今回は新型ジムニーのステアリング交換方法をご紹介。Motorz編集部のTがステアリングを購入し、交換のためにショップへと運びます。実は最近のSUZUKI車は、自分でステアリングを交換すると、エラーが起きるようですが……。
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新型ジムニーのステアリング交換
Motorz編集部Tは、ショップへと新型ジムニーを走らせていました。
同編集部のEJから「最近のSUZUKI車は自分でステアリングを交換すると、エラーが発生しする」と聞かされ、NARDI製ステアリングを取り付けるべく、ショップへと向かったのです。
今回Tがお世話になったのは、「タイヤラウンジ(有)野口協会」。
このショップは、SUZUKI車を主としたアフターパーツブランド、「Battle Bee Racing」としても有名なショップです。
自分でステアリング交換をした際に、エラーが発生するのは、ステアリングを付ける時にステアリングシャフトの位置が0度でない場合。
例えばステアリングシャフトが10度の位置にあった場合、その角度のままでステアリングを付けてしまうと、エラーが起こるというわけです。
その理由は、「BCMジャンクションBOX」と呼ばれるコンピュータにあります。
これはステアリングの角度を判断するためのコンピュータで、ステアリングシャフトが0度の位置でステアリングが付いている場合は、そのセンターをきちんと認識してくれるのです。
しかしこの0度からズレた位置でステアリングが付いていた場合は、コンピュータがセンターを誤認識してしまうことになってしまいます。
これが、ステアリング交換時にエラーが発生する理由です。
そのため、エラーを出さないようにするには、ステアリングシャフトの0度がどこなのか、分かる状態でステアリングを取り付ければ良いということになります。
仮に交換時にズレてしまった場合は、タイロッド調整でセンター出しを行ってもらい、その後で、アライメント調整も行いましょう。
ただ、近年のSUZUKI車の場合は、ステアリング交換の際に、電子制御類に悪い影響を及ぼしてしまう可能性が高い車も増えています。
例えば電動ステアリングの採用に伴うパワーステアリングコントローラーや、ステアリングスイッチが標準搭載されている3代目、4代目スイフトなどがこれに該当します。
一方で、今回の新型ジムニーの場合は、ステアリングスイッチは付いていないので、3代目スイフトなどと比べると、交換はしやすいのですが、問題はエアバッグが使えなくなること。
自分でステアリングを交換しようとした場合、エアバッグを使えなくなってしまうので、それが嫌な方は、やはりショップに依頼して、エアバッグ内臓のまま、ステアリング交換をしてもらいましょう。
エアバッグレス仕様にする場合は、車検を受けられるようにエアバッグの警告灯キャンセラーを使って警告灯を点灯させないようにする他、自動車保険会社にエアバッグを外したことを申告することも忘れずにしましょう。
また、ステアリング交換をショップで行う場合は、今回のタイヤラウンジのように、SUZUKIの診断機を使って角度等を診断してくれるところもあるので、正確さを求めるのであれば、そういった設備も考慮してショップを選択することがおすすめです。
必要なことは、ステアリング交換時は、きちんとシャフトを0度に合わせ、新しいステアリングがセンターに合うようにすることです。
このSUZUKIの診断機を使えば、確実にトラブルは出ないので、万全な状態を求める方はショップにお任せする事が重要です。
まとめ
ショップにステアリング交換を依頼した場合は、専用の診断機を使ってセンターズレが起こらないように調整して交換してくれるので、安全性と正確性を求める方は、ショップに依頼しましょう。
また、今回Tは、エアバッグレスのステアリングに替えましたが、エアバッグが使える状態でステアリングを交換したい場合も、ショップであれば対応してくれます。
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