キャンプで意外と体力を奪われるのが、駐車場からサイトまでの荷物運びだ。テントやクーラーボックスを載せたキャリーワゴンも、坂道や砂利道では思うように進まず、設営前から疲れてしまうこともある。

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そんな場面で頼りになるのが、Outisanの電動キャリーワゴン「e-Wagon Air」だ。引く力や路面の傾斜を検知してモーターが自動でアシストするというこの一台を、実際に山間のキャンプ場へ持ち込み、その実力を確かめてみた。

重いキャンプ道具でも指一本?電動アシストの実力を試す

見た目は普通の折りたたみキャリーカートに近い。違うのは、車輪にモーターとセンサーが仕込まれていて、引く力や坂道の傾斜を検知しながら勝手にアシストしてくれる点だ。実際に山道のあるキャンプ場に持ち込んで使ってみた。

まず驚いたのが、平坦な場所での引きやすさだった。テントとクーラーボックスと寝袋を積んだ状態でも、指一本で引っ張るとスッと前に進む。普通のワゴンなら体重をかけて引かないと動かない量なのに、力をほとんど使わずに進む感覚は最初少し拍子抜けした。

坂道こそ本領発揮。上りはアシスト、下りは自動減速

本領を発揮したのは上り坂だった。駐車場からサイトまでの緩やかな上り坂を、荷物を積んだまま普通に押しただけで、モーターが後押ししてくれているのがはっきりわかる。踏ん張らず歩く速度のまま進めるので、坂の途中で息が上がらない。

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これを支えているのが、Outisan独自の制御技術「FlowStride™︎」だ。ハンドルのトルクセンサーが引く力・押す力を、本体のジャイロセンサーと加速度センサーが坂の傾斜や振動を検知し、毎秒100回のペースでモーターの出力を調整している。人が坂道で力を込めるタイミングとモーターが後押しするタイミングがほぼずれないので、「勝手に軽くなった」としか感じられない。歩行という不規則な動きに合わせて判断を更新し続ける仕組みだからこそ、この自然な操作感が生まれているのだと思う。

下り坂では傾斜を検知してモーターが自動でブレーキをかけ、手を離すとその場でぴたりと止まる。坂道でワゴンが暴走して荷物をひっくり返す、というキャンプ場でよくある光景が起きにくい。歩く速度への追従も便利で、急いでも立ち止まってもワゴンが合わせてくれる。力加減を考えずに済むぶん、景色や子供の様子に気を配れる。

300Lの大容量で一度に運搬。バッテリーは約15km走行可能

展開すれば300リットルまで拡張でき、テントとクーラーボックスと着替えを一度に積んでも余裕がある。一度の運搬で済むので、キャンプ場での移動時間が大きく減る。

バッテリーはワンタッチで着脱でき、定格容量135Whでフル充電に約3時間、航続距離は15キロほど。よほど広いキャンプ場でない限り充電切れは気にならなそうだ。耐荷重は静止時150キロ、走行時75キロまで対応し、今回の荷物量なら十分余裕があった。

本体重量は18kg。モーターやバッテリーを搭載する電動ワゴンながら、折りたたんで車載できるサイズに収まる。使用時のサイズは98×56×106センチほどだが、折りたたむと40×56×64センチまでコンパクトになり、車のトランクにもすっきり収まった。金属フレームのため、たたんだ状態でもがっしりしていて壊れそうな不安がない。

坂の多いキャンプ場との相性が抜群

坂道の多いキャンプ場や、荷物量が多くなりがちなファミリーキャンプとの相性はかなりいい。従来のキャリーワゴンで坂道に苦戦した経験がある人ほど、このアシストのありがたみを実感できるはずだ。次は、もう少し距離のあるサイトにも挑戦してみようと思っている。

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「出展」アウトドアデイジャパン神戸(2026/9/26~9/27)