ドリフト走行が競技化され認知度も劇的に上がり、世界各国でドリフト競技が開催されるようになりました。そこで、今回は国内で参戦できるドリフト競技と世界各国で行われているドリフト競技についてまとめました。

出典:http://www.a-t-s.co.jp/

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ドリフト走行とは?

出典:http://sikamaru-s.at.webry.info/

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ドリフト走行は、コーナーリング中にタイヤが滑っている状態をコントロールして車を操る走行技術のことです。

初心者にありがちな、マシンの操作ミスによる横滑り状態ではなく、ステアリング、アクセル・ブレーキを綿密にコントロールしながらスライド状態を維持し好きな進行方向へマシンをコントロールする事をドリフト走行といいます。

「ドリフト」とは英単語の”drift”(漂う)が元となっているそうです。

ドリフト走行の歴史

出典:https://ja.wikipedia.org/

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ラリーやダート走行、ジムカーナや峠道等で、速く走る(速く向きを変える)ために使われてきたのがドリフト走法です。

また、雨で滑りやすい時にタイヤの限界を使って走る際のテクニックとして活用されてきましたが、その見た目の派手さが注目され、パフォーマンスとなり、そこから競技へと発展してきました。

競技内容は、フィギュアスケートのように見た目の美しさやドリフトスピード、クルマの横向き角度等の様々な採点手法で競われています。

日本でブームとなり、海外へ伝播。世界中に派手なドリフト好きが増えてきていて各国でドリフト大会が開催されるようになってきました。

アナタでも参加できる!日本で行われているドリフト競技

全日本ドリフト選手権(D1 GRAND PRIX)

日本で一番歴史が長い、プロドリフト競技です。通称D1。

競技は至ってシンプルで、ドリフトのカッコよさによって勝敗が決まります。単走、追走と2種類の競技に分かれており、

単走は、1人に2回の走行機会が与えられ、決められたコースをドリフト走行します。

独自の機械による採点システムがスピードや角度を判定し、得点化。ポイントは、スピードが速くて・角度が大きくて・エンジン音が途切れない(スムーズさ)事が好評価を得るコツだそうです。

追走は、2台で同じコースを走るD1グランプリのメインイベントです。イメージとしては、イニシャルDの峠バトルみたいなものです。

トーナメント形式で争われる追走は、単走の結果からトーナメント表が作成されるためドライバーは単走から緊張感にあふれています。追走のルールとしては、先行と後追いがあり先行車は自分のベストな走りを追求し、後追車は先行車にあわせて走るという高度なテクニックが求められ、いかに接触ギリギリを責められるかが見所の一つとなっています。

また、マシンはかなり進化していて、完全なレーシングマシン(1000馬力以上)となっている所も見所です。

 

ドリフトマッスル

https://youtu.be/drTkNzEwhM8

D1グランプリ設立者である、土屋圭市と稲田大二郎が新たに設立したドリフト競技。

全日本ドリフト選手権(D1)との違いは、採点方法とマシンレギュレーションです。

採点方法は、昔ながらの審査員による技術点とパッション(芸術点的なものか?)というポイントの合計値により順位が決まるそうです。

競技方法は、D1と同じで採点競技の単走と2台で走る追走で行われている。D1との違いは明確に車両だろう。

ドリフトマッスルで使用できる車両は、車検対応レベルのチューニングカーであるであることが必要条件となっています。(厳密にはそうでないクルマも参戦可能そうだが、昔のドリフトコンテストにイメージは近いと思われます。)

コチラはD1参戦者が、いつもの練習車や新たにクルマを作って参戦していたりと、D1特有の緊張感は少なく感じます。今、参加しやすいのはコチラのシリーズかもしれません。

 

フォーミュラ・ドリフト(フォーミュラD)

フォーミュラと名前がついてますが、フォーミュラーカーでドリフトを行うわけではありません。

フォーミュラDは、アメリカで開催されているドリフト競技で、D1グランプリの盛り上がりや映画ワイルド・スピードの影響を強く受け発足したシリーズです。

2004年から、開始されたこのシリーズは現在、アメリカを始め、アジアシリーズや日本シリーズまでをも開催するまでに成長。

また、各シリーズの他に「Formula Drift World Championship」が最上位クラスとして存在しています。

車両規定は、柔軟に変更が行われており比較的、誰でも参戦しやすい仕組みとなっています。

コチラもD1参戦者などが複数参戦しています。

 

KING OF EUROPE SERIES ASIA SERIES

ヨーロッパでもドリフトは人気が高いそうです!

マシンレギュレーションやルールも日本のものとほぼ同じ(細かくは違います)でドリフトも今や日本並み、日本以上にレベルが高そうです。

このイベントは、日本に遠征してくるので、是非その際は世界のレベルの高さを感じてみては?

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

世界各国で人気爆発中のドリフト競技、レースなどのイベントと違い、各イベント事にお祭りのような楽しさがあることもドリフト競技のポイントです。

是非、一度観戦してみてはいかがでしょう?