自他公認の史上最低のF1ドライバーとして名高い井上隆智穂こと「タキ井上」さんがついに本を出版されました。Amazonと書店で価格が違うという信じられない事態が起こりましたが、内容については好評な模様。では、その本は一体どのような内容なのか?全ては言えませんが見どころをご紹介します。

井上隆智穂がついに本を出版!「タキ井上が教えます!リアルな裏F1」はどんな内容?

出典:http://www.topgear.com

現役時代以上にファンから注目を集めているタキ井上こと、井上隆智穂さんが本を出版し非常に好評を得ているようです。

F1といえば、テレビでは時速300キロを超えるF1マシンが観客でいっぱいの会場でレースをしていて、ドライバーの年収も高くて・・・と、一見華やかでゴージャスな世界を想像している方も多いと思います。

そして、その世界でのレースを目指してレーシングドライバーを目指す人も多いでしょう。

 

しかし、本気でF1ドライバーを目指すということは、

一体どれほどの覚悟が必要か?

いくらお金がかかるのか?

何をどのように活動する必要があるのか?

を教えてくれる人は、少なくとも日本には居ないと言ってもいいでしょう。

この本は気軽にF1ドライバーを目指すことへの警鐘を鳴らしていると言っても過言ではないほど、「リアルな裏F1」を知ることが出来る一冊となっています。

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出典:https://www.amazon.co.jp

これを読んで私にはちょっと…と思った方は、趣味程度にとどめておくのがいいのかも知れません。

では、内容をかるくご紹介していきます!

 

自伝?暴露本?自己啓発本?あらゆる要素を持った一冊

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F1のテストに励んだり、本を出版したり話題に事欠かないタキ井上氏(出典:Taki Inoue Twitter)

SNSで日々つぶやいているタキ井上氏。

その格言もこの本で多数記載されており、例えF1を知らなくてもあなたの心に響く言葉は見つかると思います。

ドライバーとしてではなく、ビジネスマンとして発信している言葉もあり、それらは万人が共感できるものもあるかもしれません。

本書の中からの一例としてですが、

例えば、テニスのラケットが買えないから練習できない、サッカーボールが手に入らないから…などと言えば、やる気が無いと思われてしまいますよね?

モータースポーツでもマシンがないからタイヤがないからお金がないから…練習できないは通用しません。努力と知恵で用意してみせるしかないのです。

モータースポーツは参戦することに莫大な費用が掛かりますが、それでも夢をあきらめないタキ井上の奮闘は必読です。

 

F1シートの価格表?お金にまつわる裏話

このF1に乗るために価格表が用意されているらしい…(出典:http://matome.naver.jp)

本書の中で取り上げられている項目で気になったのは、F1にまつわるお金の話。

なんとF1のシートやテストには価格表なるものがあるそうで、ドライバーやマネージャーはこの価格表をベースに価格交渉を行うとのこと!

これは日本のレース界には無い風習だそうで、日本のレース界は言い値であることが多いとか・・・

イメージ?どのような価格表なのかは分かりません。

イメージ?どのような価格表なのかは分かりません。

タキ井上はこの価格表がない日本のレース界に作中で一石投じていますが、一体なぜなのか?

タダより高い物はない!ではなく、価格表のないものより高いものはない!といったところでしょう…

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佐藤琢磨、小林可夢偉は悲運?それとも幸運?

近年F1で日本人ドライバーと言えば小林可夢偉選手、母国鈴鹿での3位が印象的です(出典:http://matome.naver.jp)

かつては多くの日本人ドライバーがF1に参戦し、ファンの多くが彼らの活躍に熱狂してきました。

最近で言えばBARホンダやスーパーアグリで活躍した佐藤琢磨選手や、ザウバーで母国表彰台を獲得した小林可夢偉選手などが記憶に新しいですが、彼らはF1の世界で輝く才能を見せつけ日本人初優勝の期待も抱かせてくれましたが、共に3位表彰台が最高結果に終わり、F1に別れを告げることになりました。

当時の日本のファンは「勝てるマシンに乗れず不運だった。」と嘆く方も多くいましたが、タキ井上はそのようには考えてはいないようです。

 

現代のF1ファンも知りたい裏話がたくさん!

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いつも酔っ払い扱いされる元F1王者ライコネン、タキ井上が会って感じたこととは?(出典:https://twitter.com/portf1)

そもそも、タキ井上とは1990年代中盤にF1に参戦したドライバーで、近年のファンには馴染みがないかもしれません。

詳細はコチラを御覧ください。

率直な物言いで再注目!自他公認?史上最低のF1ドライバー、タキ井上とは?

 

現在タキ井上氏は、レーシングチームを設立し、未来のF1ドライバー達の水先案内人として活動しているようです。

業界では怪しいなどの噂もあるようですが、世界基準でF1を見ている彼のような存在は見当たらないといっていいでしょう。

テレビやインターネットでも日本に入ってくることはない、海外からの目線でレースを見て、その経験や人脈を通して彼にしか知ることの出来ない話も含まれています本書には、キミ・ライコネンやパストール・マルドナド、セルジオ・ペレスといった現在もF1で活躍するドライバーの裏話も記されています。

それらエピソードはどれだけF1ニュースを読み漁っても知ることができない、現在のドライバー達の人物像までを覗き見ることが出来、より今のF1を楽しむことも出来るでしょう。

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まとめ

「タキ井上が教えます!リアルな裏F1~誰が日本人を潰すのか~」は現在好評発売中!

彼のユーモア溢れる表現のお陰か、本が苦手な方でも読みやすいというおすすめの一冊。

なかには最近のF1より面白いといった意見も!?

著者いわくこの本を読んでたくさん(汗)をかいて欲しいとの事。

私も読みながら(滝汗)ではなく(タキ汗)をたくさんかきました。

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