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新型発売で値落ち確実!GK/GP型フィットがこれから中古で買い時だ!!

もうすぐ、注目のコンパクトカー、4代目ホンダ フィットが発売されます。そうなると、現行のGK型フィット/GP型フィットハイブリッドの中古車が値落ちすることは確実。現状でも50万円程度の中古車両が売られているため、コンパクトカーの中古車を探している方は、フィットがオススメです。

Photo by harry_nl

ホンダ・フィットは2020年フルモデルチェンジで中古車の値落ち確実

上:4代目フィット(ベーシック)、下:3代目フィット / © Honda Motor Co., Ltd.

ホンダは第46回東京モーターショー2019で、フルモデルチェンジした4代目フィットを公開。
発売予定は2020年2月であることを、アナウンスしました。

フィットは、低燃費のハイブリッドモデルからスポーティーなRSまで、ユーザーの用途に合わせて幅広くラインナップされた、グローバルコンパクトカーです。

現行モデルに相当するGK型フィット/GP型フィットハイブリッドは、2013年から約7年間生産された初代モデル(5年間)と2代目モデル(6年間)よりも長く、販売され続けたロングセラーモデルです。

そのため中古車市場では多くの車両が流通しており、現行モデルでありながらお手頃な価格で販売されます。

4代目モデルの発売以降は、中古車の相場価格がさらに値落ちし、手頃なコンパクトカーを探すなら、フィットが最有力候補になることは間違いないでしょう。

ホンダGK型フィットとは

2013年式 GK型フィット / © Honda Motor Co., Ltd.

2013年式 GP型フィットハイブリッド / © Honda Motor Co., Ltd.

3代目モデルとなるホンダ フィットは、2013年9月6日に発売され、ガソリン車はGK型、ハイブリッド車はGP型と呼ばれています。

GK型フィットは1.3リッターとL13Bと、1.5リッターのL15Bという2種類のエンジンが搭載されており、トランスミッションは1.3リッターがCVTと5速MT(1.3G・Fのみ)、1.5リッターがCVTと6速MT(RSホンダセンシングのみ)の組み合わせ。

GP型フィットハイブリッドは、1.5リッターエンジンとモーター/バッテリーが組み合わされ、2枚のクラッチを組み合わせた7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)トランスミッションを搭載しています。

燃費はガソリン車で約20km/リッター、ハイブリッド車で35km/リッターを実現しながら、エンジンはVTECらしい力強いパワーを発揮。

他メーカーのヴィッツやマーチ、スイフトと比べると、車体サイズが若干大きく、大人4人が快適に乗車できるように広い室内を確保。

後部座席を倒すことなくスーツケースが最大4つ入る大容量のラゲッジスペースに加え、後部座席を倒せばフラットな荷室となり、自転車も乗るほど広い空間を生み出します。

スペック&新車価格

1.3L ガソリン車 1.5L ガソリン車 ハイブリッド車
型式 FF:DBA-GK3
4WD:DBA-GK4
FF:DBA-GK5
4WD:DBA-GK6
FF:DAA-GP5
4WD:DAA-GP6
全長×全幅×全高(mm) 3,990×1,695×1,525 3,990×1,695×1,525 3,990×1,695×1,525
ホイールベース(mm) 2,530 2,530 2,530
車両重量(kg) 1,010~1,120 1,070~1,150 1,080~1,180
原動機型式 L13B L15B LEB-H1
エンジン エンジン種類 直列4気筒DOHC 直列4気筒DOHC 直列4気筒DOHC
排気量(cc) 1,317 1,496 1,496
内径×行程(mm) 73.0×78.7 73.0×89.4 73.0×89.4
圧縮比 13.5 11.5 13.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 73[100]/6,000 97[132]/6,600 81[110]/6,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 119[12.1]/5,000 155[15.8]/4,600 134[13.7]/5,000
モーター 電動機型式/電動機種類 H1/交流同期電動機
最高出力(kW[PS]/rpm) 22[29.5]/1,313~2,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 160[16.3]/0~1,313
トランスミッション 7速AT CVT CVT
駆動方式 FF、4WD FF、4WD FF、4WD
JC08モード燃費値(km/L) FF:37.2
4WD:29.4
FF:24.6
4WD:20.2
FF:22.2
4WD:19.4
タイヤサイズ 185/60R15 84H 175/70R14 84S 185/60R15 84H
185/60R15 84H 175/70R14 84S 185/60R15 84H
ガソリン車1.3L ガソリン車1.5L ハイブリッド車
価格(万円) 145~202 188~208 173~241

ホンダGK型フィットの改良内容

© Honda Motor Co., Ltd.

GK型フィットが発売された直後のグレードには、1.3リッターの標準グレード『13G』と、電動格納式ドアミラー、スマートキー、ハーフシェイド・フロントウィンドウ、ULTR SEAT(ルトラシート)などを装備した『13G・Fパッケージ』、LEDヘッドライト、フルオート・エアコンディショナー等を追加した『13G・Lパッケージ』、専用バンパー/スポイラー/サイドガーニッシュ、15インチアルミホイールを追加した『13G・Sパッケージ』。

さらには、1.5リッターの標準グレード『15X』と、LEDヘッドランプ、コンビシート&専用インテリア、本革巻ステアリングホイール、クルーズコントロールが追加された『1.5X・Lパッケージ』、スポーティモデルの『RS』が設定されました。

また、GP型フィットハイブリッドには標準グレードの『HYBRID』から順に、『Fパッケージ』と『Lパッケージ』が展開され、装備内容はGK型フィットとほぼ同じです。

一度目の一部改良

GK型フィットは2014年10月、GP型フィットハイブリッドは2014年12月に一部改良がおこなわれ、13Gと13G Fパッケージを除く全グレードに『あんしんパッケージ』を標準装備。

