日本で開催される世界選手権といえば「MotoGP」ですが、もう一つ“ワールドワイドなレース”があるんです!それが「アジアロードレース選手権」、実は日本戦もあるのをご存じでしたか?

©ARRC

©ARRC

そもそもアジアロードレース選手権とはどんなレース?

http://www.asiaroadracing.com/

http://www.asiaroadracing.com/

正式名称は「FIMアジアロードレース選手権(ARRC)」

ズバリその名の通りアジアを中心に転戦している最高峰クラスの選手権になります。

2016年は年間6回行われる予定。土曜日にレース1、日曜日にレース2が行われます。

第1戦のマレーシアから始まり、第3戦が日本の鈴鹿サーキットで開催されました。

タイのチャン・インターナショナル・サーキットでは第2戦と最終戦が行われる予定。アジアの選手が中心となって活躍されています。

 

どんなカテゴリーがあるの?

レースと言えば、どんなカテゴリーが有るかも気になりますよね‼

まだまだ日本では知られていない、アジア最高峰の2輪レースを簡単に紹介していきます。

 

スーパースポーツ600クラス

https://www.youtube.com/watch?v=FkAFkjoUnf4

シリーズ最高峰クラスのSS600(スーパースポーツ600)クラス。

全日本ロードレース選手権のST600クラスのレギュレーションに近いカテゴリーとなります。

その為、同カテゴリーからのスポット参戦者や、ダブルエントリーをしている選手も居ます。

2016年は、全日本ロードレースST600クラスで年間チャンピオンにも輝いた経験のある、デチャ・クライサー選手。

アジア選手権でも、果敢な攻めのライディングが見れるかも!?

 

アジアプロダクション250クラス

https://www.facebook.com/AsiaRoadRacing/photos/ms.c.eJxlzlEKwDAIA9AbDaPV2PtfbOvXaPwRfIQQGDLKz8n2sPXgF4K3fK9IJYe0CmM0u0pjSKpsEyFKF2KPjO5hLM1EaGb5kRccxTkS.bps.a.10153621536492304.1073741890.148229362303/10153621536717304/?type=3&theater

出典:https://www.facebook.com/AsiaRoadRacing

毎戦激しいバトルが繰り広げられているAP250(アジアプロダクション250)クラスでは、250cc市販車スポーツバイクをベースに改造されたバイクで争われます。

エンジンの改造範囲は狭く、ほぼ市販バイクに近い状態。

アジア市場を見据えて各メーカーが特に力を入れているカテゴリーです。

アジアドリームカップ

©ARRC

©ARRC

2012年にアジアドリームカップ(ADC)が新設された、ホンダのワンメイクレースになります。

全車イコールコンディションのホンダCBR250を使用し、レースが行われます。

元MotoGPライダーの玉田誠選手や中野真矢選手が、プロフェッショナルトレーナーとして迎えられており、本格的にレース展開を学びながら勝負に臨める環境となっております。

 

スズキアジアチャレンジ

©ARRC

©ARRC

2016年からスタートされたカテゴリーで「将来のMotoGPライダーをアジアから」をスローガンに掲げられています。

スズキのアジア人ライダー育成プログラムで「SUZUKI SATRIA F150」のワンメイク戦。全日本ロードレース選手権でも「Term KAGAYAMA」でお馴染み、加賀山就臣(カガヤマ ユキオ)選手が監修しています。

 

どんな選手が出ているの?

http://team-kagayama.com/news/20160315-1/

出典:http://team-kagayama.com/

気になる選手ですがSS600には、世界で活躍されていた「Nitro Nori」の愛称でも知られる芳賀 紀行(ハガ ノリユキ)選手が参戦しています。

彼は1996年鈴鹿8時間耐久ロードレースで史上最年少、最多周回数記録で優勝と言う素晴らしい経歴の持ち主!さらに息子、瑛大(アキト)選手も、スズキアジアチャレンジに参戦しています。

©ARRC

©ARRC

また、世界選手権の舞台にも長く参戦していた、高橋裕紀(タカハシ ユウキ)選手も、SS600クラスに参戦しております。

 

まとめ

このアジア選手権のレベルは年々高い水準へと移行。世界に挑戦していた選手もアジアに活躍の場を移しており、より一層注目を集めています。

また若手ライダーの育成の場としても、活用され始めており、今後世界で活躍するであろう選手が多く参戦しています。

ヨーロッパよりも行きやすいアジアなら、海外旅行ついでに観戦!と言うのも楽しいのではないでしょうか!?