富士スピードウェイ」そのイベントに潜入してきましたので、どのようなイベントだったのか?お伝えします!
モータースポーツやクルマ・バイクは1年を通して日本各地でイベントがありますが、その中でもこの4月に力を入れて宣伝されていたイベントが「モーターファンフェスタ」!
電車の中吊りやSNSで目にした方もたくさんいるのではないでしょうか?
こちらのイベントに足を運んできました!今回はそのレポートをお送りいたします!
CONTENTS
そもそもどんなイベントなの?
1926年から三栄書房で発行されていた「モーターファン」という雑誌がありました。
こちらは1996年に休刊となり、それ以降は別冊モーターファンが不定期に発行されるのみだったのですが、2016年4月26日、ついに復刊が決定!
それ以外にも、今年は三栄書房さんの発行している様々な雑誌がアニバーサリーイヤーということで自動車メーカーや関連会社を巻き込んだ大々的なイベントが富士スピードウェイで行われることになったのです!
高級車だらけの駐車場!?
4月24日、天気は残念ながら雨でしたが、富士スピードウェイのゲートはお客さんや出展車など、車!車!車!と長蛇の列。
お気に入りのスポーツカーからファミリーカーまで入り乱れた列に並んで、なんとか駐車したあとは、展示のあるAパドック(ピット裏周辺ですね!)まで徒歩です。
富士スピードウェイですが、国内のサーキットでも1,2を争う高低差のあるコース、駐車場は選ばないと半分登山です・・・。
近くの駐車場からするっと行きたいところでしたが、今回は登山でした。
パドックも見えてきたころ、デモランに参加する車両用の駐車場が目に入り。覗いてみると高級車だらけ!しかもみんなモディファイ済みです。
ランボルギーニ、フェラーリ、ロールスロイス、マセラッティ、R35GT-Rなど、数千万円の高級車が、これでもか!と改造されてずらりと並んだ空間はまるで異空間です。
後ろのほうから「カラフルでスマホみたい!」と聞こえるくらい、カラフルなランボルギーニが多かったです。
パドックは車とテントだらけ!
レースの時はモーターホームや積載車がならび、戦場になるパドックがこの日はまるでお祭りのように露天だらけ!
チューニングメーカー、自動車雑誌などのテントが隙間なくビッシリと並び、テント前にデモカーの展示もあり、まるで野外オートサロン状態!
全部、見ていったらとてつもなく時間がかかるぐらい濃厚な展示が数多くあります。
各メーカーごとに個性があり、イチオシや懐かしの車が展示されていましたが、憧れのGTカーの搭乗体験ができたり、motoGPのマシンに跨がれたりと、見るだけでなく体感できるというところも、個人的にはとてもポイントが高かったです。
童夢のコーナーは超レア!ジオット・キャスピタ!その後ろに童夢・零!
ピット真裏には、EVカーとして復活したトミーカイラZZもありました!
今回のモーターファンフェスタはいつものイベントと一味違いました。
乗れるんですよ。あんな車やこんな車。
自分で運転できる?試乗コンテンツが盛り沢山!
このイベントの素晴らしいところは、とにかく「乗れる」ということ。
座るだけじゃないですよ!
走ります!走れます。
一部、事前の応募が必要だったりしますが、各雑誌やアフターパーツメーカーなどのブースには、多種多様な「乗れる」車がズラリと並びます。
チューニングされたHONDA S660やSUBARU WRX STIや、ポルシェGT3やKTMクロスボウなどのスーパーカーで富士スピードウェイの構内を同乗体験。
アルトワークスやダイハツキャストなど、最近話題の軽スポーツをレーサーのドライブで富士ショートコース全開!などなど、そこかしこのブースでクルマに乗ることが可能で、とてもエキサイティング!
D1併催ということもあり、ドリフト同乗体験もありました!
今回のモーターファンフェスタでは新車試乗会イベントがあり、その数なんと50台!!
日産R35GT-RやジャガーFタイプ、ルノールーテシア、トヨタ86などのスポーツカーからトヨタMIRAIや新型プリウスに、BMWX5などのSUVまで取り揃えてなんと無料!!
