全国各地の自動車博物館をご紹介する人気シリーズ!第3弾となる今回は、関東、関西に引き続き東海エリア(中部地方)の自動車博物館情報をお届けします。東日本からも西日本からもアクセスしやすいのも高ポイント!!夏のお出かけスポットや自由研究の題材、ちょっとした日常会話にも…これさえ読めばネタに困ること無しです!!

 

出典:http://www.toyota.co.jp/Museum/collections/main-building/

 

中部地方の自動車博物館①(有料施設編)

トヨタ博物館(愛知県)

 

出典:http://www.toyota.co.jp/Museum/collections/main-building/

 

世界の自動車売り上げ高ランキングでも5本指に入るトヨタが運営しているのが、愛知県長久手市にあるトヨタ博物館です。
こちらはトヨタ自動車創立50周年を記念して創られた博物館で、約160台の車両を見ながら自動車の歴史を学ぶことが出来ます。
2016年には本館2階を改装、そして2017年1月からは本館3階に外国車の展示も加わりました。
中にはトヨタが社名を変更する前の「トヨダ」時代の車両もあるので、当時からのファンの皆さんは必見です!!
ガイドツアーは日本語のみですが、予約をすれば英語対応もあるので、外国から来たお友達を連れて見学してみるのも良いと思います。

入館料
大人 1000円、シルバー(65歳以上) 500円、中高生 600円、小学生 400円
会館時間
9時半〜17時
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
公式HP
http://www.toyota.co.jp/Museum/

 

トヨタ産業技術記念館(愛知県)

 

出典:http://www.tcmit.org/exhibition/car/

 

延べ7900平方メートルという広大な展示場には、自動車のしくみや構成部品、技術などが所狭しと紹介されています。

エンジンやトランスミッション、サスペンション技術の変遷はもちろん、トヨタ自動車創業者である豊田喜一郎氏の性格や思想などが感じられるエピソード(言葉)の展示も!
また、オリジナルの遊具でモノづくりの楽しさを体感出来る「テクノランド」も併設されており、小さなお子様も遊びながら自動車の原理やしくみに触れられます。
その他、トヨタ自動車のモノづくりの原点であるトヨタ自動織機製作所(現・豊田自動織機)の大正・昭和初期の紡織工場にタイムスリップしたかのような繊維機械館も見応えたっぷりです。

入館料
大人 500円、中高生 400円、小学生 300円、65歳以上 無料

会館時間
9時半〜17時
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
公式HP
http://www.tcmit.org/

 

中部地方の自動車博物館①(無料施設編)

コミュニケーションプラザ(静岡県)

 

出典:https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/about_us/

 

「過去・現在・未来」と「コミュニケーション」をコンセプトにしたヤマハのミュージアムということで、その名の通り展示車両を見るだけでなく様々な催しも行われています。
特に夏休み期間は小中学生のお子様と保護者を対象とした特別企画として、ヤマハ本社の工場見学と各種体験教室を組み合わせたイベントが目白押しなので、忘れられない夏の思い出が作れそう!!
参加費は無料ですが事前申し込み制なので、ご希望の方はお早めに問い合わせしてみてくださいね。
展示車両も、オンロード、オフロードを問わず二輪車、レーシングマシンを中心に、4輪自動車やエンジンマリン製品まで展示されているので、大人だけで訪れても存分に楽しめます!

入館料
無料(11名以上で来館の際は要予約)
会館時間
9時〜17時(土日は10時〜17時)
休館日
開館カレンダーに準ずる
公式HP
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/

 

スズキ歴史館(静岡県)

 

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Suzuki_Plaza_01.jpg#mw-jump-to-license

 

1909年に創業、1920年に食器メーカーとして設立したスズキの自動車博物館がスズキ歴史館です。
工場で行われている自動車生産の様子を実物大で再現した組み立てラインのモデル展示や、車を工場で生産する前に行われている開発の過程を見られるのが大きな特徴。
もちろん他の自動車博物館同様、往年の名車や最新の技術なども紹介されており、スズキの歴史やこれまでの歩みを身近に感じられます。

入館料
無料(要予約)
会館時間
9時〜16時半
休館日
月曜日、夏期休暇、年末年始など
公式HP
https://www.suzuki-rekishikan.jp/

 

アウト ガレリア “ルーチェ”(愛知県)

 

出典:http://www.luce-nagoya.jp/About.html

 

