ハイエースのカスタムと言えば、スポコン系からVIP系までさまざま。なかでも昨今のキャンプブームも手伝って、アウトドア系のカスタムが人気となっています。そんなアウトドア系カスタムの第一歩と言えるのが、無骨さと逞しさを演出できるオフロードタイヤの装着です。そこで今回公道インプレッションを行うのは、RADAR RENEGADE R/T+(レーダー レネゲイド アールティプラス)。一般道から高速、ワインディング、さらにオフロードと全てのステージで、コスパ最強とも噂されるこちらのタイヤの実力を試します。

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Photo : Takanori ARIMA Text : Shingo MASUDA

ラギッドテレーンでハイエースにいかつさと無骨さをプラス

オフロードタイヤは、オンロードメインのH/T(ハイウェイテレーン)や本格的な悪路走行を想定したM/T(マッドテレーン)というように、得意とするジャンルが分かれています。RADAR RENEGADE R/T+の“R/T”はRugged Terrain(ラギッドテレーン)の略で、A/TとM/T両方の性格を併せ持ち、Rugged(ラギット)が意味する「いかつさ」と「無骨さ」をプラス。今回の装着車両である200系ハイエース(ミドルルーフ)の大柄なボディにも負けない、タフで逞しい足元を演出しています。

また、一見スチールホイールと勘違いしてしまうLAND FOOTのSXZ。アルミホイールの軽さとスチールホイール風のレトロでおしゃれな見た目を両立しています。

また、ハイトの高いオフロードタイヤは、通常のタイヤよりもサイドウォールのデザインがクルマ全体の印象に大きく関与する重要なポイントです。RADAR RENEGADE R/T+はドクロと短剣のモチーフ、左右で異なるデザインとなっており、好みに合わせて選ぶことができます。

実際の売価は、それぞれの販売先を確認していただくとして、コストパフォーマンスの良さは折り紙付き。ハイエースのカスタムはしてみたいけど、費用に躊躇していたという方でも気軽にトライできます。

見た目とは裏腹にスムーズな乗り心地

見た目とコスパが良いとはいえ、乗り心地やタイヤとして欠かせない基本性能が低くいようではおすすめできません。ということで、いつもお世話になっているシノハラタイヤさんで交換を行い、市街地から走行インプレッションを開始します。

走り出した第一印象は、あのいかつい見た目からすると拍子抜けするほど普通です。普通というのは決してネガティブな意味ではなく、ゴツゴツとしたトレッドを持つM/Tタイヤにありがちな“ゴロゴロ感”はほとんどありません。もちろん、注意していれば、トレッドのブロックを感じ取ることはできますが、何も聞かされていなければまったく気にならないレベルです。

そのまま車検OKのLTタイヤでも快適な乗り心地を確保

また、ハイエースに履くタイヤといえば、荷重指数が表記されたバン用タイヤを履かなければいけません。これは、ハイエースがもともと貨物車(バン)として設計されているためで、通常の乗用車タイヤに比べてタイヤの強度そのものが高くなっています。そのため、荷物を積んでいない状態だと、タイヤそのものの硬さによる乗り心地の悪さが大きな弱点です。

今回インプレッションを行っているRADAR RENEGADE R/T+には、「107/105」という荷重指数が刻印された車検もそのままでOKなLT規格であるもののソフトな乗りご心地。貨物車特有の硬さがなく、後部座席に乗る家族から不満が出ることはないはずです。

静かで純正タイヤよりも優れた直進安定性

市街地での走行性能を確認したところで、関東郊外のワインディングに向け高速道路にステージを移します。ここでもっとも確認したかったのが、高速道路での直進安定性とパターンノイズ。

筆者自身も200系ハイエースに乗っていて、純正LTタイヤの乗り味はよく理解していますが、高速道路での走行性能が気になるポイント。もともと高速でフラフラしやすいハイエースとはいえ、やはり長距離移動となると微妙な修正舵が疲労の元となるため、直進安定性は重要なポイントです。

首都高から常磐道を走った限りでは、嫌なフラフラ感はかなり軽減され、純正タイヤよりも直進安定性が向上しています。また、トレッドのブロックが高いM/Tタイヤで感じる座りの悪さもありません。

また、M/Tタイヤでは「ゴーッ」という走行音(パターンノイズ)もなく、純正タイヤと大差のないレベルです。お仕事はもちろん、ハイエースを普段使いするユーザーは、長距離移動が多くなりがち。高速道路での快適性が向上するだけでも、RADAR RENEGADE R/T+を購入する大きな理由になります。

ワインディングで剛性感とハンドリングを確認

高速道路の次は、ワインディングで中速域のコーナリング性能を試しつつ見晴らしの良い展望台へ向かいます。ハイエースのように車重があり重心が高い車種では、どうしてもロールが大きくなりがちになってしまうものですが、剛性感があってこちらもかなりの好印象です。

本格的なM/Tタイヤはブロック同士が離れていて高さがあるため、コーナーではどうしても反応が遅れてしまいます。しかし、RADAR RENEGADE R/T+の計算されたパターンのおかげで、反応遅れがなく気持ちの良い乗り味を実現。高速道路でも安定性の高さを感じたように、しっかりと足元を支えてくれる安心感があります。

キャンプ場までの道も安心の十分な悪路走破性能

そしてインプレッションの最後は、大小の砂利が浮いたオフロード。キャンプ場や釣り場へ続くような、それほど過酷ではない未舗装路へと進んできました。

こういった道では、砂利が動くことで滑りやすく、普通のタイヤでは前後左右に車体全体がズレるような感覚になります。しかし、M/Tタイヤのようなしっかりとした大きめのブロックパターンを持つRADAR RENEGADE R/T+は、フラフラすることはありません。また、表面に砂が浮いた路面でも、しっかりとしたトラクションを感じられます。

ハイエースカスタム初心者におすすめしたいコスパ最強タイヤ

仕事だけじゃなく、趣味のクルマ、家族のクルマとしてハイエースに乗っている方も多いと思います。そうなるとやりたくなるのが、自分の好みに仕上げるカスタム。そこで、カスタムの第一歩としておすすめなのが、タイヤとホイールの交換です。

中でも、キャンプや釣りといったアウトドアレジャーを楽しむ方なら、やはりいかつさのあるオフロードタイヤは取り入れたいポイント。しかし、いきなり本格的なM/Tタイヤでは、普段使いの乗り心地に不安が残ります。さらに、4ナンバーや1ナンバーのハイエースなら、車検にも安心のLT規格のタイヤを選びたいところです。

そしてもちろん、いきなり大きな費用のかかるカスタムはそうそう手が出るものではありません。

オフロード感のあるいかつくおしゃれな見た目と、一般道から高速道路、さらにちょっとした悪路も安心して走れる性能を持ちつつ価格も手頃なのも嬉しいポイントです。まさに全方位に抜け目のないRADAR RENEGADE R/T+、そしてレトロでおしゃれなアルミホイールのLAND FOOT SXZ。次のタイヤ交換をお考えの方はもちろん、ハイエースカスタム初心者の方にもおすすめのタイヤホイールセットです。

商品情報

RADAR RENEGADE R/T+ 195/80R15 8PR 13,770円 (送料・税込)/本

(価格は2023年10月現在)

https://www.autoway.jp/item/detail/RD00722