2017年よりMINI F56 JCWを使用したMINI CHALLENGE JAPAN(ミニチャレンジジャパン)が産声をあげます。ミニのチューニングパーツメーカーとして業界を牽引するGIOMICがオーガナイザーとして陣頭を取り、開催に向けて準備が進んでいます。どのようなイベントになるのでしょうか?

GIOMIC F56 MINI TEST 23

今回はそんなミニチャレンジジャパンについてご紹介します。

ミニチャレンジジャパンとは

GIOMIC F56 MINI TEST 8

(本場イギリスのミニチャレンジについては、Motorz過去記事をご覧ください。)

ミニチャレンジジャパンは、ミニのチューニングパーツメーカーとして知られるGIOMICが2017年から開催する予定のイベントです。

本場イギリスではワンメイクレースとしては絶大な人気を誇るミニチャレンジを日本で開催するにあたり、オーガナイザーとしてGIOMICがミニチャレンジジャパンを牽引していきます。

ミニチャレンジジャパンでは最高峰となるJCWクラスのみの開催予定で、イギリスのトータルトラック社から販売されているF56カップカーをGIOMICがインポーターとして輸入します。

 

GIOMICについて

http://giomic.com/

http://giomic.com/

神奈川県横浜市泉区に店舗を構え、BMW MINIのチューニングパーツメーカーとして知られるGIOMIC

愛知県安城市にあったMINI gardenを引き継ぎ、GIOMICテクニカルセンターとしてオープンしています。

過去には某峠バトル企画で、FD2 CIVIC TypeR RRを振り切る速さを見せるデモカーの制作など、パーツメーカーとしての知名度はもちろん、速さも折り紙付きです。

そんなBMW MINIを知り尽くしたGIOMICがミニチャレンジジャパンのオーガナイザーとして取り組むので、ミニオーナーの方々にとっては気になるイベントになるのではないでしょうか?

 

ミニチャレンジジャパンの見どころ

GIOMIC F56 MINI TEST 20

全国規模のFFワンメイクレースが少なくなってしまった日本のワンメイクレース業界に新しく、しかも海外車ベースで行うということがポイントです。

市販状態で210Bhpを誇るMINI JCWに専用チューニングとレース用の安全装備を施し、275Bhpの出力に17インチのスリックタイヤを備えたF56カップカーで争われます。

昨今のレーシングカーでは燃調が整えられており、アフターファイアはほとんど出ませんが、F56カップカーはわざとアフターファイアが出るセッティングになっており、ブレーキング時にはファイアーが見れること間違いなし。

そんなF56カップカーでまずはミニチャレンジジャパンとして開催し、ゆくゆくはミニチャレンジアジア、そして本場イギリスとの世界一決定戦を目標としているとのこと。

 

F56 JCW カップカーについて

GIOMIC F56 MINI TEST 26

GIOMIC F56 MINI TEST 25

GIOMIC F56 MINI TEST 24

日本第1号車となるF56 JCWカップカーです。

外装は純正色のムーンウォークグレーが残っているルーフ、ドア、ドアミラー、クオーターパネル、リアハッチが純正として残っているパーツ。

それ以外の大部分のエアロがカップカー専用パーツとなっており黒ゲル塗装が施されたFRPとなっています。

ちなみに外装色は選ぶことができず、GIOMIC代表曰く「1台注文したら、この色で来ました」ということから手元に届くまで何色が届くか分からないそう。

どのみちラッピングを施すのでベース色は何でもいいと捉えれば納得です。

タイヤはイギリスではダンロップタイヤのワンメイクですが、その点は日本独自で他メーカーにするかイギリスに準ずるか検討中とのことです。

 

GIOMIC F56 MINI TEST 4

GIOMIC F56 MINI TEST 27

 

GIOMIC F56 MINI TEST 1

内装についてはサイドクロスバーロールケージやオルガン式ABCペダル、カーボンダッシュボードなどカップカーらしい仕様となっています。

市販車のスピードメーターの位置にはスイッチ類が並び、ブレーキバランスの調整も可能。

エンジンルームを覗き込むと、意外と純正の樹脂パーツが残っており、過度なチューニングがされていないことが分かります。

エンジンチューニングはされておらずノーマルのまま、ECUの制御や吸排気で275Bhpを達成。

その他、アルミ削り出しのエンジンリジッドマウントやNitron社製3wayダンパーなどのカップカー専用部品や高価なサスペンションパーツなどが確認でき、要所要所にレーシングカーとしての要素が盛り込まれています。

車両スペック

エンジン:B48A20B型 2.0リッター直列4気筒DOHCターボ
エンジン出力:275Bhp
タービン:Owen Developments製
ECU:Cosworth製
ギアボックス:Quaife製6速シーケンシャルドグミッション
ダンパー:Nitron製全長調整式3wayダンパー
ブレーキ:Alcon製キャリパー&ローター
ブレーキパッド:Mintex製
エアロパーツ:MINIツーリングカー専用エアロ
タイヤ:DUNLOP製235/610R17 スリックタイヤ
車体重量:1,160kg(ドライバー含む)
車両価格(税抜):¥8,900,000(渡航費込み)

 

まとめ

GIOMIC F56 MINI TEST 16

いかがだったでしょうか?

普段街中を走るミニは可愛くてオシャレなイメージがありますが、そんなミニがサーキットでヨーイドンの追っかけっこします。

2016年10月現在、燃料関係や灯火類を日本仕様とするべく仕様変更及び協議をしており、車両側のベースセットアップは最終段階に入っています。

各地のサーキットにテストへ行っているので、どこかで見られるかもしれませんね。

 

GIOMIC URL:http://giomic.com/

MINI CHALLENGE UK:http://www.minichallenge.co.uk/

MINI CHALLENGE JP:http://minichallenge.jp/

 

[amazonjs asin=”4802150067″ locale=”JP” title=”BMW ミニマガジン Vol.6 (メディアパルムック)”]

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!