モタガレに寄せられる、新型ジムニーのマフラーについての問い合わせ。その件数の増加に伴って、今回は新型ジムニーのマフラーをサイドから出した場合と、リアから出した場合のどちらが良い音なのかを検証してみました。
ジムニーとシエラのマフラー2本を比較
歴代のデザインを踏襲しつつも、よりオシャレな車へと進化した新型ジムニー。
モタガレに寄せられる問い合わせには、この新型ジムニーのマフラー音に関するものが増えています。
サイド出しの場合はエンジンから近い距離にマフラーを出す関係上、爆音になってしまうことが考えられるし、リア出しだと当然サイド出しと比べて音量・音質が異なります。
そこで今回は新型ジムニーのマフラーについて、サイド出しとリア出し、両方の音量・音質を聴き比べてみることにしました。
もちろん、マフラーの特性によって音は変わってしまうので、今回は同じメーカーのマフラーを対象に比較していきます。
今回お世話になったのは、埼玉県内にあるワンオフマフラーの老舗、SUXON RACING。
許可を得て、さっそくダウンテールマフラーの音を聴かせてもらうことに。
重々しいながらも、どこか風が吹き抜けるような、聴いていて気持ちの良い音がしています。
続いてサイド出しマフラーですが、その前にジムニーにマフラーを取り付けていただきました。
気になるサイド出しマフラーの音は、動画でご確認ください。
リア出しと比べて、全体的な音量が抑えられた代わりに、音質の重々しさが増したような印象があります。
見た目はいかつくワイルドな車ですが、マフラーから聞こえるエンジン音は意外と静かという結果になりました。
このSUXON RACINGのマフラーは2本とも聴こえてくる音はなるべく抑えられているので、装着して住宅街を走ることも可能です。
また、SUXON RACINGでは、ジムニーだけではなくシエラ用のマフラーも製造しいるとのことで、その音も聴かせていただきました。
最初はリアから出す、ダウンテールマフラー。
重厚でありながらも全体の音量はなるべく抑えられており、吠えるようなカッコよさの中に、どこか落ち着きを感じられる音に仕上がっています。
シエラのサイド出しマフラーも、重厚な音質と抑制気味の音量がカッコよさと利便性を両立させていました。
シエラのマフラー2本については、エンジン自体がジムニーと比べて大きくなっているので、音もスポーティになっています。
また、今回検証に使用したジムニーはターボ車なので、自然吸気の場合は音量がさらに大きくなり、聴いていて気持ち良い音でした。
このSUXON RACING製マフラー2本、それぞれの違いは以下のとおりです。
- ダウンテール
マフラーをフレーム内に収めてフレームレス化しており、性能重視で低中速トルクを向上させる仕様になっている。
- サイド出し
短くなりがちでありながらも、リターンパイプを使用することでパイプ長を稼いでいる。これによって、低速トルクを失わずに済んでいる。
サイド出しマフラーの難点には、パイプ長が短いことによる低速トルクの喪失があります。
これはアメ車やランドクルーザーなど、サイド出しマフラーが似合う車のオーナーにとっては気になる点です。
しかしこのSUXON RACINGのサイド出しマフラーは、ワンオフ時もパイプ長を長くとってくれるので、サイド出しマフラーの難点を解決可能です。
ちなみに今回ジムニーに取り付けられているサイド出しマフラーは、チッピングブラック塗装仕上げですが、この紹介していただいたマフラーはポリッシュ仕上げになっています。
テールの仕上げ方法も選択できるので、オーナーの好みに合わせたサイド出しマフラーを取り付けることができます。
車体の色と合わせたマフラーを選べるというのも、嬉しい点ではないでしょうか。
またダウンテールマフラーの場合は、低中速トルクの向上を主眼に置いているので、オフロード向きに仕上がっています。
デモカーのジムニーを拝見
今回、取材に訪れた編集部ヤマトは、デモカーのジムニーのカッコよさに惹かれ、その詳細を見せてもらうことにしました。
このジムニーのコンセプトは「キャンプ場へ行くのに使えて、緊急時も役立つジムニー」。
フロントにはSUXON RACINGのオリジナルブルバーを装着。こちらは純正品の穴を使用して取り付けているので、加工は不要です。
バンパーとグリルにはLINE-X塗装が施されており、ワイルドさを向上。
ホイールはXTREME-J XJ03が装着されており、オーバーフェンダーにもLINE-Xで塗装されています。
このオーバーフェンダーも、マフラーと同様の車検対応品。
車体下にはオリジナルのアームガードが取り付けられており、3インチリフトアップメンバーも装着済み。
リアバンパーにもLINE-X塗装がされ、オリジナルのリアラダーとスペアタイヤブラケットも設置されています。
このラダーは、大人1人が乗っても十分耐えられるように設計されているそうです。
またルーフキャリアの耐荷重は300kgほどだそうで、大人2人と子供1人が乗ってもOK。
牽引フックも装着されていました。
このようにSUXON RACINGはマフラー以外にも、自社工場で様々なパーツを製造し、販売しています。
まとめ
SUXON RACINGは、SUXON BASEというブランドを立ち上げ、車のパーツ以外にもアウトドア用品を取り扱っています。
ジムニーやシエラのパーツとあわせて、車によるアウトドアライフを楽しみたい方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
また、ジムニーやシエラのパーツはモタガレでも購入できるので、気になった方は是非ご覧ください。
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