日産は2021年2月5日、北米市場にてミッドサイズピックアップトラックである新型「フロンティア」を、今年の夏より販売すると発表しました。外観デザインや内装も一新され、性能のパワーアップとともに、最新の安全技術を搭載。日本未導入ながら、質実剛健の新型モデルに早くも「カッコいい」「強そう」と注目が集まっています。
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ダットサンから続くピックアップトラック「フロンティア」とは
日産 フロンティアは、1997年から北米で販売されている中型ピックアップトラックで、「ナバラ」、「ハードボディ」の名でも親しまれています。
現行モデルは2代目ですが、フロンティアは1959年に米国でデビューしたダットサントラック 220型の系譜を継いだモデル。
北米日産が60年にわたって培ってきた、ピックアップトラックの技術が、今回の新型フロンティアにも投入されています。
デザイン一新!力強くタフな新型はカッコよすぎる!
新型フロンティアの外観デザインは、アグレッシブで現代的に進化しました。
まず印象的なのがヘッドライトで、水平を描く2本のラインがヘッドライトを際立たせています。
ライトの中央部を含め、ブロックを互いにかみ合わせたような「インターロッキングデザイン」が採用されており、直線や直角が屈強さを演出。
赤色のアクセントに、新しい日産ロゴが配されたブラックの堅牢なグリルが、力強いフロントフェイスを作り上げています。
加えて、リアビューではヘッドライトと対になるデザインのテールランプが特徴的。
リアゲートとボディサイドを固定する、蝶番のように立体的に配置され、頑健なイメージを強調しています。
なお、ボディカラーはタクティカルグリーンメタリックやボールダークグレーパールなど、ダイナミックで大自然にもなじむ9種類から選択可能です。
堅牢ボディの中は快適かつ最新
新型フロンティアの内装は、各所にアクセントカラーが配されたモダンな雰囲気で、中央の7.0インチ アドバンスド ドライブアシスディスプレイに加え、ワイヤレスのスマホチャージャーなど、最新機器が揃っています。
また、遮音材による車内ノイズの低減や、乗車中の疲労を和らげるゼログラビティシートなどにより、長距離やオフロード走行中も快適に過ごせるよう工夫されています。
現代の冒険家のためにパワーアップした走行性能
日々の仕事だけでなく、週末には荷台にサーフボードやバイクを載せて、アウトドアも堪能できる新型フロンティア。
部品の9割以上が新開発または改良された3.8リッター直噴V6エンジンを搭載し、その最大出力は310PSまで向上されした。
組み合わされるトランスミッシは9速オートマチックで、素早くダイレクトなシフトレスポンスを実現。
4WDモデルは、電子制御のパートタイム式シフトオンザフライ4WDシステムが搭載されたほか、2WDモデルも含めた全車にヒルスタートアシストを標準装備。
山道や急勾配にも慌てることはありません。
オフロードもオンロードも安心!最先端の安全装備を搭載
新型フロンティアに搭載された日産インテリジェントアラウンドビューモニターは、日産の米国モデルとして初めて「オフロードモード」が備えられました。
これは車を上空から見下ろしているような映像が映し出されるもので、過酷なオフロードでの安全をサポートしてくれます。
そのほかの安全装備としては、前方衝突警告やタイヤ空気圧警報システムなどを標準装備。
さらに歩行者検知機能付きのエマージェンシーブレーキなど、数多くの先機能が装備可能となっており、ハイウェイや都心の混み合った道路でも、安心できる最強のピックアップトラックとなっています。
まとめ
今回の新型フロンティアの発表は、日産の事業構造改革「Nissan NEXT」に基づいたラインナップ変革の先駆けとなるものです。
新型フロンティアの他にも、北米ではこの2年以内に9種もの新型モデルが発表される 予定で、今後もモデルチェンジラッシュは続くでしょう。
タフでカッコいい現代の「ダットラ」(=ダットサントラック)として降臨した新型フロンティアは、日本でも導入されれば人気が出ること間違いナシの1台です。
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