今回ご紹介するのは、ロータリーの良さを徹底的に引き出したRX-8です。走行距離は38,000km。低回転域でもトルクが感じられるというこのRX-8は、一体どんな車に仕上がっているのでしょうか。

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ECUと給排気系のチューンで性能アップしたRX-8

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今回ご紹介するのは、ECUと給排気系をチューンすることで、ロータリーのポテンシャルが引き出されたRX-8です。

グレードはSPIRIT Rであ、走行距離は38,000kmという非常にコンディションの良い状態が保たれています。

このRX-8の、カスタムコンセプトは、「マツダが本当に出したかったRX-8」。

RX-8はそれまでのRX-7とは異なり、観音開きの4ドア仕様に代表される、「スポーツカーとは思えないスタイル」を持った車でした。

また、マツダを傘下に収めていたフォードから課せられた制約により、RX-8は性能面でも色々な封印が成されているのです。

そんなRX-8を封印から解放したいというオーナーの思いによって、さまざまなチューンが施され、このRX-8は誕生しました。

では、そのRX-8がどんな車に仕上がったのかを、見ていきましょう。

まずはフロントから見ていくと、鋭角的なRE雨宮製のD1パンパーとヘッドライトがマッチ上手くマッチしています。

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オーナーによると、最もノーマルスタイルを活かしたバンパーだという理由で、このD1バンパーを選択したそうです。

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またヘッドライトは購入後3年目に、保険扱いで新しいものに交換してもらったそう。

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フロントガラスにはワイパースタンドを装着し、ガラスにワイパーの痕が付かず、熱でゴムが劣化しないようになっています。

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純正ホイールに履かせたタイヤは、225/40R19サイズのATRタイヤ。

ブレーキはノーマルのままです。

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サイドステップもSPIRIT Rに付いている純正品ですが、フロントバンパーが各純正パーツとマッチするデザインでつくられているので、フロントから流れるように見ても違和感はありません。

 

サイドミラーには「RE雨宮」と書かれたブルーコートミラーが貼られており、存在感を増しています。

このグレードの特徴であるSPIRIT Rのロゴも、白い車体に映えています。

リアバンパーもフロントと同様、RE雨宮のD1パンパーを装着。

ディフューザーを思わせる形状のリアバンパーは、テールランプより下の部分のデザインが純正品を想起させるものになっていて、元々の美しさを崩してはいません。

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そしてそのリアバンパーに収められているマフラーは、RE雨宮後期用のドルフィンテールが採用されており、焼き色をオーダーし、純正品とは違う色で焼いてもらったそうです。

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このマフラーは特注品。3ヶ月掛けて、それぞれ水色の部分を強調して焼いてもらったものが装着されています。

続いて、内装をチェックしていきます。

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内装も非常に綺麗な状態が保たれており、シートは純正のRECAROシート、シフトノブとハンドルはそれぞれRE雨宮、オートエグゼのものへと交換されています。

 

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ただしハンドルのスイッチ類はノーマルで、ハンドルの外枠だけ変えるという交換方法がとられており、純正品の良さを残したデザインとなっています。

オーナーのお気に入りポイントは、この「ノーマルチックで必要なところだけ交換し、実用性を重視している」という点で、ノーマルの良さを前面に押し出しているそうです。

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センターコンソールにも傷は見当たらず、細かいところにまで手が入れられています。

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純正オプションのフットランプとイルミネーションを装備したフロアマットも綺麗に保たれており、ペダル類も同様。

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リアシートも、綺麗な状態が維持されていました。

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そしてエンジンルームを覗くと、何やら怪しい箱が装着されています。

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この箱はRE雨宮のカーボンインテークボックスで、エアクリーナーが付いているそうです。

また、本来大きなバッテリーが搭載されていた箇所をがら空きにし、隅の方に代わりの小さなバッテリーを積むことで軽量化を推進。

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ウォッシャータンクが純正の樹脂製からアルミ製に替えられており、容量も3分の1程度に減っています。

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また、樹脂パーツにはECUが入っており、RE雨宮でレドムミニを書き換えた時に、開発者の堀さんからもらったというサインが光っていました。

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オートエグゼのシリコンホースと、RE雨宮のアース付きプラグコードやエキゾーストマニホールドも装備されており、レッグの強化エンジンマウントも搭載。

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車検対応でトルクアップという状態に仕上げられ、各部をリフレッシュ・強化するというチューンが施されています。

このチューンにより、ノーマルよりもトルクが上がり、ロータリーの欠点とも言える低トルクを解消。

低回転域でもトルクを感じやすくなっています。

実際に乗ってみた感想

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実際にMotorz編集部員のヒデが乗って回してみると、踏んだ直後にその凄さを実感。

低速時のトルクが「まるでRX-8ではないみたい」だと言っており、チェイサーのような排気量が大きく、トルクに余裕がある車と同じような発進加速との感想でした。

ワザと2000回転前後でシフトアップをしても問題がないほどで、2000回転を下回ってコーナーを抜けて立ち上がる際のトルクも良く、スムーズに加速していきます。

このトルクの向上によってボディを傷めないように、車体下にはオートエグゼのメンバーブレースキットが装着されています。

面白いぐらいに回り、トルクの伸びも良いRX-8。

これでエンジンを一切イジっていないというのだから、驚きです。

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まとめ

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今回紹介したRX-8はトルクの伸びが良く、面白いぐらいに回ってくれるという、ロータリーの欠点を克服したRX-8となっていました。

オーナーの、マツダが本来発売したかったであろうRX-8を実現したいとのコンセプトが、細部にまで再現されていました。

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