オープンカーは日本ではあまり人気がありませんが、実は北米大陸を中心に海外では非常に人気のある車種なのです。また、皆さんはオープンカーというと、派手なスポーツカーなどをイメージするかも知れませんが、過去にはSUVやミニバンなど、意外な車種にも屋根が無いor開くクルマは存在していました。そこで今回は、思わず「こんなのあったの!?」と言ってしまいそうな、意外なオープンカーをご紹介します!
掲載日:2019/02/04
CONTENTS
オープンモデルの魅力とは?
オープンカーの魅力は、やっぱり何と言っても屋根がないこと。
オープンエアで走る開放感は、人生で1度くらいは味わってみたいとは思いませんか?
そんなオープンモデルは特に北米で人気があり、スポーツモデルを中心に多くのラインナップが発売されてきました。
また欧州では、サンルーフモデルも高い人気を誇ります。
カブリオレ?ロードスター?コンバーチブル??
オープンカーはコンバーチブルやカブリオレと呼ばれたり、スパイダーやロードスターと呼ばれる事もありますが、その違いは地域によるもので、ほぼ同義。
コンバーチブルは英語で、『可変できる』といった意味で、屋根がはずれるなど変化する様を表しています。
そのため、英語圏であるアメリカやイギリスのオープンカーは”コンバーチブル”という名前が付けられることが多々。
同様にカブリオレは19世紀にフランスで開発された馬車を由来としており、主にフランス車やドイツ車に多くみられる名称です。
ロードスターも馬車の種類が由来となっているのですが、コンバーチブルやカブリオレと大きく違うのは、屋根がそもそも無いことを前提としているという点。
そもそも由来となった馬車には屋根がなく、現代のロードスターにおいても基本的にはオープン状態で走ることを想定されたクルマにのみ、この名前が付けられています。
また、スパイダーや小舟を意味する”バルケッタ”と呼ばれることが多いのが、イタリアのオープンモデルです。
意外なオープンカーをご紹介!
オープンカーの呼び方の由来がわかったところで、早速、ちょっと意外なオープンカーたちをご紹介していきましょう!
スープラ エアロトップ
やはり、北米で大人気のオープンカー!!
元々セリカの北米モデルとして登場したスープラにも、もちろんオープンモデルが存在します。
しかし、完全なオープンではなく、Tバールーフ的なエアロトップと呼ばれるもの。
ちなみに、新型スープラにはオープンモデルは存在しませんが、エンジンやシャシーを共有する姉妹車のBMW Z4にはソフトトップモデルのみ!
今後、新型スープラにもオープンモデルがラインナップされる事に期待したいところです。
レクサス IS350C
日本国内では、スーパーGTでBANDOHレーシングがウェッズスポーツカラーで走らせてたレクサスIS350ですが、実はISにも『IS350C』というオープンモデルがありました。
オープンカーというとスポーツカーのイメージが強いのですが、アメリカ人はスポーツセダンでも屋根を開けたがるのかもしれません。
IS350Cの”C”はもちろんConvertible(コンバーチブル)のC。
4人乗りのFRスポーツとして、そこそこの人気を博しました。
スズキ X-90
超変わり種オープンカーが、スズキ X-90です。
RVブームだった当時、大ヒットしていたエスクードをベースに大胆に屋根をぶった切り、オープン2シーターにしてしまったこの珍車。
その異端すぎるスタイルは、ちょっと時代を先取りしすぎて、正直そんなにヒットはしませんでした。
今でこそランドローバー社のレンジローバー イヴォークコンバーチブルなど、オープンモデルのSUVが登場しましたが、2シーターまで割り切ったモデルは未だナシ。
ちょっと攻めすぎた、愛すべき迷車です。
マツダ・アテンザ
マツダのHPを探しても、アテンザにオープンなんてないじゃん!と思ったあなた、正解です。
しかし、市販はされていませんが、実は広島東洋カープが優勝した際の記念パレードに使用するために、2台だけアテンザのオープンモデルが作られました。
特徴は太いセンターピラーで、パレード走行中に選手がしっかりと掴まれるように設計されています。
普段はなかなかお目にかかることが出来ないレア車ですが、アテンザファンやカープファンなら1度はお目にかかりたい1台ではないでしょうか。
ルノー・カングー ビボップ
こちらも変わり種オープンカーな1台。
ルノーの商用バン、カングーをベース作られた『カングー ビボップ』です。
パッと見た感じでは、通常のカングーよりもかなり短くなったホイールベースが特徴的ですが、このクルマも屋根がオープン!!
ルーフが全開!という訳ではなく、後ろ半分だけがガバッと開く仕組みになっています。
また、そもそもが商用バンのカングーとは違い、乗用目的な作りとなっており、国産車で例えるならば『ホンダ フリード』のような、アクティブな4人家族にぴったりなコンパクトミニバンといったところではないでしょうか。
カングービボップの 遊び心満載な後部座席は、子供が座れば大喜び間違いなし!
あまりにも独特すぎる故、「一度は乗ってみたいかも。」と思わせるほどにユニークな1台となっています。
まとめ
スポーツカーだけでなく、セダンやSUV、ミニバンなどにも実はオープンカーが存在する事をご存知でしたか?
梅雨のような雨季がある日本にとって、オープンカーはなかなか手が出しにくいモデルかもしれません。
雨ざらしになってしまうからとカバーを掛けっぱなしで放置しておくと、ソフトトップのクルマでは幌にカビやコケが生えてた……なんてことも実際にあるそうです。
しかし、雨の日にオーディオを消して、幌を弾く雨音に耳を傾けながらクルマを走らせるのも日本のオープンカー乗りらしく風情があってなかなかオツなもの!
クルマはただの移動手段ではないではないんだと、改めて気付かせてくれる瞬間を楽しんでみるのもオススメです。
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