イタリア語で“光”を意味するアウト ガレリア“ルーチェ”は、テーマに沿ったイベントを3ヶ月サイクルで運営している自動車博物館です。
毎回オリジナリティーあふれる企画で、訪れる人たちを飽きさせません。
館内には1999年のスクーデリアフェラーリマールボロチームが実際にF1グランプリにて使用したピットを設置しており、一際目を引きます。
また9月中旬までは、トヨタ自動車、トムス、童夢などの協賛により「不世出のパイオニア・レーサー 鮒子田寛の半世紀」と題した企画展示を行なっており、1966年式のTOYOTA 2000GT SPEED TRIALや1968年式のTOYOTA 7 415Sの他、TOM’S ANGEL T01(1994年)やDOME S102.5(2012年)なども見ることが出来るようになっています。

入館料
無料
会館時間
12時〜18時(イベント期間中)
休館日
月曜日、火曜日(祝祭日は除く)
公式HP
http://www.luce-nagoya.jp/Top.html

 

トヨタ会館(愛知県)

 

出典:http://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/toyota_kaikan/museum/index.html

 

トヨタ会館では事前予約により工場の見学も可能です。
クラウンやマークエックスを生産している元町工場、ハリアーやオーリスを手がける高岡工場、プリウスやカムリを担当する堤工場の3つがあり、時期により公開している工場が異なります。(見学の工場は指定不可)
予約なしで入館できるトヨタ会館内には、レクサスやトヨタの最新モデルや、環境や安全への取り組みの展示、モータースポーツ活動を紹介するコーナーもあり、無料とは思えない充実ぶりです。
昨年、ふわふわもこもこで可愛いと大好評だった「DOGカー」も、8月30日までの期間限定で再登場!
トヨタ博物館やトヨタ産業技術記念館と併せて楽しんで頂くのもおススメです。

入館料
無料(工場見学は事前予約制)
会館時間
9時半〜17時
休館日
開館カレンダーに準ずる
公式HP
http://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/toyota_kaikan/index.html

 

トヨタ鞍ケ池記念館(愛知県)

 

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kiichiro_Toyoda_House_Bertel-Schmitt.jpg#mw-jump-to-license

 

またしてもご紹介するのはトヨタの自動車博物館!
さすがお膝元・愛知県というだけあって施設が多数存在します。
こちらのトヨタ鞍ヶ池記念館は、トヨタ車の生産台数累計1,000万台達成を記念して、1974年9月に建てられました。
トヨペットクラウン(RS型)や豊田AA型乗用車といったトヨタのルーツとも言える車両の展示の他に、豊田喜一郎氏が生前使用していた別荘も建物も敷地内に移設されています。

入館料
無料
会館時間
9時半〜17時
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始など
公式HP
http://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/kuragaike/index.html

 

三菱オートギャラリー(愛知県)

 

出典:https://www.transport-pf.or.jp/norimono/museum/mog/

 

今回最後にご紹介するのは、今年5月にリニューアルオープンしたばかりの三菱オートギャラリー。
日本初の量産乗用車の三菱A型や、ギャランGTOといった三菱を代表する車両8台の他、歴代のエンジンを展示しています。
三菱を語る上で欠かすことの出来ないラリー参戦車両も、もちろん間近で見られます。

入館料
無料(要予約)
会館時間
8時15分〜17時15分
休館日
土日、企業休業日
公式HP
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/company/facilities/autogallery/

 

まとめ

 

出典:http://www.suzukacircuit.jp/gpfield_s/theater/

 

広い広い中部地方!

自動車博物館もさぞ多いことだろうと期待していましたが、その予想を上回る多さに驚きました!!
特にトヨタ関連の施設だけで4つもあり、さすが世界に名を馳せる大企業だけあるなという印象です。

今回は東海エリアに限定してまとめてみましたが、残念ながら三重県には自動車博物館を見つけることが出来ませんでした。

F1ドライバーからも人気の高い鈴鹿サーキット内にも、ツインリンクもてぎのホンダ コレクションホールのように自動車やバイク、レーシングマシンを展示している施設は存在しませんが、「レーシングシアター」という世界初の体感音響システムによるレース体験アトラクションがあります。
また、レーシングコースの裏側を見られるバックヤードツアーが行われており、表彰台やメディアセンター、コントロールタワーなどの施設を見学することが出来たりもします!
気になる方は鈴鹿サーキットの公式HPをご確認くださいね。

ということで、個性あふれる自動車博物館を有する東海エリアの次は、同じく中部地方の甲信越・北陸エリアをご紹介したいと思います。
次回もお楽しみに!

 

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