Motorz

クルマ・バイクをもっと楽しくするメディア

Motorz

CATEGORYNews, Race

意外な選手が2連勝!?MotoGP第2戦アルゼンチンはまたも大番狂わせの結果に!

ヤマハに新加入したマーベリック・ビニャーレスがいきなり優勝するというサプライズから始まった2017年のMotoGP。これまでマルク・マルケス、バレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソが中心となった王座争いが展開されてきましたが、そこに今年はビニャーレスが入り、例年とは違う勢力図になりつつあります。そんな中で迎えた第2戦のアルゼンチン。果たして誰が激戦を制したのでしょうか。

©︎MotoGP

 

王者マルケスが意地をみせポールポジション獲得

©︎MotoGP

予選日は朝から雨模様で、予選も走行タイミングによって路面状況が大きく異なるなど、チーム・ライダーにとっては集中力が求められるセッションとなりました。

その中で抜群の速さをみせたのがマルケス。2回目のアタックで1分47秒512をマークし、2番手以下に0.7秒以上の大差をつけてポールポジションを獲得します。

©︎MotoGP

マルケスは、ここアルゼンチンのアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドでは相性が良く、今回を含めて4年連続でポールポジションを獲得。決勝でも2014年を除いてし3勝を挙げており、この勢いでいけば決勝レースもマルケスのペースになるだろうと思われていた。

一方、ビニャーレスはチームメイトのロッシとともに6・7番手に沈む結果に。難しい路面が災いしたとはいえ、ある意味明暗が分かれる予選となりました。

 

いざ決勝、フタを開けてみると…

©︎MotoGP

ドライコンディションで行われた決勝レース。予想通りマルケスがスタートから後続を引き離す展開に。

3周を終えて後続とのは差は2.2秒。早くも独走態勢に持ち込もうとしていく。

一方、2番手争いには、前日の予選では今ひとつの速さだったヤマハ勢が浮上します。3周目にはビニャーレスが2番手に浮上し、カル・クラッチロー(ホンダ)を挟んで4番手にロッシがつける展開。しかも3周目のラップタイムをみると、マルケスとビニャーレスはほぼ同タイムでした。

©︎MotoGP

今回ばかりは、マルケスも簡単に逃げることはできないのではないかという雰囲気にしてしまうほどのビニャーレスの追い上げでした。

その矢先「まさか」が起きてしまいます。

トップのマルケスが転倒し、一転してビニャーレスの独走状態に。

さらにリードを広げていこうとしたマルケスでしたが、4周目にまさかの転倒。これでリタイアを余儀なくされてしまいます。

難なくトップの座を手に入れたビニャーレスは、着実にリードを広げていきました。

©︎MotoGP

5周目以降は接近戦が続きましたが、8周を終えたところでクラッチローとの差を1秒にすると、そこからはペースをつかみ、13周目には2秒と後続を引き離していきました。

一方、ロッシもペースがよく中盤はクラッチローとの攻防戦に。長い間接近したバトルが続くも、19周目についに前に出てヤマハがワンツー体制を築いた。それでも、レースは終始ビニャーレスのペースに!そして最終的に3秒以上のリードを築き、チェッカーフラッグを受けました。

マーベリック・ビニャーレス コメント(ヤマハ プレスリリースより)

「とてもいい仕事ができました。午前中にタイヤを決定し、そのフィーリングが最高だったんです。グリップ・レベルは終始、絶好調で自信を持って走ることができました。ミシュランの仕事ぶりも本当に素晴らしかったです。まるで夢のようです。チームのみんなにお礼を言わなければなりません。すべては彼らの素晴らしい仕事のおかげです。これからもこの調子でがんばります」

 

2017MotoGP第2戦アルゼンチンGP決勝結果

©︎MotoGP

1位マーベリック・ビニャーレス(Movistar Yamaha MotoGP)
2位バレンティーノ・ロッシ(Monster Yamaha MotoGP)
3位カル・クラッチロー(LCR Honda)
4位アルバロ・バウティスタ(Pull&Bear Aspar Team)
5位ヨハン・ザルコ(Monster Yamaha Tech 3)
6位ジョナス・フォルガー(Monster Yamaha Tech 3)
7位ダニロ・ペトルッチ(OCTO Pramac Racing)
8位スコット・レディング(OCTO Pramac Racing)
9位ジャック・ミラー(EG0,0 Marc VDS)
10位カリル・アブラハム(Pull&Bear Asparagus Team)
11位ロリス・バズ(Reale Avintia Racing)
12位ティト・ラバト(EG 0,0 Marc VDS)
13位ヘクトール・バルベラ(Reale Avintia Racing)
14位ポル・エスパルガロ(Red Bull KTM Factory Racing)
15位ブラッドリー・スミス(Red Bull KTM Factory Racing)

ライダーズランキング(トップ10のみ)

1位マーベリック・ビニャーレス 50pts
2位バレンティーノ・ロッシ 36pts
3位アンドレア・ドヴィツィオーゾ 20pts
4位スコット・レディング 17pts
5位カル・クラッチロー 16pts
6位ジョナス・フォルガー 16pts
7位ジャック・ミラー 15pts
8位マルク・マルケス 13pts
9位アルバロ・バウティスタ 13pts
10位ダニ・ペドロサ 11pts

 

まとめ

©︎MotoGP

おそらく、ほとんどのファンや関係者が予想していなかったビニャーレスの開幕2連勝。もちろん、ポイントランキングでもライバルに10ポイント以上の差をつけ首位を快走しています。

これに対して、ロッシはもちろん、マルケスやペドロサなどライバル勢の心理面にも影響が出ているだろうが、彼らはビニャーレスとは違い、最高峰クラスでの熾烈なチャンピオン争いを何度も繰り広げてきたのです。

シーズンを通して安定した強さを発揮するために何をするべきか、終盤まで続いていくチャンピオン争いで序盤戦はどう戦っていくべきか。その経験の差が、おそらく第3戦以降は出てくるのかもしれません。

それを跳ね除けて、ビニャーレスはこの勢いを維持することができるのでしょうか?次回の4月21〜23日に第3戦アメリカGPも目が離せません。

 

あわせて読みたい
MotoGPに新チャンピオン候補なるか?ヤマハ新加入のマーベリック・ビニャーレスが驚異のライディング
一体どうなってるの!?MotoGPマルク・マルケスのゲレンデ爆走動画!
Motorz的モータースポーツカレンダー2017年版~海外編~

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!


 

Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

車買取.com