F1をはじめ、様々なレースで大きな注目を集め、すっかりモータースポーツに浸透しているレッドブル。今年からスーパーフォーミュラ、スーパーGTなど国内のカテゴリーへの参入を発表し、話題となっています。そこで今回は様々なレースで活躍するレッドブルカラーのマシンたちをまとめてご紹介したいと思います。
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ついに日本に上陸したレッドブルのマシン
レッドブルの育成ドライバーであり、近い将来F1に参戦すると見られているピエール・ガスリーが、スーパーフォーミュラに参戦することが発表されました。
昨年のGP2を制するなど大きな期待を背負う彼の参戦決定により、レッドブルカラーのマシンが日本のレースで見られることになり、開幕前から注目を集めています。
これを受けてファンの期待も日に日に高まっており、スーパーフォーミュラは例年以上に盛り上がりを見せることになりそうです。
では、レッドブルカラーのマシンは他にどのようなレースで見られるのでしょうか。
早速ご紹介していきたいと思います。
F1ではすっかりお馴染みのカラーリングに
まず最初にご紹介するのはレッドブルのF1マシンです。
2005年からF1に参戦してきたレッドブルは、チーム創設以前はザウバーのスポンサーとしてF1に関わってきました。
そして、翌2004年末にジャガーを買収する形でチームを結成すると、見事な成長を遂げていきました。
現在では競争力の高いチームとして知られており、2010年からは4年連続でダブルタイトルを獲得しています。
昨年はマックス・フェルスタッペンが史上最年少優勝によって大きな話題を呼び、王座奪還へ向け実りのある1年を送りました。
基本的なカラーリングは参戦当初から変わっておらず、紺を中心としたカラーリングはF1でもすっかりお馴染みとなっているのです。
こちらはレッドブルの兄弟チームとして1年遅れて創設された、トロ・ロッソのマシンです。
今季は従来のカラーリングを一新し、新フレーバーのドリンク缶がモチーフとなりました。
マシンの形状も含め、既にファンからは好評を得ています。
この鮮やかな青は様々なレースで見られるマシンたちとは一線を画す、レッドブルの中では斬新なデザインに変更されました。
これまでは猛々しい牛が目立つカラーリングで、レッドブルと同じように紺を中心としたカラーで親しまれてきました。
しかし兄弟チームとの間でカラーが類似しており、見分けにくいという意見も少なくはありませんでした。
今季のカラーリングによって見分けが容易になり、このイメージチェンジで、より一層レースでも目立つ存在となる事が予想されます。
ジュニアフォーミュラでも見られるレッドブルカラー
日本ではあまり見る事ができないシリーズでも、レッドブルカラーのマシンが活躍しています。
昨年までガスリーが所属したプレマのGP2マシンは、まるでレッドブルのF1マシンと見間違える程のビジュアルです。
このマシンをドライブしたガスリーは、見事王者に輝き、今季からスーパーフォーミュラへの参戦を実現させました。
レッドブルはこのように、育成ドライバーを送り込んだチームのカラーを大きく変える影響力を持ち、それはGP2だけに留まらずジュニアカテゴリーでもそのカラーリングが見られるのです。
ヨーロピアンF3に参戦するモトパークのマシンも、GP2と同じ理由でレッドブルカラーが登場しました。
現在レッドブルジュニアチームに所属し、トロ・ロッソのテストドライバーを務めるセルジオ・セッテ・カマラとニコ・カリの参戦により、このようなマシンカラーに至ったのです。
コックピット横にはフォルクスワーゲンのロゴが入っているなど、他のカテゴリーでは見られない組み合わせも面白い点ではないでしょうか。
また、このように育成ドライバーのマシンカラーを変えるだけでなく、その影響は時に彼らのヘルメットデザインをレッドブル缶のデザインに指定するというケースもありました。
2004年にレッドブルの支援を受け、F1に参戦したクリスチャン・クリエンや、2006年にベッテルがF1デビューを飾った際にそのヘルメットを着用していたのです。
このようなドライバーとスポンサーが一心同体とも言える、支援を行うマシンやヘルメットのカラーリングの根底にはドライバー育成に励むレッドブルの本気が見えるのではないでしょうか。
WRCでも活躍するレッドブルカラーのマシン
レッドブルカラーが見られるのはフォーミュラカーだけではありません。
今年すでに大きな話題を集めているWRCでは、近年無敵の強さを誇るセバスチャン・オジェのマシンにそのデザインを見ることができるのです。
昨年まではフォルクスワーゲンに支援を行ってきましたが、オジェの移籍に伴って今季からはMスポーツにレッドブルのデザインが刻まれる事になりました。
そして、開幕戦モンテカルロでオジェが優勝を飾ったこともあり、早くも注目の的となっています。
またレッドブルの公式サイトでは、WRCのライブ中継も行っており、WRCのさらなる発展を促す活動も行っています。
DTMやスーパーGTも!ツーリングカーのレッドブルカラー
最後にツーリングカーのマシンたちをご紹介しようと思います。
箱のF1とも呼ばれるDTM(ドイツツーリングカー選手権)のマシンがこちら。
2016年はマルコ・ウィットマンがドライブし、見事王者に輝く活躍を見せました。
DTMは日本では開催されていませんが、今年は同じく日本のツーリングカー選手権である、スーパーGTでレッドブルカラーのマシンが登場するかもしれません。
なぜなら、スーパーGTに参戦する平川亮がレッドブルアスリートのメンバーに加わったからです。
その事により、彼がドライブする37号車が、今季からはレッドブルカラーになるのではないかと予想されているのです。
この発表の際に、レッドブル公式ツィッターで「スーパーGTに翼を授ける」と投稿しており、スーパーフォーミュラに続いて日本のトップカテゴリーへ進出し、さらに多くの視線を集めることになりそうです。
まとめ
多くのレッドブルカラーのマシンをご覧頂きましたが、どのマシンにも共通して言えるのは中途半端な事はしないということ。
スポーツに支援を行うのではなく、その一部になることがレッドブルの理念であり、参戦することの意義だと創始者であるディートリッヒ・マシテッツは語っています。
その証拠はカラーリングにも表れており、どのマシンを見てもレッドブルのカラーに染まっている理由とも言えるのではないでしょうか。
レッドブルカラーのマシンたちは、今季も国内外を問わず、ファンを楽しませてくれる存在となりそうです。
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