全国には様々な博物館があり、それぞれその分野の歴史が紐解けたり時代の最先端に触れることが出来ますよね。私たちの愛してやまない「クルマ」にも、もちろん博物館は存在します。Motorzではそんなクルマ好きにはたまらない自動車博物館をご紹介していきます!シリーズ1回目となる今回は関東地方編です。

 

Photo by Kentaro Ohno

 

関東地方の自動車博物館(有料施設)

まずは内容充実の有料施設編からご紹介します!

 

池沢早人師・サーキットの狼 ミュージアム(茨城県)

 

出典:http://ookami-museum.com/about/ikezawa.html

カーマニアとして知られる漫画家・小説家の池沢早人師氏が漫画家40周年を記念して開館したミュージアムです。
代表作「サーキットの狼」に登場したスーパーカーを中心に展示されており、登場人物たちの熱い走りが鮮やかに思い出されること間違いありません。

もちろん、池沢先生の生原稿も見られます!!
また、敷地内にはデモ走行用のコースも併設されています。

入館料
大人 800円、小中高生 400円(保護者同伴の小学生以下は無料)

開館時間
10時〜16時

休館日
平日(土曜日、日曜日、祝祭日のみ開館)

公式HP
http://ookami-museum.com/index.php

 

那須クラシックカー博物館(栃木県)

 

出典:http://www.tochigiji.or.jp/s/spot/2988/

 

大ヒットとなった映画「スピード・レーサー」に登場したマッハ5のデモカーは、日本ではここでしか一般公開されていません。

また、1930年のワールドレコードを持つMG-EX120や世界で最も美しいと言われるジャガーEタイプなどの展示もあり、自動車の歴史を感じられる博物館となっています。

実際に触れたり乗ったりして楽しめる車もあるため、ご家族連れにもオススメです!

入館料
大人1000円、小中高生600円(公式HPに割引クーポンなど各種割引あり)

開館時間
4月〜9月は9時〜18時、10月〜3月は9時〜17時

休館日
年中無休

公式HP

http://www.nccm.co.jp

 

ホンダ コレクションホール(栃木県)

 

©Motorz

 

言わずと知れたツインリンクもてぎ敷地内にあるミュージアムです。

二輪、四輪、レーシングマシンなど、合わせて約350台が展示されている充実度。

事前予約制で無料のガイドツアーも行われているので、車両や製品の特徴、そしてホンダのモータースポーツ活動の歩みをより詳しく知ることも可能です。

 

入館料
大人 1000円、小中学生 500円、3歳〜未就学児 300円(コレクションホールへの入館は無料のため、いずれもツインリンクもてぎ入場料として。特別イベント・レース開催日は各催しに準ずる)

開館時間
平日10時〜17時、土日 9時半〜17時半

休館日

要問い合わせ

 

公式HP
http://www.twinring.jp/collection-hall/

 

魔方陣スーパーカーミュージアム(栃木県)

 

出典:http://www.mahoujin-lp400.jp/index.html

 

ランボルギーニ カウンタック LP400やフェラーリ デイトナ 365GTB/4など名だたる高級クラシックカーが一堂に会する見応えたっぷりのギャラリーには、今なお人気の高いニッサン スカイライン GTR KPGC10型やトヨタ2000GTなどの国産車の姿も見られます。

その他、一風変わった点として、わたらせ渓谷鉄道を走っていたお座敷列車が休憩室として利用出来るため、クルマ好きだけでなく鉄道マニアにも満足頂けるスポットとなっています。

入館料
大人 800円、小学生以下 300円、5歳以下 無料

開館時間
10時〜17時

休館日
水曜日、木曜日、年末年始

公式HP
http://www.mahoujin-lp400.jp/index.html

 

伊香保おもちゃと人形自動車博物館(群馬県)

 

出典:http://www.ikaho-omocha.jp/01museum/03car/index.html

「プロが選ぶ人気観光施設 100選」に1999年から連続して入賞している国内唯一の博物館で、日本最大級のアミューズメントスポットとしても有名です。

敷地内には70台のクルマが展示されている自動車博物館の他に「おもちゃと人形博物館」「テディベア博物館」「昭和スターロマン館」など、老若男女を問わず人気の高いコレクションが揃っているのも特徴です。

100匹もの可愛いリスがいるという「リス園」も併設!!

