今年、第15戦での初開催が決定しているMotoGP『PTT タイランドグランプリ』。そのプレスカンファレンスが2018年8月29日都内で行われました。

 

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MotoGP™️タイ初開催!

 

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PTTタイランドグランプリが開催されるのは、ワールドスーパーバイク(WSBK)やSUPER GTなどでもお馴染みのチャーン・インターナショナル・サーキット。

タイの首都バンコクから電車で行くと、フアランポン駅からブリーラム駅、約8時間の道のり。そしてブリーラム駅から、南へ約12km(車で約20分)の場所に位置します。

ブリーラム県はかつてはタイの中でもかなり貧しい田舎町だったそうですが、地元のサッカーチーム『ブリーラム・ユナイテッドFC』の成功を皮切りに、現在はリゾート地として町おこしに成功。

チャーン・インターナショナル・サーキットもその流れが産んだ物のひとつ。

2014年9月にオープンしたばかりの比較的新しいサーキットで、ドイツ人建築家のヘルマン・ティルケ氏が設計を担当。

1周4.554kmで、グランドスタンドからコース全体を見渡すことができる、数少ないレイアウトが魅力のサーキットでもあります。

ちなみに、このサーキットで初めてレースを行ったのは日本で大人気の市販車ベースの四輪レース『SUPER GT』。

プレスカンファレンスでは、その後5年間タイラウンドを開催し続け、その発展を見守ってきたSUPER GTを運営するGTアソシエイションの坂東正明代表も登壇し、

「5年前、チャーン・インターナショナル・サーキットのこけら落としイベントとしてスーパーGTのレースを行って以来、多くの現地ファンにお越しいただいています。

タイの自動車産業の発展は目覚ましく、日本にとっても大変重要なパートナーであるタイでレースをすることには大いに意義があるのです。

サーキットの魅力はスタンドから全てのコーナーが見渡せること!ホスピタリティも、富士スピードウェイや鈴鹿サーキットに引けを取らないものになっていると思います。

設備的にもMotoGPの開催には、全く問題ありません。」

と、サーキットのオープン当初からビッグレースを開催し続けてきた経験者として、タイラウンド開催の意義と魅力を大いに語ってくれました。

 

ブリーラムナイト

 

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カンファレンス終了後には、ブリーラムナイトと称したタイの魅力を一挙に集めたパーティーが開かれ、タイの伝統的な踊りや、伝統工芸、タイ料理や日本料理が振舞われるなど、MotoGP開催国としてのPRだけでなく、観光地としての魅力も十分にアピール。

日本のMotoGPファンに向けて、レース観戦と観光という新しい楽しみ方の提案を行い、歓迎の姿勢を見せました。

 

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まとめ

 

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今年初となるMotoGP PTTタイランドグランプリの開催は、約1か月後の10月5日~7日。日本グランプリの2週間前となります。

タイは国をあげてスポーツ産業の推進と発展に取り組み、スポーツを通して観光客の誘致を目指す『スポーツツーリズム』に注力しているので、今後ますます開発が進んでいく事は間違いありません。

その記念すべき第1回目というMotoGPの歴史的瞬間『MotoGP PTT Thailand Grand Prix 2018』に、是非現地で立ち会ってみてはいかがでしょうか。

 

 

次のページでは、タイの観光をイメージしたブリーラムナイトの様子を写真で紹介します。