トヨタが提供する、車の“サブスク”として話題のKINTO(キント)。その魅力は、月々定額でトヨタの新車に乗れるということです。このたび、KINTO担当者に話を伺い、価格以外の特徴を聞くことができました。
Text : Shingo MASUDA
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任意保険が含まれているのは大きなメリット
任意保険が月額費用に含まれていることは、KINTOの大きな特徴の1つです。
もはや加入することが当たり前となっている任意保険ですが、車種や年齢によって保険料が変わり、特に若年層の場合は保険料が高額になってしまいます。
試しに、大手のネット型保険で、トヨタ アクアの補償対象年齢を問わず、運転者限定無しという条件で見積もりを取ってみました。(Motorz編集部調べ)
すると、車両保険を付帯させた場合の年間保険料は285,400円(割引適用後)で、月払いの分割にした場合は約24,000円程度。
車にあまりお金を掛けたくない方にとっては、任意保険の保険料が車を購入する際の“大きな壁”となっている事は間違いありません。
そして、この保険料は、事故を起こさない期間が長ければ長いほど高い割合いで割引が適応され、20等級で最大63%の割引を受けることができます。
しかし、新規で加入した場合は6等級からのスタートとなるため、20等級までには14年間無事故でいなければなりません。
その点、KINTOを利用した場合は、任意保険がフリート契約となるため、初めて車を使う方でも保険料が高額になる心配がなく、気軽に利用することができます。
自動車保険に頭を抱えるのは、若年層だけでなく、会社の経理担当なども同様ではないでしょうか。
そう言った企業向けには2020年1月よりKINTO ONE 法人向けサービスも展開予定なので、社用車や営業車としてもメリットを発揮することでしょう。
安全なエコドライブを実践するともらえる愛車ポイントサービス
年齢や運転歴に関係なく、割安な保険料で任意保険に加入できることは、KINTOの大きなメリットです。
しかし、これまで安全運転を心がけてきたベテランドライバーにとっては、それほど大きなメリットにはなりません。
KINTOでは、T-Connect車載器を搭載した愛車ポイントサービス対象車種を利用すると、毎日の安全運転やエコ運転をスコア化し、スコアに応じてポイントがもらえます。
さらに定期点検でもポイントが貯まるため、安全でエコな運転を心がけ、欠かさず定期点検に行くと、最大で年間13,000ポイントとなり、貯めたポイントは旬のグルメや体験型ギフトに交換可能です。
定額で費用を抑えつつ安全運転とエコ運転を楽しみながらポイントが貯められるのは、ベテランドライバーにも配慮した、大変ユニークなサービスです。
やむを得ない場合は無料で途中解約できる
保険料や車検費用といった維持費だけでなく、買い替えや売却時の手間も車を購入する際の壁だと感じる人も少なくないでしょう。
特に、遠くない将来、免許の返納を考えている高齢ドライバーや、海外を含めた転勤の多い方は、手放すときのことを考えると新たにクルマを購入する事に、どうしても躊躇してしまいます。
車を買取業者に売却するためには、査定や手続きなどが必要で、いくらで売れるのかによって回収できる費用も変わります。
少しでも有利な査定額を引き出すために、手間をかけてでも複数の買取業者から査定を受ける方も少なくありません。
また、近年多くなっている個人向けのカーリースの場合、契約中の途中解約ができず、万が一解約する場合には、残期間分のリース料を支払わなければならないのが一般的。
最近では、予め定められた期間が経過すれば解約金が発生しないケースも増えてきていますが、やはりカーリースの途中解約は、ややハードルが高いと言わざるを得ません。
対してKINTOでは、免許の返納や海外赴任、契約者の死亡など、やむを得ず利用ができなくなった場合は、解約料を支払うことなく利用を中止することが可能です。(未払いの月額定額料金は除く)
そのため、これまで手放すときのことを考え、新車購入を躊躇していた方でも、気軽にトヨタの新車に乗ることができるのです。
ちなみに、上記以外の契約者の都合で解約する場合でも、従来のカーリースサービスに比べて、ハードルが低いことが特徴です。
また、最長3年間の契約期間ではありますが、その中身は6ヶ月毎の契約更新となっています。
そのため中途解約の場合は、最大でも5ヶ月分の定額料を支払うだけで次の車にステップアップすることが可能です。
例えば独身でコンパクトカーに乗っていて、結婚や出産とともにミニバンが必要になることもあると思います。
新車を購入するとなると、大きな出費が待ち構えていて簡単に乗り換えることもできないでしょう。
しかしKINTOなら、少ない出費で乗り換えが可能!実はそんな魅力も兼ね備えているのです。
新車で得れる安心感
車の購入費用を抑える手段として、新車ではなく中古車を購入するという方法もあります。近年の車は耐久性も向上しており、乗りたい車があるという場合には、中古車もひとつの選択肢です。
しかし、中古車は一物一価と言われ、価格や程度は千差万別。
何より、中古車と新車では、先進安全技術という点で大きな違いがあるものです。
新車に装備されている安全運転支援システムは常に進化しており、その進化のスピードは時を追うごとに加速度を増しています。
運転にやや不安を抱いている高齢ドライバーの方はもちろん、安全性能を最優先したいファミリーには、最新の安全運転支援システムを装備した新車がオススメなのは言うまでもありません。
KINTOは32,780円〜スタートできるクルマのサブスク
KINTOの月額使用料の中には、任意保険や税金、定期点検料、メンテナンス費用などが含まれています。
また、万が一故障してしまった場合は、メーカー保証で修理が可能。
さらに、事故で損傷してしまった場合は、KINTOで加入している任意保険で対応できるので、最大5万円の自己負担で修理できます。
しかも、個人契約ではないため、任意保険の等級が下げることはなく、翌年からの保険料も変わりません。
このように、KINNTOを利用することで、車を持っていることで心配になる突発的な出費を最小限に抑えられることに加え、常に最新の安全運転支援システムが装備された車種に乗ることができるのです。
さらに、2020年1月以降、KINTO ONE、KINTO SELECT(2月下旬以降KINTO FLEXへ名称変更)で提供される車種ラインナップの拡充が発表されています。
1月15日よりパッソが追加されることが決定していて、これにより今まで一番安かったRAIZEをはるかに凌ぐ32,780円〜のランニングコストで乗ることができます。
また、発表によると、KINTO ONEにラインナップされていなかったレクサス車を選ぶことが可能となるとの。
そうなれば、より多くのユーザーにとって使いやすく、お得なサービスとなる事は間違いありません。
もちろん、過度なカスタムができないことや、最終的に自分のものにはならないというデメリットはあります。
しかし、費用を抑えつつ、気軽に安心して車に乗りたいという方にとっては、十分検討に値するサービスと言えるのではないでしょうか。
Information
株式会社KINTO (KINTO Corporation)
〒451-6005 愛知県名古屋市西区牛島町6番1号(名古屋ルーセントタワー5階)
0120-075-910
https://kinto-jp.com/
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