どこに遊びに行くか迷った時も、こちらを訪れれば、楽しめる事間違いなしのスポットです。

 

入館料
大人 1080円、中高生 860円、4歳から小学生以下 430円(早朝割引や誕生日入園無料サービスなどあり)
開館時間
4月25日〜10月31日は8時半〜18時、11月1日〜4月24日は8時半〜17時

休館日
年中無休

公式HP
http://www.ikaho-omocha.jp

 

浅間記念館/二輪車展示館(群馬県)

 

出典:http://www.asamaen.tsumagoi.gunma.jp/kinen.html

 

1955年に第一回全日本オートバイ耐久レースが行われ、「バイク乗りの聖地」と崇められているこの地に誕生したのが浅間記念館です。

一台しか現存しておらず幻の名車と言われる「陸王」のプロトタイプや、日本に一台しかないAGRATI-GERELLIのSUPER CAPRIなど、他では絶対に見られない名車が揃い踏み!!

オートバイの歴史に触れたいのであれば迷わずこちらへ行くことをお勧めします。

入館料
大人 300円、中学生以下 無料

開館時間
8時半〜17時

休館日
12月1日から3月31日まで
定休は水曜日

公式HP

http://www.asamaen.tsumagoi.gunma.jp/kinen.html

 

関東地方の自動車博物館(無料施設)

続いては、無料でも十分すぎるほど楽しめる優秀な博物館をご紹介!

 

那須PSガレージ(栃木県)

 

出典:http://www.ps-car.com/renew/map/index.html

 

実は博物館の顔をしたカフェレストランという那須PSガレージですが、バイク好き俳優の岩城滉一さんが所有していた、こだわりのワルキューレが置かれていたり、映画好きでなくとも一度は目にしたことがあるであろう「バックトゥザ・フューチャー」のデロリアンが展示されていたりと、そのラインナップは本物です!!

スーパーカーやムービーカー、バイクだけでなく、ミリタリーまで展示されているのも他にはない大きな特徴。

テレビ番組やCM制作のために車両のリースを行なったり、様々なメディアにも取り上げられています。

入館料
無料(カフェレストランのため、お一人様1セットメニューのオーダー制)

開館時間
11時〜17時

休館日
月曜日、火曜日(月曜、火曜が祝日の場合は翌日休館)
季節や天候により変更あり

公式HP
http://www.ps-car.com

 

スバルビジターセンター(群馬県)

 

出典:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/スバルビジターセンター

2003年7月にオープンしたスバルビジターセンターは、工場を見学するお客様にスバル歴代の車や、技術や安全への取り組みなどを専属のスタッフが紹介してくれる施設です。

世界ラリー選手権(WRC)参戦車両や歴代のスバル車の他、スバルの前身である中島飛行機のDNAを受け継ぎ、宇都宮製作所で製造された戦後初のジェット練習機 T-1「初鷹」の展示もあります。

入館料
無料(事前予約制)

開館時間
要問い合わせ(見学は9時〜、11時〜、13時〜、それぞれ約1時間45分程度)

休館日
土曜日、日曜日
お盆や年末年始など、開館日カレンダーに準ずる

公式HP
http://www.subaru.co.jp/csr/factory-tour/

 

WAKUI MUSEUM(埼玉県)

 

出典:http://www.wakuimuseum.com/home/shiryokan.html

 

いつでも走れるようしっかりと整備されたロールスロイスとベントレーのクラシックカーを展示した「ミュージアム」と、在庫展示のショールームをリニューアルしたという「ヘリテージ」、修復や整備をしている様子を見学出来る「ファクトリー」の3つの施設を抱えるWAKUI MUSEUM。

様々な観点からクルマ文化の継承に携わるというオーナー涌井氏の想いが詰まった施設です。

クラシックカーは未来への遺産なのだと、改めて実感することができる、一見の価値ありのおススメスポットです。

 

入館料
無料

開館時間
11時〜16時
(ヘリテージは10時〜17時、ファクトリーは10時〜18時)

休館日
月曜日から金曜日、年末年始
(ヘリテージは月曜から木曜休業、ファクトリーは水曜のみ休業)

公式HP
http://www.wakuimuseum.com

 

自動車部品会館 自動車部品ショールーム(東京都)

 

出典:http://www.japia-bl.co.jp/showroom/

 

自動車部品工業会による、その名の通り自動車の部品を集めたショールームです。

各種部品がどの位置に取り付けられるのかがよく分かる自動車のカットモデル展示の他、二輪車の部品の紹介もあり、細かい部品ひとつひとつの重要性を学ぶことが出来ます。

 

