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Motorz的F1プレビュー 「2016 F1第6戦 モナコGP編」

いよいよ1年で最も注目を集める「F1モナコGP」が5月26〜29日に開催されます。前戦スペインGPで、好調メルセデス勢の連勝がストップ。ライバルチームも台頭してきて、より混戦の可能性が出てきました。例年以上に盛り上がりを見せそうな今週末のレースの展望をご紹介します。

©Pirelli

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メルセデスに新たな刺客、モナコのレッドブルは本当に手ごわい存在か?

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前回のスペインGPで今季初優勝を飾ったレッドブル勢はここまでパワーユニットの性能に乏しく、エンジンパワーが重要なサーキットでは思うような戦いが出来ませんでした。

しかし今回はエンジンパワーよりもマシンの操作性が最も重要だとされているモナコでは、チャンスがありそうなのです。

カタロニア・サーキット(スペインGP)での最終セクションは低速コーナーが多く、大きく縁石に乗り上げるため起伏が多いレイアウト。モナコのコースと特徴が似ています。

レッドブル2台の走りは週末を通してライン取りも安定していましたし、タイムで比較をしても優勝を争ったフェラーリに対し約0.3秒もこの区間で速かったという事実もあります。

最も相性が良いと考えられるレッドブル勢。前戦での勝利をきっかけにモナコでメルセデス勢の対抗馬として、有力候補に挙げられるでしょう。

レースが荒れるとマクラーレン・ホンダがダークホースに!?

©Pirelli

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復帰2年目で期待が集まるマクラーレン・ホンダ。彼らもエンジンパワーに苦しむチームの1つですが、今週末は上位進出のチャンスを感じているはずです。

中でもジェンソン・バトンは波乱の展開にめっぽう強く、昨年のレースでは序盤の大不振を払拭する走りで8位入賞を獲得。マシンが改善した今季はさらなる活躍を期待できます。

またフェルナンド・アロンソも前戦で初のQ3進出を果たしており、特に今回は予想以上の活躍が見られるでしょう。

マクラーレン・ホンダとしてF1復帰を果たした昨年から前戦までの決勝最高位は6位。このモナコでは記録更新のチャンスを狙い、ドライバーの好走に注目です。

ウルトラソフトタイヤが初登場!従来の1ストップ作戦は不可能に?

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舞台となるモンテカルロ市街地コースは、文字通り公道を使用した市街地コースです。

狭いコース内での追い抜きが難しく、ピットストップでのタイムロスを極力避けるため、これまで多くのチームが1ストップ作戦(スーパーソフト→ソフト)を採用してきました。

しかし今年はルールが変わって3種類のドライタイヤがレースごとに選択されることになり、昨年までのソフト、スーパーソフトに加えて新導入のウルトラソフトが持ち込まれます。

通常のサーキットとは異なり路面が滑りやすく、タイヤに負荷がかかる高速コーナーも少ないため、よりグリップ力の高いタイヤが持ち込まれる傾向にあります。

特にグリップ力の高いウルトラソフトは耐久性が低く、1ストップ作戦が不可能になることも予想され、昨年とは違ったレース戦略を求められることにもなってきます。

しかしトップ10のドライバーたちは、予選で使用したタイヤをスタート時に履かなければならないため、あまり長持ちしないウルトラソフトでレース序盤を戦うことが予想されます。

これが後の戦略に影響を及ぼすのか、ここが注目になりそうです。

こういったジレンマを抱えたまま迎えるモナコGPは例年以上に多彩なチーム戦略が見られ、毎年出動するセーフティカーなどの外的要因に対する、機敏な対処も勝負の別れ目となりそうです。

非常に狭いコースのなかで追い抜きのチャンスは1コーナーやトンネル出口のヌーベルシケインなどが挙げられますが、接触の危険も多く並びかけるすら難しいとされています。

DRSゾーンも最終コーナーから1コーナーまで設置されていますが、ストレートの距離が短くコーナーの走行ラインが一台分しかないため、この区間でも追い抜きは至難の業と言えるでしょう。

 意外なキーマン!勝負のカギを握るのはルーキードライバー?

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過去5年のモナコGPを振り返るとレースでのリタイアは平均6台。1つのミスも許されないコースレイアウトが、他のサーキットに比べ完走率を下げており、実は面白いデータとしてこのリタイアを喫したドライバーが勝者を左右しているという事実があります。

例えば昨年のレースを振り返ってみましょう。

レースの大部分をリードしたルイス・ハミルトン(メルセデス)でしたが、レース終盤にフェルスタッペンとグロージャンのクラッシュで突如セーフティカーが出動することとなりました。

これに乗じて、十分なリードがあったハミルトンは残り10周を新しいタイヤで走りきろうと試みます。

しかし後続との差を読み誤り、作業を終えてコースに戻ると3位に転落。なんとかトップを取り戻そうと懸命な走りをしますが、わずかな時間で前のマシンを攻略するのはあまりに困難でした。

意外な形でルーキーがレースに大きな影響を与え、上位のドライバーが振り回されるという皮肉な展開も、ここモナコでは珍しくありません。

まとめ

世界三大レースの一つ、F1モナコGPがついに次戦になりましたね!?

ガードレール内で激しい神経戦とピット戦略の頭脳戦がさらにパワーアップしたモナコGP!

メルセデスとレッドブルの戦いに注目が集まりますが、展開次第ではマクラーレンホンダの表彰台も…期待したいところですね!

伝統のモナコGPは2016年5月29日(日)日本時間21:00に決勝レースがスタートします!

Writer Introduction
shunsuke_kawai

モータースポーツライターをさせて頂いております、河合俊佑です。10代にF1の魅力にハマり、以後フォーミュラレースに憧れを抱く。大学時代は自身でカート活動を始め、モータースポーツの面白さを体感し、魅力を伝える事を志しています。少しでもモータースポーツを楽しく、分かりやすく伝えられるよう取組んで参ります。宜しくお願い致します。

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