トンネル内はオービスがないと思っているドライバーは多いと思います。しかし、移動式オービスが登場してから、トンネル内でのオービスによる取り締まりの目撃談が数多く寄せられています。トンネルなら、少しスピードを出しても大丈夫というのは、昔の話です。
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トンネル内でオービス目撃談多発!移動式オービスに気をつけろ
トンネルの中なら、オービスが光る心配はないというのは昔のこと。
全国のいたるトンネル内で、オービスが目撃されています。
どの情報も共通しているのは、移動オービスが置かれていたという点で、トンネル内でも速度超過違反の切符を切られることは十分にあり得るのです。
移動オービスとは
神出鬼没な移動オービスでの取り締まりが始まっています。
スピードの出しすぎには注意しましょう。詳しくは、こちらのニュースで
https://t.co/CnSikOF4Yk pic.twitter.com/nak4fJN12M— 三重テレビ放送 (@mietv) September 10, 2019
— 三重テレビ放送 (@mietv) September 10, 2019
移動オービスは、その名の通り移動可能な速度違反自動取締装置(オービス)のことで、移動オービスには可搬式と半可搬式の2種類に分類されます。
また、パトカーなどの警察車両に取り付けられるオービスも移動オービスのひとつといえます。
ちなみにトンネル内でのオービス目撃談は、可搬式または半可搬式が多いため、ここではこの2つに絞って解説します。
可鍛式オービス
可搬式オービス(正式名称:可搬式速度違反自動取締装置)は、オービスをクルマに積載・搬送でき、オービス自体がコンパクトなので、狭い道路に設置可能というのが特徴です。
多くは三脚に速度測定する装置とデジタルカメラが装着されており、速度違反の車両を自動で撮影し、後日違反者へ通知。警察署への出頭命令が下されます。
半可鍛式オービス
半可搬式は、可搬式と同様に車両に積載・運搬することが可能ですが、可鍛式よりも大きめの土台が装着されているのと、バッテリー駆動または設置周辺から電源を補って稼働するため、特定の場所で固定して一定期間取り締まりを行うことが主流のオービスです。
半可搬式オービスが設置されたところは無人ですが、設置後は定期的なバッテリー交換が必要となります。
そもそもトンネル内にオービスが設置されなかった理由は
国内で初めてトンネル内に設置された固定式オービスは、中央環状線中野付近のトンネル内に設置されたループコイル式オービス2基でした。
オービスがトンネル内で積極的に設置されなかった理由は、撮影時のフラッシュがトンネル内で乱反射してドライバーの運転に支障をきたすことや、トンネル内は電波の都合上、撮影したデータが警察本庁へ送れないなど、さまざま憶測が飛び交っていますが定かではありません。
しかし、移動オービスが登場したことで「トンネル内なら速度をオーバーしても大丈夫!」という思い込みは通用しなくなった事は確実です。
愛知県が最多保有!トンネル内に移動オービス設置が広がる
【交通指導課】
交通取締り情報
月日:3月27日
場所:碧南市、高浜市、みよし市、一宮市、蒲郡市、猿投グリーンロード#可搬式オービス による #速度違反 取締りを実施します。※予告なく日付、場所を変更することがあります#オービス#移動オービス#速度違反自動取締 pic.twitter.com/hh6wy0Iq1x
— 愛知県警察広報課 (@AP_KOUHOU) March 26, 2020
新型の移動オービスは、2014年に試験運用が開始され、すでに20の都道県で導入されているとされます。
移動オービス導入都道県
埼玉県・岐阜県・愛知県・富山県・大分県・北海道・神奈川県・栃木県・静岡県・兵庫県・長野県・香川県・宮崎県・岩手県・秋田県・島根県・東京都・滋賀県・福岡県・佐賀県
なかでも愛知県は5台の移動オービスを保有しており、愛知県内では名古屋高速道路2号線の東山トンネル内で移動オービスによる取り締まりが多数目撃されています。
事前に予告看板が出されることもありますが、神出鬼没な移動オービスに油断はできません。
トンネル内だと探知機が反応しない!?
移動オービスは、レーザー式が主流です。
オービスは自動車に対してレーダーを照射し、反射した電波の周波数から速度を計測します。
そのため、オービス対策の探知機も多くがレーダー探知機なのですが、移動オービスはレーザー式のものが多く、レーダー探知機には反応しません。
GPS搭載のレーダー探知機であれば、オービス設置位置のデータからオービスやネズミ捕りのポイントに近づくとドライバーへ注意を喚起してくれますが、移動オービスはどこで取り締まりをしているか不確定なため、GPS搭載のレーダー探知機でも反応しない場合もあります。
そこで、レーダー探知機メーカーの最大手であるユピテルがレーザーにも対応したレーザー&レーダー探知機を発表しました。
気になる方は是非動画をチェックしてくださいね。
まとめ
速度オーバーは、自らの違反点数を減らすことや免停になるだけでなく、事故の危険性を増加させる行為です。
様々なメーカーが販売している探知機を上手に使い、安心で安全な運転を心がけるようにしましょう。
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