2018年9月5日、東京都渋谷区にてアウディの新型フラッグシップセダンA8と4ドアクーペA7 Sportbackの新車発表会が開催されました。そこでは、自動車業界関係者をはじめ、芸能界からも大物ゲストが登壇。新型車のお披露目とともに、俳優 竹中直人氏のカーライフについての貴重なお話も聞くことができました!

 

©️Motorz

 

アウディ新型A8とは

 

Audi新型A8 / ©️Motorz

 

VWグループのアウディブランドから発表された新型セダン A8は、2017年の東京モーターショーで発表されたコンセプトモデルをほぼ踏襲したエクステリアデザインでデビューを果たし、2018年9月6日より全国の正規ディーラーで販売が開始されます。

量産車では世界初となる、レーザースキャナー1個を含む最大23個のセンサーによる最先端の運転支援システムを搭載することで、安全性や長距離ドライブの快適性が大幅に向上したことがトピック。

時速70km/h以上ではアウディレーザーライトが作動し、一般的なハイビームの2倍の照射距離を持っています。

また、デジタル時代にふさわしいタッチスクリーンによるユーザーインターフェイスや、Audi connect、48Vのマイルドハイブリッドドライブシステムなどの先進技術を全車に搭載。

3.0リッターV型6気筒直噴ターボエンジン(250kW/340ps)と、4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン(338kW/460ps)の2種類のガソリンエンジンが用意され、8速ティプトロニックトランスミッションやquattro(AWD)システムと組み合わされます。

そんな最先端技術が多数搭載された中でも特筆すべきは、A8ならではの大柄なセダンボディで、ベンツSクラスやBMW7シリーズと並ぶ、ドイツを代表するフラッグシップセダンとしての特別な存在感を放ってしました。

 

アウディ新型A7 Sportbackとは

 

Audi新型A7 Sportback©️Motorz / ©Motorz

 

そしてもう1台。

A8と同じくデビューを飾ったプレミアムスポーツ4ドアクーペ A7 Sportbackは、7年ぶりにフルモデルチェンジを果たし、2018年10月15日より全国正規ディーラーにて販売が開始されます。

新しいデザイン言語に基づいてよりダイナミックに一新されたスタイリングと、タッチディスプレイを全面的に採用した斬新なユーザーインターフェイス。

そして48V伝送システムによるマイルドハイブリッドドライブシステムを標準搭載し、レーザースキャナーを含む最大23個のセンサーやカメラを搭載した高度な運転支援システムが実装など、A8と同様の最新の運転支援システムやインパネなどが採用されています。

また、搭載されるエンジンは3.0リッターV型6気筒TFSIエンジンで、直噴、Bサイクル、ツインスクロールターボといった最新エンジンテクノロジーの採用により250kW/340psを発生。

7速Sトロニックトランスミッションとquattro 4輪駆動システムが組み合わされて、燃料消費量はJC08モード燃費で12.3km/リッターとなっています。

A8とA7 sportsbackではエンジンやプラットフォームは共通しているので、その差が顕著に現れる部分といえば機能面よりも、やはりデザインでしょう。

A7最大の特徴は、Sportbackと称されるハッチバックボディで、アウディではこれをプレミアムスポーツ4ドアクーペと称しています。

スタイリングはクーペらしい流線型を描きながらも、セダンとハッチバックを融合させたアウディならではのSportbackボディが存在感を放っていました。

 

俳優 竹中直人氏も唸る出来栄え

 

左:竹中直人氏、右:フィリップ=ノアック社長 / ©️Motorz

 

プレスカンファレンスの開催に至り、アウディジャパン代表取締役 フィリップ=ノアック社長が登壇したのはもちろんですが、スペシャルゲストとして俳優 竹中直人氏も登壇。

フラッグシップセダンA8の後部座席に試乗し、その感想を語ってくれました。

メチャクチャかっこいいですね。

運転したわけじゃなく後部座席に乗ったのですが、とても静かで内装も完璧だったので、座っていてとっても気持ちよかったです。

見える景色が違うんですよ。最高の乗り心地です。

 

愛する人たちにオススメしたいですね。

大切にしている友達やそういう方々にオススメしたい!是非試して頂きたい。

 

自分で運転できるなら、ドイツ人の女優を助手席に乗せて鎌倉の海に行きたいですね。

葉山とか逗子とか。A8から見える景色がとてもロマンチックで、圧倒的に違うんですよ。

横顔をチラッと見ながら運転したいです。

 

竹中直人氏が語るクルマ論

 

俳優 竹中直人氏 / ©️Motorz

 

カンファレンス登壇後、囲み取材に応じた竹中氏は、独自の切り口で自身の自動車との向き合い方を語ってくれました。

自分にとって、音楽を聴きながらハンドルを握るのは最高の時間です。

クルマを運転するというのは、特別でありとても貴重な時間です。

いまだにドライブをしている自分が信じられないですよ。

オレ、運転してるんだなぁ、って。

 

(将来的な自動運転についての質問について)

クルマってハンドルを握るから素敵で、カーブをハンドルで曲がるからロマンチックで、自動運転になったら何をしていいか想像がつかないですよ。

ブレーキを踏むこの瞬間が、ゆったりとブレーキを踏む時の感じとか、そういう力のバランスもとても好きだし。

自動運転??眠くなった時に頼むしかないでしょうねぇ。うん、頼むな、って言って。

 

(囲み取材にて)

クルマは人と一緒で外観から見ちゃいますね。ボディですよね。

運転の頻度は1ヶ月に1回くらいで、1人で運転することが多いですね。

クルマの中で聴く音楽って圧倒的に素敵ですよね。

みんな知らないと思うけどポリス(スティング)とかをよく聴きます。

ドライブにはいつも青物横丁(東京都品川区)によく行きます。

青物横丁に何しに行くんだよ、と言われますが素敵な街なんです。

 

クルマの免許をとったの47歳なんですよ。遅いんだよ。

僕の子供の頃の家庭はクルマのある家庭ではなかったので、クルマを身近に感じたことがなかったです。

まさか自分がクルマを運転するなんて、想像もしていなかったです。

50歳を手前に何か気分転換でできることがないかと自問自答した時に、「クルマの免許があるじゃないか」と気づいたんです。

学生の頃に住んでた国分寺や八王子に行くこともあります。

学生の頃に住んだ街は忘れられないので。あの頃あんなことしてたなぁ、って。

 

今乗ってるクルマは免許を取った47歳の時なので、もう13年14年とか乗ってますね。

思ったより一途なんですが、でも今はアウディに乗り換えようかな、ってちょっと考えてます。

 

まとめ

 

©️Motorz

 

アウディのフラッグシップモデルが2モデル同時発表ということで注目を集めた、今回のプレスカンファレンス。

両モデルのお披露目後には、ささやかなカクテルパーティーも開かれ、登壇ゲストの竹中氏の他にもパーティにはちらほらと芸能人の姿が……!

ここは新車発表の場であるだけでなく社交の場でもあるのだと、改めて実感させられたというのが場慣れしていない筆者の率直な感想でした(苦笑)。

十数年前までは国産チューニングカー至上主義の筆者でしたが、三十路を過ぎて欧州車のモデルチェンジなどにもときめきを感じ始めた今日この頃です。

個人的にはA7 SportbackのボディラインやLEDライトの配置などが際立ったスタイリングが印象的でした。

A8/A7が発表されたということは、S8/S7といったハイパフォーマンスモデルの存在もあり得るので、購入される場合は検討材料に入れてみてはいかがでしょうか?

 

次のページでは当日の様子を写真でお伝えします!