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ラジエーターの冷却水が、気付いたら減っていたということはよくある話です。しかし、なぜ冷却水は減るのでしょうか。ラジエーターの基本的な仕組みと合わせて、考えてみましょう。

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ラジエーターの仕組み
ラジエーターはエンジンの冷却に関係する部品の1つで、エンジンから熱を奪った冷却水を放熱させることが、ラジエーターの主な働きです。
端的にその工程を説明すると、ラジエーターホースを通ってラジエーターへ熱を持った冷却水が運ばれ、ホースとラジエーター内部のフィンを通じて放熱。
そして出口側のホースを経て再びエンジンへ送られるという流れ。
また、ラジエーターにも種類があり、冷却水がどのように流れるかによって分かれます。
重力に沿って上から下へ冷却水が送られるタイプは、「立て流れ式(ダウンフロー)ラジエーター」で、冷却水が水平に送られているタイプは、「横流れ式(クロスフロー)」です。
このようにエンジンの冷却において重要な役割の一端を担っているラジエーターですが、エンジンを必要としない電気自動車には使われていません。
そのため、電気自動車が少しずつ普及し始めた今、ラジエーターは内燃機関を搭載する自動車を象徴する部品の1つとも言えるでしょう。
冷却水が減る理由

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冷却水が減少する理由には、次のことが考えられます。
まずは冷却水の蒸発による減少です。
エンジンルーム内にはリザーブタンクと呼ばれるタンクがあります。
このタンク内にある冷却水は自然に蒸発してしますので、冷却水が減少するというわけです。
なおリザーブタンクにはレベルゲージが設けられているので、その目盛りでクーラントの残量を確かめることができます。
その他の冷却水が減る理由として、ラジエーターホースの劣化なども考えられます。
ラジエーターホースも消耗品なので、年式の古い車などでは劣化している可能性も高く、そこから漏れてしまうのです。
このように冷却水が減少する理由には、構造的に致し方ない理由と、部品の劣化という消耗部品が故の理由が存在します。
定期的に冷却水のメンテナンスをしよう

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以上の理由から、冷却水は定期的にメンテナンスをするべきです。
メンテナンスの方法としては、クーラントのレベルゲージを見て、残量が規定内に収まっているかを確かめたり、ピンクや緑色の液体(クーラントのこと)が漏れていないかどうかチェックするのが一般的で、エンジンルームを定期的に開ける習慣を作るとよいでしょう。
そして、冷却水が減っていれば、自分で冷却水を継ぎ足したりホースを交換するなどして対処するか、信頼の置ける整備工場にメンテナンス依頼してください。
まとめ

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今回は冷却水が減少する理由について、ラジエーターの仕組みと合わせてご紹介しました。
冷却水が減少していても減り方が少ないようであれば、継ぎ足すなどの対処で問題はありませんが、冷却水が一気に抜けてエンジンを冷却することができなくなるとエンジン内部の故障に直結します。
そうなってしまうと修理代に多額の費用がかかってしまうので、冷却水の量が十分にあるかどうかを常にチェックしておくことが大切です。
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