ブースに並んで抽選に参加する必要はありましたが、今大注目の車がズラリ。
抽選にハズれても走行枠はたくさんあるので、次の枠に並べば再挑戦可能!台数も多いのでチャンスはたくさん!という感じで、試乗できた方は多いのではないかと思います。
東京モーターショーやオートサロンなど、国内最大級のイベントでも、試乗はほぼありません。
こんなチャンスを待っていました!という人もたくさんいるのではないでしょうか?
雑誌主催ということもあり、他のイベントとはひと味もふた味も違ったエッセンスがこういったところに現れていたことがとても素晴らしかったですね。
最大の見せ場、グリッドウォーク
冒頭でも書きましたが、電車の中吊りやSNS、web等で広告を見た時、大きく書かれていたのがこのグリッドウォークだったと思います。
様々な伝説を作った名車たちが、富士スピードウェイの1.5kmのストレートにズラリと立ち並ぶその姿をひと目見ようと足を運んだ人も多いはず。
降り続いた雨により、2台先も見えないような濃霧にコースが覆われ、試乗イベントも一旦ストップしたほどの状況の中のグリッドウォーク。
これが逆に面白いドラマを生みます。
とにかく前が見えない中、グリッドを進むと1台、また1台と霧の中からボンヤリとシルエットが現れてくるのです。
近づくと、それはより明確な姿で目の前に、図鑑のページをめくるように、一台、また一台と名車や話題の車を見ることができたのはある意味レアだったのじゃないでしょうか?
一部の車体はエンジン始動デモもあり、霧の中からけたたましい爆音が聞こえ、徐々に近づくも姿が見えないことから「どんな車だ?」と、想像心をかき立てられる場面も素晴らしい演出となっていました。
ですが、残念なこともありました。
この霧と雨のため、一部のマシンはグリッドに並ばず、ピットで待機となってしまい、グリッドは歯抜けになってしまったこと。
どうせなら整列した姿を見たかったですね。
ピット待機となったフェラーリF1。M・シューマッハが乗っていたマシン!?
そんな状況の中も、グリッドに並んだ幻のF1、ロータス88Bに関しては、大きな拍手と最大級の賛辞を送りたいです。
幻のF1!ロータス88B!ダウンフォースを生み出すためにボディが動く、究極の空力マシン。
霧にも雨にも負けず、たくさんの人が見て回っていました。
D1も見れる!
Motorzでも特集したD1は、第2戦富士がモーターファンフェスタの前日ということもあり、この日はD1のエキシビジョンマッチも開催!
富士スピードウェイのヘアピンを逆走で使用するため、300Rから加速を開始。
観客の前に姿を現すときは既にドリフトしたまま突入してくるというなんともショーマッチな環境で、12名のプロドリフターの技を堪能できました!
富士スピードウェイは広いため、見る場所を選ばないのも嬉しかったですね。
パレードラン
イベントの最後は、お客様参加のパレードラン!
サーキットを走るためには、ライセンスの取得や色んな手続きなど面倒…ですが、これは富士スピードウェイの本コースを、マイカーで走ることが出来ます!
全開走行でこそないものの、サーキットを体感できるなんて、これも本当に珍しい機会ですね。
事前申し込み必須でしたが、イベントの最後にふさわしいゆっくりとした時間が流れていて本当に素敵でしたよ。
コースサイドから眺めながら、駐車場に戻る方々も多かったです。
ペースカー先導によるパレードラン。最後尾には原付で走るツワモノも!
まとめ
いかがだったでしょうか?
メーカー主導ではなく、雑誌主導のイベントだからこそ、見れる、触れる、感じるが多く、個人的には、かなり楽しめるイベントでした。
今のところ、次回の開催は予告されていませんが、是非ともまた開催してほしいものですね。
興味が無い人は来ないイベントよりも、興味が無くても視界に入ってしまう、それぐらい身近になる将来を目指して、Motorzも頑張ります!