多くのミニバンでは「フルフラットモード」という名称のシートアレンジが謳われていますが、実際には段差や隙間が多く、そのままの状態で車中泊を行うにはやや不快なもの。せっかく翌日に予定を控えていても、快適な睡眠が行えないのでは疲れが取れず、予定が台無しになってしまいます。そんなお悩みを解決するアイテムが、株式会社ジョイフローが販売する【COMODO】のマット。Motorz 岩田が実際に使用して、レポートします!
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なぜ車中泊マットを製作したのか?
COMODOを手がける掛橋さんはスノーボードが趣味で、前日からスキー場へ行き車中泊を行うことが多かったそう。
そこで感じたのが、ミニバンのシートをフルフラットにした際に生じる段差や隙間の不快感でした。
快適に睡眠を取れず、肝心のスノーボードを楽しめなかったというご自身の苦い経験をきっかけに開発されたのが、今回ご紹介する【COMODO】車中泊マットです。
ステップワゴンのフルフラットモードを体験!
マットを試す前に、まずは現行型のホンダ ステップワゴンをフルフラットにして、快適に寝れるのか検証してみましょう。
「フルフラット」と謳われているものの、座面と背もたれの段差が大きかったり、ヘッドレスト付け根やジョイントの部品が身体に当たり、「寝れない!」と訴えるMotorz 岩田。
車種によって形状は異なりますが、快適な睡眠を取るのはやや困難な場合が多いのが実情です。
実際にマットを使用してみる!
まずは、この不快な段差を解消する「段差解消マット」を使用してみましょう。
座面と背もたれの段差にマットを置くだけで、純正状態でできてしまっていた段差が埋まりました。
段差解消マットの中身はウレタン、生地はPVCで製作されており、耐久性に優れると同時に汚れにも強い仕様となっています。
サイドにはエアー量調整用のバルブが仕込まれており、マットの高さを変更可能。
車種により異なる段差の高さに柔軟に対応します。
段差解消マットのみでも快適に車中泊を行えますが、その上から「車中泊マット」を敷くと完全フルフラット化。
車中泊マットは8cm(※展開時)もの厚みを持っており、マットの下の形状は全く感じさせません。
こちらも、エアーの入れ具合によってお好みでマットの硬さを調整することが可能です。
また、マットの寸法にも拘った仕様。
一般的なアウトドア用の1900mm×600mmサイズのマットだと、寸法はマット生地側に合わせられているため、内部のウレタンはやや小さめに設計されている場合が多いもの。
そのため、助手席側と運転席側のマットに隙間が空いてしまいがちです。
しかしCOMODOの車中泊マットはウレタン自体の幅が1900mm×600mmサイズで製作されおり、隙間が生じにくい設計となっている点も魅力の一つです。
カラーバリエーションは「ターコイズブルー」と「クールグレー」の2種を設定。
愛車のキャラクターに合わせて、お好みでお選びいただけます。
お手軽! マットの収納&展開方法
いくら快適なマットでも、収納や展開が面倒では使うのをためらいがち。
そこで「車中泊マット」を用いて実際に収納&展開を行ってみます。
まずは両サイドに設けられたバルブを全開にし、マットを四つ折りにして内部のエアーを抜きます。
その後、エアーが戻らないようもう一度バルブを閉め、マットを広げます。
最後に端から巻いて、もう一度エアーを抜けば収納作業は完了!
マットにはゴムバンドと専用の収納袋が付属するため、コンパクトかつスマートに納める ことが可能です。
続いて、収納した状態からもう一度マットを展開してみます。
マットを収納袋から取り出してエアバルブを全開にすると、ものの1~2分でマットが膨らみます。
最後にバルブを閉じれば、あっという間に使用の準備は完了。
バルブを開けるとウレタンが元の形状に戻ろうとするため、ポンプ等の道具は一切用いずにご使用いただけます。
どんな車種に使える?
今回は例としてホンダ ステップワゴンで使用しましたが、リアシートがフラットになる車種であれば共通で使用が可能。
軽自動車であれば普通車よりも全幅が狭いため、1枚のみで快適にご使用いただけます。
また、現在大型トラックの専用サイズも開発中とのこと。(2022年発売予定)
COMODOマット、おススメです!
今回ご紹介した「段差解消マット」は1枚¥4,980(税込)、「車中泊マット」は1枚¥6,980(税込)と、リーズナブルな価格設定も魅力。
段差解消マットのみでも十分快適ですが、車中泊マットを併用すると一切段差のない完全なフラットとなり、より快適にお過ごしいただけます。
また、コンパクトに収納でき場所を取らないため、車中泊を行う機会が多くない方でもイザという時に活躍する便利アイテムです。
キャンプが大人気の今、COMODOマットを使って車中泊してみませんか?