あんしんパッケージには低速域衝突軽減ブレーキと誤発進抑制機能をセットにした『シティブレーキアクティブシステム』と、前後席対応の前席用サイドエアバッグシステム、サイドカーテンエアバッグシステムが搭載されています。

また、13G以外にIRカット/UVカット機能付きフロントウインドウガラス、IRカット/スーパーUVカットフロントドアガラス、オートリトラミラーが標準装備されました。

二度目の一部改良

2015年9月に二度目の一部改良がおこなわれ、グリルがより立体的なデザインに変更されました。

装備面では、プラズマクラスター技術搭載のフルオート エアコンディショナーや、セキュリティアラームラゲッジルームランプ、助手席シートバックポケットや照明付オーディオリモートコントロールスイッチ、デジタルTV用プリントアンテナや専用ワイヤーハーネス、クルーズコントロールが追加されています。

マイナーチェンジ

2017年式、マイナーチェンジ後のGK型フィット / © Honda Motor Co., Ltd.

2017年6月にマイナーチェンジがおこなわれ、安全運転支援システム『Honda SENSING』が標準装備されます。

車両は、ボディー剛性の強化と、サスペンションダンパーの最適化、エンジンに燃費向上とフリクションの低減を狙ったチューニングが施されました。

また、前後バンパーやピラーのデザインを、空力を考慮した形状へ意匠変更。

さらに、『13G・S Honda SENSING』と『RS・Honda SENSING、HYBRID・S』には専用バンパー、大型テールゲートスポイラー、サイドガーニッシュが装着されています。

そしてナビゲーションは、スマートフォンと同期できる『Apple CarPlay』や『Android Auto』対応となりました。

ホンダGK型フィットの中古車相場価格

GK型フィット/GP型フィットハイブリッドの中古車流通台数をみると、ガソリン車の1.3リッター車は1,937台、1.5リッター車は133台、ハイブリッド車は2,461台。

3代目フィットはハイブリッドのタマ数が1番多く、台数が多い分、ガソリン車並みの価格で気に入った中古車両を見つけることも可能です。

GK型フィット/GP型フィットハイブリッドの中古車平均価格はおおよそ130万円ぐらいですが、50万円以下で購入できるものもあるため、多走行車両や修復歴ありでも問題ない方は、格安で購入可能です。

とりあえず移動手段としての足が欲しいかた、免許を取り立てで最初の一台は安いクルマでいいという方にはピッタリのクルマではないでしょうか。

GK型フィット・1.3リッター GK型フィット・1.5リッター GP型フィットハイブリッド
2013~2016年型 29.5~145万円 33~169万円 37.5~184万円
2017年型~ 49.9~196.5万円 67.9~228万円 73~232万円

(2020年1月15日時点|参考:グーネット)

狙い目の年式とグレード

ホンダ・フィットハイブリッド Lパッケージ / © Honda Motor Co., Ltd.

狙い目はGP型フィットハイブリッドの前期モデル(2013~2016年型)で、最もタマ数が多いため、80万円以下で良質な中古車が購入できます。

その中でも、『Fパッケージ』や『Lパッケージ』は装備が充実しているため、クルーズコントロールやシートヒーターなどが付いていれば、購入後に快適なドライブが可能です。

安全性を重視するのであれば、ホンダセンシングが搭載された後期型(2017年以降)を購入するべきですが、こちらの相場はまだまだ高額で、良質車を見つけようと思えば100万円は必要になってきます。

街乗りであれば、ハイブリッドでなくガソリン車の1.3リッター車でも、カタログ燃費20km/リッターを発揮するので、実燃費が15km/リッターぐらいだとしても十分な燃費性能と走行性能です。

ホンダ センシング搭載車を100万円以下で購入したい方は、1.3リッターGK型フィットでも満足できるでしょう。

中古GK型フィット購入時の注意点

出典:写真AC

GK型フィット/GP型フィットハイブリッドは、まだまだ新しいモデルのため、特定の部品が経年劣化しやすいという情報はまだありません。

しかし、リコールが多く発表されており、最近では搭載されるタカタ製エアバッグと7速DCTの不具合で、交換修理が必要となっています。

過去には、エンジンを点火するコイルと電源供給回路の不具合でエンジンが停止するおそれや、エンジンの制御プログラムの不具合で急発進のおそれがあるとするリコールも出された経緯があるため、これまでのリコール対策がなされているか、されていなければディーラーの無償修理対象であるかを、十分把握しておく必要があります。

リコールが原因でミッションから異音がしたり、変速時のギクシャク感、走行するうちにエンジン、ブレーキ、VSA、ヒルスタートアシスト、パワステなどの点検・警告灯が点灯したなど、実際にエンジンをかけて走行してみないとわからない不具合が発生することもあるため、試乗可能であれば、一度自分で運転して確かめてみましょう。

まとめ

© Honda Motor Co., Ltd.

GK型フィット/GP型フィットハイブリッドは、現行モデルでありながら100万円以下で購入でき、中古車としては非常にコストパフォーマンスが高いクルマです。

新型フィットが登場するとGK型フィット/GP型ハイブリッドが旧型モデルになるため、今の相場からさらに安くなることが予想されます。

さらなる値下げを狙う方は、もう少し待ってから中古車店に行った方が良いでしょう。

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著者:池田 勇生

自動車・バイクを専門にフリーライターをしています。10代からTVでバイクレースを観たり、自らミニバイクレースへ参戦もしたりなんかして、プロレーサーに憧れていた青春時代を過ごしていました。車離れやバイク離れといわれる昨今ですが、若い方へ多くの魅力を伝えていき今後の自動車・バイク業界を盛り上げていきたいです。

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