アメリカGPが終わり、ついに残り3戦となった今シーズンのF1グランプリ。皆さんの中ではもう残り3戦でしょうか?それとも、まだ残り3戦ですか??勝ち続ける難しさ、頂点への高い壁、1ポイントの重みなど…ドライバーは様々なことを感じながら今回もグリッドにマシンを並べます。そんなドライバーたちの雄姿を目に収めるべく、今回もMotorz的F1旅行、メキシコに向けて出発です!!
CONTENTS
チャンピオン決定の可能性もある!?F1メキシコGPの見どころは?
メキシコ合衆国、通称メキシコは、北米南部に位置する連邦共和制国家です。
1810年にスペインから独立を宣言し、1821年に承認され、首都はメキシコシティ、公用語はスペイン語です。
メキシコにはアメリカ同様4つのタイムゾーンがあり、日本との時差は日本マイナス14時間からマイナス17時間。
F1メキシコGPの舞台となるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)はメキシコシティに建設されており、時差は日本マイナス15時間(サマータイム適応期間はマイナス14時間)です。
GPを終えてドライバーズポイントランキングはニコ・ロズベルグ選手が331ポイントで首位をキープ。
それを追い掛けるのがチームメイトのルイス・ハミルトン選手で305ポイント。
現在、26ポイントの差がありますが、F1ではレース優勝で獲得出来るポイントが25ポイントであるため、万が一ロズベルグ選手が優勝、ハミルトン選手がノーポイントで終われば、その差が51ポイントとなり、このメキシコでチャンピオンが決定する可能性も含んでいます!!
もちろん、アメリカGPでもきっちりと優勝を飾ったハミルトン選手ですからノーポイントはなかなか考えにくい展開ではありますが、計算上、確率はゼロではありません。
そんなまさかの可能性も秘めたメキシコGP、開催されるのはメキシコシティにあるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス。
地元メキシコのレーサー「ロドリゲス兄弟」という意味を持つこのサーキットは、1992年にF1が開催されて以来F1カレンダーからは外れていましたが、ヘルマン・ティルケ氏の監修により再改修が行われ、2015年より復活となりました。
コースの特徴としては、2015年の改修で路面は再舗装されましたが、標高が2300mととても高い位置にあるため空気が薄く、マシンにもドライバーにも厳しいサーキットです。
エンジン性能や空力性能が極端に低下するので、チャレンジングなコースとも言えます。
全長4.304㎞、17のコーナーから成っており、メインストレートは1㎞を超え、昨年は360㎞超えのスピードが観測されたほど!
高地での音速バトル、今回はどのドライバーに軍配が上がるのか、非常に楽しみですね!!
空港に着いたらすぐにサーキット!!アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスへのアクセス
さて、サーキットへのアクセスですが、何と何と!!
Googleマップによれば最寄りのメキシコ・シティ国際空港から車でたったの13分!!!
近いと思っていたマレーシアやアメリカGP以上にアクセスが良いという結果となりました。
メキシコまでの道のりが長い分、空港からサーキットが近いというのは大変嬉しいですね。
そのメキシコ・シティ国際空港(別名:ベニート・フアレス国際空港)へは、2016年10月現在日本からの直行便はありませんので、ロサンゼルスやダラス、ヒューストンなどアメリカの都市を経由して行くのが一般的のようです。
飛行時間も経由地によりますがアメリカの各都市までが12時間ほど、そこから更に約2時間半で、乗り継ぎ時間も合わせるとかなりかかります。
やはり日本からですと、気軽に訪れることはなかなか難しそう…。
しかし、だからこそ一生に一度でいいから足を運んでみたいですよね!
F1好き、旅行好きの私としては、いざ行ってしまえばフライト時間の長さや乗り継ぎの手間はそこまで気になるものではないかなと思いました。
また、それ以上に訪れる価値があると考えます!!
見どころが多くて選び切れない!!お勧め観光スポット5選+α
今回のオススメ観光スポットは、選ぶのにとても苦労しました。
どこも素敵な場所ばかりですし、歴史もとても興味深くて迷ったのですが、やはりアクセスの良さを第一に考え、メキシコシティの人気観光スポットから選ばせて頂きました。
諸々余裕のある方は、是非+αの部分をご参考にどうぞ!
メキシコ国立人類学博物館
メキシコは様々な遺跡が数多く残っていることで有名ですが、そんな遺跡を見に行く前に最初に押さえておきたい観光スポットがメキシコ国立人類学博物館です。
かなりスケールの大きな博物館で、歴史が好きな方には1日あっても足りないそう!