入館料
無料

開館時間
9時〜17時

休館日
土曜日、日曜日、祝日、年末年始

公式HP
http://www.japia-bl.co.jp

 

メガウェブ(東京都)

 

出典:http://www.megaweb.gr.jp/about/

 

トヨタが運営する「見て乗って感じるクルマのテーマパーク」メガウェブでは、最新のクルマの試乗からトヨタ車をはじめとする世界のヒストリックカーの展示まで、様々な時代のクルマを楽しむことが出来ます。

モータースポーツに特化したコーナーや、貴重なピンバッジ、そしてモータースポーツ紙を展示したラウンジもあり、丸一日ゆっくりと過ごすことが可能です。

 

入館料 無料

開館時間
11時〜21時
(ライドワンは11時〜20時、ライドスタジオは11時〜19時)

休館日
不定期
公式HP
http://www.megaweb.gr.jp/

 

日野オートプラザ(東京都)

 

出典:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/日野オートプラザ

 

日野レンジャー ダカールラリー1996年参戦車や、経済産業省が「近代化産業遺産群」に認定した TGE-A型トラック(レプリカ)など貴重な車両の展示の他、時代を彩った日野自動車の代表的な車両を10分の1スケールで精密に再現したジオラマ模型なども公開されています。

スロープから見下ろすメイン展示フロアの眺めは圧巻!!

1966年式のボンネットバス BH15は中に乗り込むことが出来るので、当時にタイムスリップしたような感覚も楽しめます。

 

入館料 無料
(団体の場合は要予約)

開館時間
10時〜16時

休館日
日曜日、第1・第3・第5土曜日
お盆や年末年始など、開館日カレンダーに準ずる

公式HP
http://www.hino.co.jp/autoplaza/

 

日産エンジンミュージアム(神奈川県)

 

出典:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/日産エンジン博物館

 

1935年製の7型エンジンやレースで活躍したエンジンなど、エンジンを中心に展示されているミュージアムです。

28基ものエンジンを6つのグループに分けて紹介する常設展示と不定期で実施される企画展示があり、エンジンの歴史に触れることが出来るのが魅力です。

 

入館料

無料

開館時間
10時〜16時

休館日
日曜日、GW、お盆、年末年始

公式HP
http://www.nissan-global.com/JP/PLANT/YOKOHAMA/index.html

 

日産ヘリテージコレクション(神奈川県)

 

出典:http://nissan-heritage-collection.com/TOUR/

 

日産自動車の座間営業所内にあるこちらの施設には、現行車に繋がるものや技術的革新をもたらしたクルマ、モータースポーツの現場で活躍したマシンなど、日産の歴史を語る上で貴重な財産となるクルマが約300台保管されています。

1960年の東京オリンピックで聖火を運んだ車両もあるとのこと!

また、約7割のクルマはエンジンをしっかりと整備し、いつでも走れるようになっているそうです。

 

入館料
無料(事前申し込み制)

開館時間
要問い合わせ(見学は10時〜、14時〜、それぞれ約2時間)

休館日
お申し込み画面カレンダーより確認

公式HP
http://nissan-heritage-collection.com

 

まとめ

©Motorz

一口に自動車博物館と言っても、関東地方だけでこんなにもたくさんの施設がありました。

有料施設、無料施設に関わらず、そのひとつひとつにこだわりがあり、そこでしか見られない貴重な車両がほとんどです!

今年の夏休みはご家族やお友達と旅行で訪れたり、お子様や学生さんは自由研究の題材にしてクルマの歴史について学んでみるのはいかがでしょうか?

今後、関東以外の地域についても続々とご紹介していきますのでお楽しみに!!

 

あわせて読みたい

意外な接点で実現!?ランボルギーニ・ミュージアムでアイルトン・セナ展が開催中!根本選手が実際に行ってみた。

25年経っても色褪せないロータリーサウンド…1991年ル・マン24時間レース総合優勝マシン「マツダ787B」

レース観戦するなら観光もしたい!日本の真裏?片道24時間超え!?F1ブラジルへの旅

[amazonjs asin=”B0030IA4VO” locale=”JP” title=”トヨタ博物館カレー 辛口 甘口 ポーク チキン 野菜 豆 全6種類の化粧箱セット レトルトカレー セット”]

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!