ポルシェ 981ボクスターは、世界中の車好きから多くの支持を集めるスポーツカーです。そんなボクスターを、モーターズ編集部 ウチハラが購入!しかも、120回ローンを組んだそうです。

そんな一大決心で購入し、長く付き合っていくためにホイールとタイヤにはこだわりたいということで、老舗ホイールメーカーレイズのお膝元、東大阪にあるレイブロス本店にお邪魔しました。

掲載日:2020/04/24

Photo : Yukio YOSHIMI   Text : Shingo MASUDA

プレミアムスポーツカーにピッタリ!ボルクレーシング TE37 ultra TRACK EDITION 2

今回ウチハラが選んだのは、ボルクレーシング TE37 ultra TRACK EDITION 2(ティーイーサンナナ・ウルトラ・トラック・エディション・ツー)と、ミシュラン PILOT SPORT 4 Sの組み合わせ。
TE37 ultra TRACK EDITION 2は、軽量鍛造1ピースホイールの代名詞とも言えるTE37の中でも、一切の妥協をすることはない高い性能とファッション性を兼ね備えた人気商品です。
新作塗料のブラスト ブラックにより、マットでありながら深みのある輝きとマシニング加工による鋭い輝きが明確なコントラストを生み、高級感とレーシーな雰囲気を高次元で融合。まさに、プレミアムスポーツカーにピッタリのデザインとなっています。

ポルシェ純正:18インチ/8J

ボルクレーシング TE37 ultra TRACK EDITION 2:19インチ/8.5J

ボクスターの純正ホイールとの重量を比較をしたところ、純正フロントホイール(18インチ/8J)が9.5kgだったのに対し、今回購入したTE37 ultra TRACK EDITION 2(19インチ/8.5J)は9.5kgでした。
純正ホイールも十分軽量ではあるものの1インチ大きく、リム幅も広くなっているのに対し、TE37 ultra TRACK EDITION 2が全く同じ重量というのは驚きの結果です。

200種類のホイールを取りそろえるプロショップ

レイブロス本店は、レイズ本社からほど近い場所に位置するホイール専門店。
店内には、レイズでラインナップするほぼすべてのホイールがディスプレイされており、その数は200種類以上あるそうです。
また、希望すれば実際にフィッティングすることも可能で、店長の藤本さんは、「カタログやネットではなく、実際に手に取り、さらに太陽の下で確認することで、装着後のイメージをより明確にすることができるんです。」と教えてくれました。
これも、ホイール専門店の品揃えだからこそできる、嬉しいポイントではないでしょうか。

豊富な知識と確かな腕を持つレイブロス本店のスタッフの皆さん

もちろん交換はプロがやってくれるので、相談から取り付けまで、一貫して任せることが可能です。

極限の世界で証明され続ける安心・安全

実際にフィッティングをさせてもらい、購入を決意したウチハラは、ワクワクしながら交換が終わるのを待っている間に、ボルクレーシングの企画開発部部長である山口浩司さんから貴重なお話を聞くことができました。
「現在アフターマーケットに流通するホイールの約95%が輸入品で、さらに国産鍛造となると、その流通量はごくわずかとなっています。
その理由は、輸入品の品質が向上したことに加え、どうしてもコストの面で鋳造が主流になっている為です。」
「しかし、近年、プレミアムブランドや高性能車を中心に、コストが掛かっても鍛造ホイールを純正で採用するというケースが増えていて、実際に日産 GT-Rの純正ホイールはレイズ製の鍛造ホイールが採用されています。
また、レイズは創業以来、F1やWEC、Super GTといったトップカテゴリーのレースにホイール供給しており、極限のシビアな世界で、その信頼性を勝ち得てきました。
もちろん、鋳造ホイールに比べると高価になりがちですが、レース用も市販用も鍛造製法は一緒です。
レースの技術がストリートで体感できるのであれば、決して無駄に高い買い物では無いのではないでしょうか。」

ユーザーの“欲しい”を結晶化

往年の名器、TE37の初期モデルから開発を担当してきた山口さんは、これまで開発してきたほぼ全てのホイールを実際に使用し、一般道だけでなくサーキットで使用した時の傷のつき方や、洗車のしやすさまで、自らで確認しているそうです。
そして、現場のスタッフやユーザーの声を取り入れつつ、TE37を常に進化させ続けてきました。
まさに、ユーザーの欲しいホイールを結晶化したといっても過言ではなく、見た目がカッコよくなることはもちろんですが、実際の走りがどう変化するのかが非常に楽しみです。

オシャレなスポーツカーから走るスポーツカーへ進化!

交換前よりも一回り大きくなったタイヤサイズ(ミシュラン PILOT SPORT 4 S)の存在感と相まって、その姿はまるでGT300のレーシングカーのような塊感あるたくましい雰囲気です。
ボクスターというと、走り一辺倒の硬派なスポーツカーというよりは、街中をオシャレにクルージングするGT(グランドツーリング)カーというイメージが強いかもしれませんが、純正ホイールから、TE37 ultra TRACK EDITION 2に交換したことで、“走る車”に大変身!いざ走行テストに向かいます。
次の記事では、ワインディングに加え、サーキットでの走行テストの様子をレポートするので、楽しみにしていてくださいね!

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