2019年は数多くの新型車が発売され、マイナーチェンジやフルモデルチェンジが行われました。そんな2019年、最も販売台数が少なかったクルマ ワースト10を発表します。予想外の結果に、驚くかもしれません。

掲載日:2020/07/17

© 1995-2020 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.

第10位 スズキ バレーノ

COPYRIGHT SUZUKI MOTOR CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

第10位は、販売台数732台のスズキ バレーノです。

全長は4mにおさまっているものの、全幅は170cmを超えているため、3ナンバー登録になるコンパクトカーで、1Lターボエンジンと1.2Lエンジンの2種類をラインナップ。

小気味良い走りを実現し、日本の市場のみならず、世界の市場で販売されています。

あまり見かけることがないスズキ バレーノは、全高が147cmであるため、立体駐車場にも困ることがない、ちょうど良いコンパクトカーといえるでしょう。

 

第9位 レクサス LC

出典:https://lexus.jp/models/lc/gallery/

【販売台数:656台】

第9位は、レクサス LCです。

レクサスのラグジュアリークーペであるLCは、流麗なフォルムと絞り込まれた肉体美をもつフラッグシップクーペ。

5.0L V8ガソリンエンジンと3.5L V6ハイブリッドの2種類をラインラップしており、奥行きのあるテールライトが特徴的です。

使い勝手が良いとはいえませんが、安定感のある走りとブランドを象徴するモデルであるため、所有する満足感があります。

 

第8位 トヨタ MIRAI

出典:https://toyota.jp/mirai/gallery/?padid=from_mirai_top_gallary_exterior#des-ext

【販売台数:644台】

第8位は、トヨタ MIRAIです。

水素を燃料とする燃料電池車であるトヨタ MIRAI。

環境に優しいクルマではありますが、水素ステーションの数が限られていることや車両価格がネックといえるでしょう。

しかし、静かにスムーズに走る電気ならではの走り、水しか排出しない環境性能の高さは、燃料電池車にしかない魅力です。

 

第7位 日産 フェアレディZ

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/z/exterior_interior.html#exterior

【販売台数:546台】

第7位は、日産 フェアレディZです。

日産を代表するスポーツカーであるフェアレディZ。

ロングノーズ・ショートデッキのスタイルは、初代から継承されているフェアレディZの伝統。

コンパクトなボディとパワフルなエンジンによって、不足のない走りを実現している日産の伝統あるスポーツカーが第7位となりました。

予想外だったのは、日産 GT-Rよりも売れていないことでしょう。

 

第6位ホンダ レジェンド

出典:https://www.honda.co.jp/LEGEND/

【販売台数:407台】

第6位は、ホンダ レジェンドです。

ホンダのフラッグシップセダンのレジェンドは、ホンダらしい元気な走りと高い質感を両立しているにもかかわらず残念な結果となってしまいました。

日本のみならず、北米を中心とするグローバルモデルとして世界的に販売されているホンダのラグジュアリーセダンがレジェンドなのです。

いい意味で日本車らしくないデザインと見かけることが少なく希少性の高い高級車として狙い目かもしれません。

 

第5位 トヨタ センチュリー

出典:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/22884194.html

【販売台数:384台】

第5位は、トヨタ センチュリーです。

トヨタ最高峰のショーファードリブンであるセンチュリー。

年間製造台数が少ないことや自らハンドルを握るクルマではないため、販売台数が少ないのは仕方ないことなのかもしれません。

しかし、乗ると驚くほどの静粛性の高さ、各パーツの作り込みや組み付けの完成度は、さすが日本の匠の技と感心すること間違いありません。

 

第4位 日産 シーマ

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/cima/exterior_interior.html#exterior

【販売台数:159台】

第4位は、日産 シーマです。

「シーマ現象」を引き起こすほど、かつては売れていた日産 シーマ。

年々独自性や存在感が薄れてきてしまい、現在ではワーストを争うほどになってしまったのは残念なことです。

日産らしく技術を惜しげもなく投入した高級車として「シーマ現象」再来を期待するばかりです。

 

第3位 三菱 i-MIEV

出典:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/i-miev/exterior/

【販売台数:100台】

第3位は、三菱 i-MIEVです。

三菱の軽自動車 iをベースに電気自動車化したi-MIEV。

他社に先駆けて電気自動車の量産に成功したモデルとして話題となりましたが、コンポーネンツが古くなってきたことも影響し販売台数が大きく落ち込んでいる状態です。

三菱は新たにPHEVをラインナップしていることから、そろそろモデル末期といえるかもしれません。

 

第2位 ホンダ クラリティ PHEV

出典:https://www.honda.co.jp/CLARITYPHEV/webcatalog/styling/design/

【販売台数:68台】

第2位は、ホンダ クラリティ PHEVです。

ホンダの「3 in 1コンセプト」のひとつであるクラリティ PHEVは完成度が高く上質感があることが特徴。

時間が経過しても古さを感じないデザインや造形は、クラリティシリーズならではのポイントといえるでしょう。

販売された時期が2018年であることやクラリティシリーズの燃料電池車に着目されることが多いため存在感が薄れてしまっているのかもしれません。

 

第1位 ホンダ NSX

出典:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/styling/design/

【販売台数:26台】

第1位は、ホンダ NSXです。

話題のスーパーカーが販売台数ワースト1位とは予想外の結果といえるでしょう。

やはり、ネックとなるのは、2420万円という価格が販売台数が伸び悩む理由のひとつ。

しかし、ホンダのフラッグシップであり、ホンダの顔ともいえるNSXは、存在していることに意味があるため、販売台数では計り知れない価値を提供してくれているのは事実でしょう。

 

まとめ

出典:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/22884194.html

2019年に販売台数が少なかったクルマランキングトップ10を発表してきました。

結果を見てみると、売れていそうで思いのほか売れていなかったクルマばかりといえるのではないでしょうか。

それもそのはず、販売台数こそ少ないものの、それぞれに存在する意味や価値があり、一度は話題として取り上げられてきたクルマばかりだからです。

今後も販売台数は伸び悩んでもラインナップを続け、ブランドの顔やブランドのイメージリーダーとして存在し続けてほしいですね。