川崎市高津区にあるリベラル。チューニングショップとしての歴史は35年にのぼり、リベラルブランドとしては、1993年に創立して今年で25年目になります。そんなスバル専門チューニングショップの老舗に、お邪魔してきました。

 

©Motorz

 

 

きっかけは、東京オートサロンへの出展

スバルユーザーであれば一度は耳にした事があるであろう、『リベラル』という名前は、1993年に同社が立ち上げたカスタムパーツブランドです。

きっかけとなったのは、東京オートサロンに出展したBG型のレガシィでした。

そのレガシィを出展するきっかけとなったのは、『ワゴン車なのに速い』ことで、「これは、流行るのではないか?」と思い、出展する事に。

予想は見事に的中して大きな注目を浴び、その反響を受けてスバルショップに一本化したという経緯があるそうです。

また、実はこのレガシィは東京オートサロンに出展した初めてのスバル車で、それがきっかけとなってスバルの車両販売も行うようになりました。

それにより、本来はディーラーにしか設置されていないサイズのスバルの看板も設置されています。

 

©Motorz

 

現在は代理店も!

 

©Motorz

 

ショップとしてのスタイルは、内・外装パーツを中心に、足回りやECUチューンなどを行っており、サーキットをガンガン走るというよりは、ストリート系カスタムを施すユーザーが多いそうです。

経緯としては、現在も高い人気を持つカーボンインテリアパーツがヒットした事で、リベラル=内外装のイメージが定着し、オリジナルパーツとしてはやはりインテリパーツやエアロパーツが強い人気をもっているとの事。

また、リベラルでは台湾製のアフターパーツの代理店業も行っています。

正直、アジア製品というとクオリティに不安を感じるユーザーも多くいると思いますが、実はeマークやSAE企画などという、日本の製品より厳しいテストをクリアしており、その製品クオリティは日本製品にまったく引けを取りません。

事実、欧州のアフターパーツ製品のほとんどは、台湾で作られたものなのです!

また、チューニング文化も非常に熱量が高く、まるでひと昔前の日本のチューニングシーンのような活気があるそうです。

 

今回、取材に対応して頂いた青木さん。/ ©Motorz

 

リベラルの注目商品はコチラ!

ATTCモノブロックキャリパー

 

全部で12色から選択可能。/©Motorz

 

完全アルミ削り出しの、ブレーキキャリパーです。

通常のブレーキキャリパーは、2分割されたブロックをボルトで固定したものが一般的ですが、非常に大きな力が掛かる部位である為、若干の歪みやヨレといったものが発生してしまいます。

しかし、ATTCモノブロックキャリパーはその名の通り、一つのアルミブロックから削り出しているので剛性という点では2分割タイプとは比べものになりません。

また、力が掛かる部分はブリッジ形状とすることで、剛性を更に高めています。

そして、この製品の最大の特徴はレヴォーグとWRX-S4の電子式パーキングブレーキにも対応している事です!

上記2車種の場合、フロントに他社のブレーキを入れたものの、リアキャリパーの設定が無かったため、ブレーキバランスの改善用にATTCリアキャリパーのみ購入したというユーザーもいるそうです。

ブレーキパッドはストリートverとスポーツverの2種類が用意されていますが、売れ筋はほとんどがストリートなのだそう。

ローターサイズは330、350、380mmを設定し、それぞれが17、18、19インチに対応しています。

ちなみにローター形状も選択が可能で、基本はスリット&ドリルド形状の2ピースローターですが、スリットorドリルドのみや、フローティングローターなどの選択も可能です。

 

パーキングブレーキ用にモーターが付随する。 / ©Motorz

 

私も実際に装着されたデモカーを試乗させてもらいましたが、まずブレーキの剛性感や制動力の調律が素晴らしく、ストリートの車速やタイヤに上手く合わせてあると感じました。

ちなみに、デモカーのブレーキパッドはストリートverが装着されているのですが、ブレーキペダルの踏み始めから踏力に対してリニアに制動が立ち上がり、フルブレーキを掛ければABSが発動するレベルの制動力を簡単に発生。

このようなフィーリングは高剛性のキャリパーと大径ローターの恩恵といえます。

また、社外ブレーキキャリパーに多くみられる事例として、サーキット走行&ハイグリップタイヤを想定してあることが多く、車の仕様に対してブレーキが勝ち過ぎる傾向があるのですが、その点のバランスの取り方が非常にナチュラル。

デモカーとしてはECUチューンや足回りなどにも手が加えられており、加速性能に関しては少し怖いくらいのパワーを感じました。

足回りも絶妙なセッティングで、19インチホイールを履いていたのですが、突き上げ感などは全くと言って良いほど感じないうえに、大径ホイールのステアリングレスポンスが活きるスポーティーなセットアップとなっています。

 

試乗させて頂いたレヴォーグは、バランスの取り方が非常にナチュラルで、老舗スバルチューナーとしての矜持を感じるデモカーでした。また加工されたステアリングも、剛性感溢れる手触りが心地よかった。/ ©Motorz

 

ヘッドライト『JAWS』

 

COPLUS社製ヘッドライトをベースに、レヴォーグとWRX用としてeマークを取得した日本仕様のヘッドライトで、純正よりも優れた光量を発生させる事が特徴です。

また、5本のLEDを内蔵し、ライトの形状もオリジナルのデザインに!

カットラインも右ハンドル用に変更されています。

 

©Motorz

 

全天候対応次世代LEDフォグランプ『カメレオンフォグランプシステム』

 

この製品の最大のポイントは、なんといっても6000kホワイトと3000kイエローの切り替えが、スイッチ一つで出来る事です。

更には、プロジェクタータイプなので遠くまで照らす事もでき、その名の如く天候に応じて使い分けも可能。

ドレスアップはもちろんですが、『安心・安全』を提唱した製品でもあり、3000kの黄色味の強い光は、光の波長が長く雨などで見やすいというメリットもあります。

こちらの製品もeマークとSAE企画を取得しているので、車検も問題ありません。

ホワイトとイエローを切り替える事が出来る。©motorz

ショップ情報

株式会社リベラルコーポレーション

住所:〒213-0022 神奈川県川崎市高津区千年792-1 青木ビル2F

TEL:044-753-0166

FAX:044-753-0167

HP:http://liberal-aero.com/company/index.html

営業時間:平日 10:00~20:00 日曜/祝日 10:00~19:00

休業日:毎週水曜日 ※旗日の場合は営業する場合がございます。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

今回ご紹介した製品は、リベラル製品のほんの一部に過ぎません。

まだまだ、スバルオーナーの心をくすぐる沢山のパーツ達がラインナップされています。

スバルオーナーでカスタムを考えている方は是非、製品ラインナップをご覧になってみてはいかがでしょうか?

きっと貴方の欲しいパーツが見つかると思います。

 

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