クルマのボディ用コーティング剤には、様々な種類があります。お手軽なものも増えていますが、いったいどれを選べばいいのでしょうか。撥水・滑水・親水それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
そもそもコーティング剤ってどんな役割をするの?
まず初めに、クルマにコーティングを施工することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
一つ目は、洗車の簡易化です。
コーティングを施すことにより、ゴシゴシとボディを擦らなくても軽い力で汚れが落ちるようになります。
これは、コーティングの被膜がボディの目に見えない被膜を平滑にしてくれることで、汚れが付着しづらくなる効果が得られるためです。
また、花粉や鉄粉、雪などの車に付きやすい飛散物からもボディを守る役割も果たしてくれます。
二つ目は、小傷や雨染みの予防効果です。
コーティングによって形成された膜は、飛び石や、ドアノブ周りの小キズをつきにくくしてくれる効果もあります。
また、車につくウロコのような雨染みをつきにくくしてくれる効果もあり、「イオンデポジット」と呼ばれる、水分の中にあるミネラル成分がボディに残ってシミとなってしまう現象や、「ウォータースポット」と呼ばれる、ボディについた水滴がレンズ効果によって熱を集め、塗装面が焼けてしまう現象からボディを防いでくれます。
三つめは、車を色褪せから守ってくれる効果です。
直射日光による紫外線の影響で、車のボディ塗装は色褪せていってしまいます。
特に赤、青、黒などの濃色は紫外線の影響を受けやすく、青空駐車の場合は数年で色が変わってしまうこともあります。
しかし、コーティング剤を使用すると、しなかった場合に比べてツヤを出すこともでき、綺麗な状態を長く保つことが出来るので、クルマに長くきれいな状態で乗り続けたいのであれば、カーコーティングを施工することは必須といるでしょう。
「親水」「撥水」「滑水」何がどう違うの?
カー用品店等で、様々なタイプの製品が販売されているコーティング剤ですが、ラベルに記載された「親水」「撥水」「滑水」、それぞれの意味を知っていますか?
これを理解しておくと、自分に合ったコーティング剤を選ぶヒントになるので、順を追って説明していきます。
まず「親水」は、文字通り水に馴染みやすいタイプで、ボディに付いた水は水滴にならずに薄い水の膜のようになり、一体化して流れ落ちるのが特徴です。
親水性のコーティング剤には、前述した「ウォータースポット」や「イオンデポジット」ができづらいというメリットがあり、水分と一緒に汚れも落ちてくれるので、手入れがしやすいこともメリットであると言えます。
雨天でも車を使うことが多く、青空駐車がほとんどという方におすすめです。
次に「撥水」ですが、その名の通り水を弾く特性があり、水の接触面をなるべく小さくすることにより水玉となるのが特徴です。
一番のメリットは見た目の美しさで、撥水性のコーティング剤は他のタイプのコーティング剤とは一味違ったボディの輝きを見せてくれます。
撥水性は表面に肉眼では判別できない凹凸があり、この凹凸が日光を反射してキラキラと輝くのです。
そのため、小さな水玉がクルマのボディ上に浮かぶ様子を楽しみたい、ボディの輝きを追求したいという方におすすめのコーティング剤となっています。
最後に「滑水」ですが、一言でいうと撥水性の水を弾き落とす性質に、滑りが加わるイメージです。
水分がボディに残りにくい性質により非常に水捌けが良いという特徴があり、低速走行時でもすぐに水滴が飛んでいきます。
デメリットとしては、耐久性があまり高くないという事と、撥水性のコーディング材ほどのボディの輝きがないという点が挙げられます。
水捌けの良さが最大のメリットなので、フロントガラスやサイドミラー等への使用がおすすめです。
モタガレおすすめのコーティング剤!
モタガレでは様々なコーティング剤を販売していますが、中でも自信を持ってお勧めできるのが「モタコ」です。
撥水、艶出し効果はもちろん、車体に帯電する静電気を除去する効果があり、車体の直進性、操舵安定性の向上が見込めます。
アルミテープのように車体の外観を損なうことなく、愛車の走りをよりシャープに、より楽しいものに変化させてくれる、言わば業界初の「塗るエアロパーツ」とも呼べる全く新しいコーティング剤です!
他にも、モタガレでは様々な種類のコーティング剤を扱っているので、是非こちらからご覧ください!
まとめ
傷がついてしまったり色褪せが起こってしまう前に、洗車後はコーティング剤を使用するのがおすすめです。
様々な種類の製品が販売されているため迷ってしまいますが、今回ご紹介した選び方を参考に、目的にあったコーティング剤を見つけて頂きたいと思います。
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