最近、中古のBMW330i(E90)を入手した編集部ヨシダ。車体のコンディションは抜群で問題はないのですが、唯一タイヤは交換が必要な状態でした。クルマと同様に、タイヤもコストパフォーマンスを重視したいということで、ヨシダがチョイスしたのはクムホ『エクスタPS71』。スポーツタイヤらしからぬ乗り心地と静粛性に定評のあるタイヤですが、果たして噂通りの満足感は得られたのでしょうか!?
Photo : Takanori ARIMA Text : Masamichi OKUTSU
その性能、保証付き!! エクスタPS71
ヨシダが選んだのは、クムホ「エクスタPS71」です。
エクスタ(ECSTA)とは、スポーツ系のタイヤに与えられるクムホ内のプロダクトブランドです。 スポーツ系のブランドですので、当然ながら走行安定性能やハンドリング性能などに重きを置いて開発されているようです。モータースポーツのイメージが強いクムホタイヤ内の主力ブランドと言って良いでしょう。
そのなかでも、今回装着したエクスタPS71は、スポーツ性と快適性を高次元で両立させた総合性能の高いタイヤで、とりわけ徹底的に強化されたというウェット性能が大きな魅力です。
ヨーロピアンスポーツを商品キャラクターに謳っていることからも、スポーティなBMWとの組み合わせは最適と言っていいでしょう。タイヤは違えど同じエクスタシリーズのモデルでBMWへの純正採用のあるメーカーなので、そこも信頼できるポイントです。
ウェット性能の高さが自慢のPS71ですが、トレッド表面に4本走るワイドなストレートグルーブが高いウェット性能を予感させてくれます。
4本のグルーブの幅をよく見るとアウトサイドの溝が1本だけ細くなっているのを確認できます。これは、コーナリング時により荷重がかかりやすい外側の接地面積を確保し、ハンドリング性能を向上させるための設計になります。
左右で違うデザインを採用している非対称パターンならではとも言えますが、エクスタPS71の開発者がウェット性能とドライ性能の両立を考えていたことを伺い知ることができるのではないでしょうか。
トレッド表面にはチェッカーフラッグが刻印されていますが、これはスポーツモデルならではの表現であると同時に、エクスタのフラッグシップモデル、ECSTA PS91と同系統のタイヤであることを示すものです。
タイヤ交換は東京、江東区のシノハラタイヤで行いました。
正確かつ迅速な作業により、劣化した純正タイヤはあっという間にエクスタPS71へと交換されます。
なお、交換後のタイヤも純正サイズ(F:225/45R17 R:255/40R17)を選択しました。
クムホタイヤジャパンでは「エクスタPS71」を4本セットで購入したユーザーを対象に、満足と安心を保証するダブル保証キャンペーンを行っています。
この満足というのは、タイヤ装着後に満足できなかった場合、タイヤ代金が全額返金されるというもの。
また、安心というのは、パンクなどでタイヤが使えなくなったら無料で新品タイヤが提供されるという内容です。
タイヤのような消耗品に対しての、ここまでの保証制度は珍しく、驚きの内容と言えるのではないでしょうか。
保証期間は購入日から60日間で、キャンペーンには購入7日以内の初回登録が必要です。
詳細と登録については、クムホタイヤのホームページ(http://www.kumhotire.co.jp/)をチェックしてください。
スポーツタイヤなのに静かで快適な乗り心地
タイヤを交換した後は、オーナーより先に筆者が試乗。
試乗コースは一般道、首都高、高速、ワインディングと、一般ユーザーが生活の中で使用するコースです。
結論から言えば、普段走行する中で想定しうる走りで、不満を感じることはないと断言することができます。
高速道路を走行した時に印象的だったのは、まず静かなこと。
スポーツ性の高いタイヤではロードノイズが気になるものもありますが、PS71はいたって静か。
スポーツタイヤながらゴツゴツした硬さもなく、路面との当たりはとてもソフトで、乗り心地も快適です。
路面状態がよくない一般道も走りましたが、静かで快適な印象は変わりませんでした。
トレッド面のゴム素材によるものなのでしょう。
最初に感じた柔らかな当たりのトレッド面が、微細な振動を吸収しつつ、快適さを担保。いい意味で尖ったところがなく、タイヤの存在を特に意識させないキャラクターに魅力を感じます。
当日は天気が良く、残念ながら自慢のウェット性能を味わうことはできませんでしたが、ドライ路面での印象は、是非ウェットでも試してみたいと強く感じるものでした。
走りが魅力のBMWなので、ワインディングでも試してみることに。
ワインディングで感じられたのは、タイヤのしっかり感としなやかさを感じることができました。
一般道ではソフトな当たりが印象的でしたが、ワインディングで荷重が乗っている方のタイヤもグニャグニャすることなはく、しっかりと変わらない接地感を感じることができます。
コーナリング、ブレーキングともにフィーリングはまったく不変。ワインディングも気持ちよく楽しめました。
いい意味で“タイヤを意識させない”のが、このPS71の魅力だと思います。
快適な乗り心地と静かさ、強力過ぎてそれを意識させるようなグリップ感ではなく、走りを楽しむのに過不足はない感じ。そういう意味で、非常にバランスの取れたタイヤだという印象です。
このカテゴリーのタイヤは、国内や海外メーカー問わず激戦区となっています。その中でも、このエクスタ PS71は、かなり満足感の高い買い物になることは間違いないでしょう。
走りの楽しさはもちろんながら、静かさや快適性にも妥協したくない人には、うってつけの選択肢です。
オーナーインプレッション
早速、オーナーであるヨシダもインプレッション。
「まず、最初に“気持ちのいい硬さ”だなと思いました。
元々のタイヤの状態が良くなかったこともありますが、ステアリングが軽くなったようにフィーリングはとても快適です。」
「速度を上げていくと、剛性感もしっかり感じられて、ワインディングのコーナーでも腰砕け感がない。
終始安心して走ることができたと思います。
それでいてロードノイズも静かで、ストリートをスポーティに走るにはピッタリではないでしょうか。
この内容でこの価格なら、費用対効果、コストパフォーマンスは評判以上。
いい買い物をしたなと、あらためて実感できました。」
メーカー情報
クムホタイヤジャパン株式会社
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋3-12-7 京橋山本ビル2F
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