そうでない方も半日は時間をかけたいという意見が圧倒的に多いスポットです。
1階は考古学、2階は民族学の資料が並んでいたりと、時代や文明ごとに展示されています。
テオティワカンやメヒカ(アステカ)、マヤなどメキシコの古代文明が学べるため、こちらを訪れてから遺跡を見に行くと更に感動が深くなりそうですね。
但し、レプリカも含めて様々な像や骸骨が多めのようなので、苦手な方はご注意を…!!
チャプルテペック城
「バッタの丘」という意味を持つチャプルテペック。
メキシコ国立人類学博物館のすぐ目と鼻の先にあり、アステカ王国時代には王様の保養地として機能していました。
その場所に、植民地時代に16世紀副王の館として建てられたお城がチャプルテペック城です。
フランス統治時代にはマキシミリアム皇帝のお城とされたり、独裁政治家として名を馳せたボリフィリオ・ディアス大統領の官邸となるなど、お城自体がメキシコの歴史を物語っています。
現在では歴史博物館として使用されており、人類学博物館とはまた違った歴史を垣間見ることが出来ます。
お城好きには外せないスポットです!
独立記念塔
日本大使館やオフィスが立ち並ぶレフォルマ通りにそびえ立つ48mの塔。
メキシコシティのシンボルのひとつである独立記念塔は、「エル・アンヘル」とも呼ばれています。
アンヘルとはエンジェル、つまり天使のことで、メキシコ独立戦争の開始となった1810年から100周年を記念して1910年に建てられたとのこと。
塔の上部には羽を広げた6.7mのアンヘル像が飾られています。
その歴史背景や大きさから、いかに迫力があるかお分かり頂けるかと思います。
しかもこの塔は登ることも出来ます!
事前に区役所に予約が必要となりますが、アンヘル像の足元部分からメキシコシティの街並みを見渡せるので、高い場所からの景色を楽しみたい方にはもってこいの観光スポットです。
夜のライトアップも美しいので、昼間と夜の2度訪れたくなりますね。
ベジャス・アルテス宮殿
世界中の国や街で見られるオペラハウス。
ここ、メキシコにもとても素敵なオペラハウスがありました!
「メキシコ国立芸術院」とも言われているベジャス・アルテス宮殿は、1901年にイタリアの建築家アダモ・ボアリによって設計されましたが、その壮麗さゆえ1934年まで建設が終了しなかったそうです!!
更に完成後も、建物全体の重みで毎年数㎝ずつ地面に沈下しているとのこと。
アール・デコ様式の内装とアール・ヌーヴォー様式の外観は圧巻で、必見の価値あり!
また、かの有名なソプラノ歌手のマリア・カラスもデビューして間もない頃に歌声を披露したことがあるようで、現在もその記録が残されています。
ボアリ氏が作ったという宮殿の手前にあるペガサスの像も見るのもお忘れなく!
シウダデラ市場
メキシコシティで民芸品を買うならここ!という程に定評のある人気観光スポット。
毎回必ず新しいものがあり、一点ものも多いため、何度行っても新鮮味があると評判です。
織物やカゴ、食器に人形、木彫りの仮面などなど、カラフルなメキシコ雑貨は見ているだけで楽しいもの。
狭い通路にお店がぎっしりと並んでいるので、迷子にならないようにご注意下さいね。
小さなレストランもあるのでちょっとした食事も一緒に済ませられますし、値下げ交渉なども楽しめるのがシウダデラ市場のいいところ。
お気に入りのお土産がきっと見つかるはず!
その他、少し足を伸ばしてメキシコ国立自治大学や古代都市テオティワカンなどの世界文化遺産を訪れれば、メキシコの素晴らしさをより深く理解することが出来ます。
いずれもメキシコシティから比較的近く、市街地から車で1時間半ほどの場所にあるので、滞在中に訪れるのに不可能な距離ではありません。
また、少し離れてしまいますが、チチェン・イッツァやソチミルコなどの世界文化遺産も観光客に人気の高いスポットです。
せっかくの機会なので距離や時間、旅費に制限を設けないという方はカンクンやアカプルコなどのリゾート地で極上のひとときも是非!!
メキシコはとにかく観光地には困らないのが最大の特徴なので、テーマを決めて周り、悔いのない旅行にしたいですね!
次は、メキシコの料理をご紹介します。
日本でも馴染みのあるタコスなども登場しますよ!