鈴鹿サーキット夏の風物詩、鈴鹿8時間耐久ロードレース!世界各国から、毎年注目のライダーが集結するバイク業界の一大イベント!今回はそんな鈴鹿8耐、2015年王者の「ポル・エスパルガロ」が、予選TOP10トライアルで見せた、驚きの走りをご紹介します。
鈴鹿8耐の歴史に残るライディング!驚異の走りです!
鈴鹿8耐とは
毎年夏に行われる、鈴鹿サーキットの名物レース、鈴鹿8時間耐久ロードレース。
1978年から開催されているこのレースは、出場をきっかけにトップカテゴリに羽ばたいていく選手も多く、世界的に注目される一戦です。
2016年は、7月28日(木)から31日(日)までの四日間で開催され、世界中からトップライダーが集まり、炎天下の8時間を争います。
日本のバイク乗りなら知らない人のほうが少ないこのレースで、スペインからやってきたポル・エスパルガロが2015年に見せた驚異の走りをご紹介します。
ポル・エスパルガロとは
スペイン生まれのMotoGPライダー「ポル・エスパルガロ」25歳。
2006年からロードレース世界選手権に参戦し、2013年にはMoto2クラスで念願のシリーズ制覇を達成。
2014年よりMotoGPにも参戦し、今後の活躍が期待されるライダーの一人。
2016年の鈴鹿8耐も、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームからの参戦が決定しており、要注目ライダーの一人です。
トップ10トライアルとは
鈴鹿8耐で用いられている予選方法”TOP10トライアル”
レースウィークの金曜日までの上位10チームが、グリッドを賭けて一人ずつアタックを行います。
この間、コース上には予選中のライダー以外誰もおらず、コースを完全に独占した状態で予選を行うのです。
走行は一回限りなので、ミスの許されないギリギリの緊張感の中で、ライダーたちが限界まで鈴鹿サーキットを攻め込みます。
ポル・エスパルガロ、驚異のライディング
全てのセクターでトップタイムをたたき出し、2014年の津田拓也選手が出した2分06秒703を、0.7秒も上回る2分06秒000。
サーキットにいる全ての人が盛り上がるなか、実況で5秒台は出ないであろうと言われながら出した6秒フラット。
全てのセクターで観客や関係者の期待を、良い方向に裏切り続けたこの走りに、誰しもが大きな拍手を送りました。
この時、エスパルガロは24歳。予選後のインタビュー時に見せた笑顔には、鬼気迫る走りを見せた姿が想像できませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
毎年大きなドラマを生む鈴鹿8耐、2016年には何が起こるのか、今から期待してしまいます。
そして、このトップ10トライアルも8耐名物のひとつ。
2016年はこの6秒フラットを上回るタイムが出るのか、7月30日(土)に期待しましょう!