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1970年代から1980年代にかけてスズキで活躍したロードレーサー、グラツィアーノ・ロッシを父に持ち、ロードレース世界選手権(MotoGP)参戦以来15年間で7回のワールドチャンピオン獲得という凄まじい経歴を持つ『生きる伝説』、バレンティーノ・ロッシを皆さんは知っていますか?

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バレンティーノ・ロッシ その輝かしい経歴とプロフィール

http://www.crossprensa.com.ar/news/?tag=slice&paged=13
氏名 | Valentino Rossi |
国籍 | イタリア |
生年月日 | 1979年2月16日 |
所属チーム | Movistar Yamaha MotoGP |
ゼッケン #46 といえば、ロッシという人が世界中にいるほど有名ですよね!
バレンティーノ・ロッシ:レース経歴
1996年: | 世界選手権GP125 ランキング 9位 |
1997年: | 世界選手権GP125 チャンピオン |
1998年: | 世界選手権GP250 ランキング 2位 |
1999年: | 世界選手権GP250 チャンピオン |
2000年: | 世界選手権GP500 ランキング 2位 |
2001年: | 世界選手権GP500 チャンピオン |
2002年: | 世界選手権MotoGP チャンピオン |
2003年: | 世界選手権MotoGP チャンピオン |
2004年: | 世界選手権MotoGP チャンピオン |
2005年: | 世界選手権MotoGP チャンピオン |
2006年: | 世界選手権MotoGP ランキング 2位 |
2007年: | 世界選手権MotoGP ランキング 3位 |
2008年: | 世界選手権MotoGP チャンピオン |
2009年: | 世界選手権MotoGP チャンピオン |
2010年: | 世界選手権MotoGP ランキング 3位 |
2011年: | 世界選手権MotoGP ランキング 7位 |
2012年: | 世界選手権MotoGP ランキング 6位 |
2013年: | 世界選手権MotoGP ランキング 4位 |
2014年: | 世界選手権MotoGP ランキング 2位 |
2015年: | 世界選手権MotoGP ランキング 2位 |
アプリリア→HONDA→YAMAHA→DUCATI→YAMAHAとメーカーを移籍してきましたが、どのシーズンもチャンピオン、もしくはチャンピオン争いに大きく関わっているという驚異の成績を残し続けている、正に『生きる伝説』と呼ばれるに相応しいライダーなのです。
ロッシのお茶目な一面が見られるヘルメットのデザインにも注目!
『生きる伝説』とまで呼ばれているロッシ。ここまでの成績を残し続けているアスリートという事は、かなりストイックで気難しい人物なのでは?と思ってしまいますが、性格はかなり陽気で明るく、ファンへのサービス精神が旺盛で気さくな人物だそう。
そんな陽気でサービス精神が旺盛なキャラが、かなり顕著に表現されていると感じるのが、彼のヘルメットのデザイン。ヘルメットのデザインと言えば、ライダーの顔とも言える重要なツール。各ライダーそれぞれがかなりこだわって、オリジナルのカッコいいグラフィックを用意してくるもの。そんなヘルメットのデザインも、ロッシはかなり独特なのです。
例えばこちら!

出典:http://www.marushin-helmet.co.jp/agv/k3.html2008年のイタリアGPで着用。
ムジェロ・サーキットのロングストレートで時速320kmに達したときのロッシの表情を表現したアルド・ドゥルディによる強烈なデザイン。後部には愛犬グイドも。このレースでロッシはムジェロ7連勝を記録した。
http://www.marushin-helmet.co.jp/agv/k3.html

出典:http://ameblo.jp/eurosports/entry-11780680879.html
自分の不調を皮肉ったカメロッシデザインや、時間にルーズな自分を戒めた時計デザイン、前戦での転倒をイタリア語で愚か者という意味である「ろば」のグラフィックで皮肉ったドンキーデザインなど、ヘルメットのデザインを『ライダーの顔』ではなく、自身の心境や状況の発信に使っている事からもロッシのお茶目な一面が伝わってくると思います。

出典:http://derapate.allaguida.it/foto/valentino-rossi-motogp-test-sepang-2014_3047_3.html
映画【FASTEST】で見られるロッシの伝説
世界最高峰クラスでトップを走り続ける驚異の経歴を持つロッシ。そして、陽気でお茶目な一面を持つ1人の人間としても魅力いっぱいのロッシ。
そんなロッシの戦いをメインに、MotoGPに挑戦し続けるライダーたちの戦いは、ドキュメンタリー映画にもなっています。

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世界最高峰ロードレースであるMotoGPで15年以上もトップ争いをし続ける。それがどれ程凄い事なのか、バイクレースを体験した事のない人にはあまりピンと来ないかもしれない。世界14カ国で開催される全18レース。時速330kmでの世界トップレベルのライダー達の熾烈な争いに、ランキングを維持するためには1度の欠場も許されない。
1949年以降、MotoGP(当時のWGP)に登場したライダーは750人以上。その約60年という長い歴史の中でチャンピオンに輝いたのは24人。
その24人中で6回以上タイトルを手にしたのはわずか2人。60~70年代にかけ8度のチャンピオンを獲得したジャコモ・アゴスチーニ。そして、8度目のタイトルに今なお挑戦し続けているバレンティーノ・ロッシなのです。
そんなロッシの戦いが見られるのがこの映画『FASTEST』

出典:http://movies.yahoo.co.jp/movie/FASTEST/343426/
転倒して大怪我をしても、それでもレースで勝つ事だけにこだわり続けるGPライダー達。そして、そのGPライダーの頂点に君臨し続けるという事がどういう事なのか、この映画を見るとロッシの、そして全てのMotoGPライダーの狂気を秘めた負けられない戦いを実際に感じて頂けると思います。
まとめ
2013年にヤマハに復帰して以来、現役のレジェンドライダーとしてトップ争いに介入し続け、2017年と2018年も引き続きヤマハ発動機と2年の契約更新を発表したロッシ。何度か引退も囁かれた『生きる伝説』は、Movistar Yamaha MotoGP の一員として、まだまだ MotoGP に参戦し続け、どこまで自身の記録、そしてMotoGPの記録を塗り替え続けてくれるのか、誰もが注目するライダーの1人です。